求人 NEW

美しいものに囲まれて

※日本仕事百貨での募集は終了いたしました。再度募集されたときにお知らせをご希望の方は、ページ下部よりご登録ください。

心地よい空間、落ち着く部屋づくり、気持ちが明るくなる部屋づくりなど、目的に合わせた空間を演出し続けるインテリアファブリック会社クリエーションバウマン

スイスで創業して以来130年間、美しさと実験的な製品を生み出す柔軟性を兼ね備えたファブリックを提供し続けています。

01 今回募集するのは、営業と販売スタッフ。

美しいファブリックに囲まれながら、その商品の魅力を伝えたいという方は、ぜひ読んでみてください。

 
表参道から歩くこと8分、見えてきたのは本社兼ショールームの建物。

1階がショールーム、2階がオフィスとなっています。今年の2月に五反田から南青山へと移転しました。

ショールームへ入ると、カーテンを通して差し込む光が印象的でした。

02 心地良い空間を演出している生地にかこまれて、話をうかがう。

はじめに商品部と管理部のマネージャーをしている松下さん。

03 「以前は五反田にオフィス兼ショールームがあったんですが、南青山という場所に移ったことで、立地もオフィスもすごく気に入っています」

松下さんは財務や採用から総務まで、幅広く仕事をしている。

しかし、前職はインテリア業界とは程遠いコンサルティング会社の管理部でした。

「もともとはインテリア業界で働こうと思っていなかったんですよ。ただ、小さいころからものをつくることに興味がありました」

「生地は好きでしたし、自分で洋服もつくったりしていました。だからバウマンと出会ったときは何かひっかかったというか、興味がありましたね」

実際にバウマンに入ってみて、どんな印象がありましたか?

「やっぱり異なる業界から入ってきたので、インテリア業界の空気感に驚きました。ファブリックを購入するお客さまと関わるのはもちろん初めてですし、生地の種類の豊富さにも驚きました。いろんなことが新鮮でしたね」

そんな驚きは、バウマンだからこそより強く感じたのかもしれません。

少量多品種の商品ラインナップを展開しているバウマン。その数は600アイテム6,000色を超える。

04 「たとえば、真鍮やアルミ、それにスチールといった金属をつかった生地なんかも開発しています」

創業130年という老舗ながらも、実験的・意欲的な製品を開発する姿勢を持ち続けている。

「本当にお客さんに届けたいものがつくれなくては、本末転倒ですよね。バウマンは小ロットでも求められているものを届けていきたいんです」

美しさだけでなく、高い技術も備えたファブリックを手がけるのがバウマンの強み。

「そんな商品のなかでも『DIMMER(ディマー)』という遮光生地がおすすめです」と、紹介してもらいました。

「遮光というと『光を遮断する』という目的だけを追求しがちですが、ディマーという生地は遮光機能を持たせながらも、見た目の美しさ大事にしているんです」

「また、一般的な遮光生地はゴワっとした厚ぼったいものが多いのですが、糸の開発から織りまでも自社で取り組んでいるので、ドレープが美しい曲線を描くようになっているんです」

05 「このディマーとあの生地を組み合わせたりすると綺麗ですよね」

とめどなくあふれる言葉の根っこには、好きな商品だからこそ自然と生まれる気持ちが伝わってくる。だからその言葉には重みがある。

決められた説明をただ並べるのではなく、自分なりの言葉や視点を大事にして伝える。

やみくもに大量生産したり、安さを気にしたりするのではなく、自分たちが美しいと思うモノをしっかり届けたい。

そんな姿勢が、バウマンで働くなかで大切にされている印象でした。

どういった方が向いているんでしょうか。

「わたしはもともとIT系の業界だったんですよ。だから数字が中心の世界でした。それに比べると仕事内容はアナログ的な面が強いと思います」

「たとえば、営業の方は注文を受けて発注することから、ファックスに対する受け答えといった小さな仕事までおこなうので、仕事内容も多義にわたります。正直、雑用的な仕事もあります」

またヨーロッパを中心に世界40カ国に生地が届けられているとはいえ、従業員数は全世界で200人くらい。そのうち日本のオフィスで働いているのは15人ほどだから、小さな組織だと言えるかもしれません。

