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日本各地で“まちと人のつながり”を生み出してきたUDS株式会社

コーポラティブハウスにはじまり、こどもの職業体験テーマパーク「キッザニア東京」、ホテル「CLASKA」、コワーキングスペース「LEAGUE」など、数々の施設を手掛けてきました。

最近では、鹿児島の薩摩川内市や京都府など行政の依頼を受け、まちづくりに関わる機会も増えています。

そんなUDSが、浅草で新たにホステルを立ち上げます。

uds-bunka01 BUNKA HOSTEL TOKYO。

日本文化の集約地ともいえる浅草から、新旧織り交ぜた新しい日本らしさを発信します。

外国人観光客を中心に、日本人旅行客や地域の方々も迎え、様々なヒト・モノ・コトが混在する場となる予定です。

そんな場から生まれる、まちと人のつながり。ここでの日本らしさがまちに浸透し、ゆくゆくは日本文化として根付いていくかもしれません。

ここで、マネージャーや料理長も含めたオープニングスタッフを募集します。

企画から設計、運営まで一体で行うUDSでは、サービススタッフにもチームの一員として一緒にホステルの空間価値やスタイルをつくり上げていく積極的な姿勢が求められます。

これから加わる人もまた、BUNKA HOSTEL TOKYOの日本らしさを形づくるひとりです。

 
BUNKA HOSTEL TOKYOの企画・設計を担当した菓子さんと待ち合わせたのは、UDSが運営する川崎のホステル「ON THE MARKS」。

羽田空港に近い立地から「旅行も、仕事も、忙しく楽しむ僕らの旅の発着地」をコンセプトに、川崎らしい食と音楽が楽しめるホステルとして、今年9月にオープンした。

訪ねたのはオープン間近の日。たくさんのUDSスタッフの方々が準備している中、菓子さんに話をうかがう。

uds-bunka03 菓子さんはUDSに入社して今年で4年目になる。

大学を卒業後、建築事務所に入り3年半。その後UDSに転職し、グランドプリンスホテル広島のリニューアルなどの設計に携わっていたという。

そんな菓子さんに、まずは浅草でホステルを立ち上げることになった経緯について聞いてみる。

「浅草には碁盤の目状に通りがあって、商店街がいくつもあるんです。浅草寺から4本目の通りに『すし屋通り商店街』があって、オーナーさんからその入口にある7階建てのビルをコンバージョンしたいとお話いただきました。東京メトロ浅草駅から徒歩5分ほどで、浅草寺が近い。観光客が多く、地域の方々もよく通る場所で、いろんな人が混在している面白い場所だったりもするんです」

「どんな用途の建物にするかチームでディスカッションを重ね、考えていった結果、浅草は外国人観光客がたくさんいるけど宿が足りていないという現状と、今後はさらに外国人観光客の増加が見込まれるという理由でホステルにしました。そして伝統的な日本だけじゃなくて、現代の文化もリミックスしたリアルな日本のカルチャーを発信し、海外から来た観光客が持ち帰れるようなサービスを提供したいと思ったんです」

uds-bunka04 旅と食を主軸に置いた、日本文化がテーマのBUNKA HOSTEL TOKYO。

まちと人のつながりを大切にしてきたUDSとして、1階をひらけた空間にし、地域の人も気軽に飲食できるようになる場所を予定している。

「昼間は旬のものを使った日替わり定食を考えています。夜は日本酒と和食を2千円くらいで楽しめる『まち居酒屋』です。地域の方が16時くらいから呑みはじめて、そのあとサラリーマンや観光客も一緒になって呑みはじめるような」

「日本酒は日本独特なカップ酒を出そうと思っています。プロダクトとしても可愛いので、気に入ったらお土産に買って帰れるようにしたいです。老若男女みんなが過ごせる銭湯のような空間にもできたらいいなと思い、内装のしつらえとしてはタイルを使います」

タイルをデザインするのは、「HIROCOLEDGE」で知られるアーティストの高橋理子さん。1階に設ける物販コーナーには、高橋理子さんのプロダクトや日本の工芸品を揃えるそう。

「高橋理子さんや日本の職人さんの講演会とか、日本酒の蔵元さんのイベントなど日本のものづくり文化を広めることもやっていきたいと思っています。ほかには演芸を広めることも考えています」

「ここのオーナーさんが、浅草の文化に寄与したいという想いを強くもっていらっしゃって。単なるホステルではなく、まちに開けた場にしたいと思っています」

uds-bunka05 BUNKA HOSTEL TOKYOは1階が宿泊受付、2~7階が客室になる。

施設の宿泊機能として重要なのは、快適であること。

たとえば、ホステルでは一般的な2段ベッド。上の段の人が登るとき、下の段の人も互いに気になってしまうものだけど、そうならないようにベッドそのものを新しく設計し直した。

「とにかくお客様にとって快適で清潔な空間であるかどうか、料理やお酒がおいしくて会話も楽しめる空間であるかどうかを大事にして、丁寧に積み重ねていくことが、日本らしいおもてなしの文化なんじゃないかって思うんです」

BUNKA HOSTEL TOKYOのコンセプトは「思いっきりfunction。それってJapon」。
ホステルで快適な時間を過ごしたり、日本文化を感じたり。そういった一つひとつの体験=“function”の積み重ねが“Japon”になっていく。
「そういう想定のもと、これから加わる人たちと一緒につくっていきたいと思っています」

BunkaHostelTokyo5 一般的な宿泊施設とは違い、どんな立場のスタッフでもホステルづくりに携われるのがUDSの特徴だと思う。一人ひとりが考え動いた結果が、運営成績に反映されるとも言える。

だから、経歴や実績も重要だけど、それ以上にここで働く人自身がどうしていきたいかが常に問われる環境でもある。

「どのスタッフも人が好きでおしゃべりな人だといいですね。ホステルスタッフでも何か思いついたことがあれば発案して、イベントとかもどんどんやってもらいたいです」

料理長はどんな人がいいですか?

「ホステルのコンセプトと同じで、料理も伝統的な和に『これいいよね』っていう今の感性を組み合わせられると、すごく面白いものができるかなと。たとえば和食にチーズを使うみたいな。現代的感性を持って、アレンジすることにどんどんチャレンジしたい人に来ていただきたいですね」

マネージャーはどうでしょう?

「いろんなことを許容できて、気が利いている人がいいです。近所のお店の人や地域の方とも仲良くなれるような。文化についても説明できたり、ちゃんと話すことが重要だと思うので、おしゃべりで人を惹きつけるような人がいいですね」

「そうそう、まさにこんな人みたいに」

そう言って菓子さんが紹介してくれたのは、秋葉原にあるホステルの支配人の比嘉さん。

とてもフレンドリーで明るい笑顔が印象的な方です。

DSC_0362 UDSに新卒で入社してから、沖縄・石川・京都にあるUDSのホテル運営に携わってきたという比嘉さん。

今年オープンしたホステルの開業準備にも関わり、そこで支配人を務めている。

「沖縄出身なんですよ。将来的には沖縄に戻って、自分で宿を経営したいとずっと思っていて。沖縄の大学に通っていたころもホテルでアルバイトしていたんですけど、地域の方が活躍できていなかったりするんです。沖縄の人が輝ける沖縄の宿があってもいいんじゃないかなって」

「東京に来る前は京都のホテルに勤めていましたけど、話があったときにはこっち来るしかないと思って。子どもがふたりいますけど、家族もいいよって言ってくれたので」

こっちに来るしかない、というのは?

「チャンスがすごくいっぱい転がっている会社なんですよ。私は30歳ですけど、同じ年代で支配人は周りを見渡してもいないんです。一般的なホテルではやらせてもらえないですよ」

「だから面白い会社だと思う。頑張る先に自分の成長が待っているんだろうなって、信じてチャレンジできる場所ですね」

BunkaHostelTokyo7 そんなUDSが運営するホステルには個性的なスタッフが集まっているという。

バックパッカーとして世界中を旅した人、美容師から転職してきた人、カジノディーラーを目指している人…

「キャラの濃い人の方が面白い発想が生まれるんじゃないかと思って採用したんですけど、やっぱりいろんな切り口でアイディアを出してくれて。みんな楽しんでやってくれてますね」

あるスタッフは宿泊客の声を聞いて、こんな発案をしてくれたという。

「海外から日本に来て、ホステルで仲良くなった人と外に出かけたいけど、高いお金を払うツアーには行きたくないっていう話があって。だったら我々が築地のフィッシュマーケットツアーを主催しようと。みんなでタクシー代を割り勘して、築地の競りを見て、朝ごはん食べて、散策して帰ってくる」

ほかにも、近くの宿泊施設に泊まるお客さんとホステルのお客さんで、チーム対抗になってフットサルの試合をやろうと企画したり。

BUNKA HOSTEL TOKYOでも、スタッフから様々なアイディアが出てくることが期待されている。

「スタッフ一人ひとりが、自分でどんなふうにしていきたいかを考えて発信できないと。BUNKA HOSTEL TOKYOも今までにない施設なので、そこは経験とか問わず、やってやるぞって想いがあるといいのかな」

DSC_0366 最後に比嘉さんから、今回の募集で加わる人はどんな人がいいのか聞いてみました。

「UDSの一員として考えるなら、一見くだらないと思えることでも、自分を信じてストイックに突き詰めて、楽しめる人だといいと思う。自由な環境だけど、しんどいときもありますよ。開業準備と開業直後は睡眠時間が少なくなります。それが過ぎた今は、ちゃんと週2日休めますけどね。そういった大変なことも含めて、どこまで吹っ切れて楽しめるかだと思います」

BUNKA HOSTEL TOKYOはオープンに向けて、まだまだ準備中。詳細が固まっていない部分が多いなか、個性が活かされるUDSでは、今回の募集で加わる人が完成への大きなエッセンスとなる。

BUNKA HOSTEL TOKYOが発信する新しい日本文化。

興味のある方はぜひ、ここへ加わってみてください。

(2015/9/28 森田曜光)