「小さな環境でものづくりをおこない、お客さまも限られた範囲に向けて販売しています。そういう環境で働きたいと思うような気持ちは必要なのかなと思います」

07 自分の感覚で動いている感じですか。

「そうですね。ですから大きい組織にいた方は、はじめは戸惑いを感じてしまうかもしれません。でも変化がありますし、自分の成長を感じられると思います」

一人ひとりの役割が大きいので、やらなければ迷惑がかかりやすい。けれども裏を返せば、自分の成長につながっていくことも実感できるはず。

そんな環境では、自発的に行動にうつしたり、考えることを実現できるような方が向いているのかな。

ここで、実際にショールームマネージャーの高橋さんに話を聞いてみる。

今回募集するショールームスタッフの上司にあたります。

08 バウマン入社19年目の高橋さんは、営業部も兼務している。

オフィスが青山へ移転したことをきっかけに、ショールームも受け持つことに。

「ここに移ってまだ日も浅いのですが、お客さまと採寸や打ち合わせなどするときはお宅にお邪魔するんです」

「相手の家に入るってとてもプライバシーなことで。そういう関係になるには、少なくともここでの接客での信頼関係が大事になってくるのかなと思います」

信頼関係をつくる上で、学ぶことも多いようです。

「言葉よりもお客さんからでてくる表情や感覚というか、言語じゃない部分の表現をなるべく読みとれるよう気をつけています」

「目の動きなのか、動作なのか。あとは歩き方とか。その場でお客さんと同じ空間にいるときに感じる些細な情報も意識することとか」

ちょっとした振る舞いや言葉の変化を感じるのは難しそうですね。

「もちろん難しいと思います。毎回お客さまは違うので、日々勉強だと思います。でも、人が好きっていう方は向いていると思います」

「あとは取り扱っている製品は決して安いとは言えないものなので、お客さまも普段からいい接客を受けている方です。そんな方々へ失礼のないような接客を心がけて欲しいなと思いますね」

マニュアルにしばられるのではなく、どんな接客が心地いのか、どんな接客だと安心するのか、自分の頭で考える方だと、吸収できることが多いのかもしれません。

09 今回募集する人は、アルバイトとして働きはじめる。将来的には社員採用も考えているそう。

「アルバイトだからといって、手は抜いてほしくないんです。社員と同じくらいの待遇や体制はこちらでも用意しようと思っています」

「あと発注を受けるだけではなく、商品納めるとこまでが仕事です。そうすることで、お客さまと関わることのできる楽しさを経験してほしいですね」

 
続いてレジデンシャル営業部の統括部長である北辻さんに話を聞きます。

10 「もともとアパレルに興味があったのですが、流行を意識しすぎて商品を強引につくっている感覚に違和感があったんです。それに比べ、インテリア業界は人の生活空間や感度に関われる環境でしたので、面白いなと思ったんです」

そんなときに、バウマンを見つけた。

「バウマンはデザインや品質面では相当高級なものを扱っています。ですからお客さまも質の高いものを求めます。そういう方々に対しての接客は緊張しますが、常に勉強になることが多いんですよね」

バウマンの環境で働くことで、学びも色濃くなる。

「ボリュームゾーンではないので、勝手に売れていくわけではないんです。だからこそ、自分が提案したものが通ることへの喜びは強いですし、一つひとつの出来事がスキルになっています」

そんななか、営業で印象的だったことがあるという。それはクレームを受けたときのこと。

「ただ、嫌だなと思っていなくて。最近ではチャンスでもあると思っているんです」

クレームがチャンス?

「お客さまとは会話も多くなりますし、お会いすることもあります。そこでしっかり対応すれば分かっていただけることが多いんですね。それ以降話しやすくなりますし、次の案件ではお客さまの考えをうまく汲み取れたりするんです」

「最初のころはクレームに対しても大変だなっていう気持ちが強かったですが、今はなにか伝えたいことがあるんだろうなという姿勢と認識しています」

クレームも一概に悪いわけではない。

ただ、時間や経験、忍耐力なども必要になってくるんでしょうね。

「そうですね。チャンスは多い環境だと考えています。スイス本社に連れて行ってもらう機会もありますし、仕事の中で吸収できることは多いと思います」

営業は主にハウスメーカー、リテール(小売)、百貨店などのカーテン専門店、個人でやっているコーディネーターに向けておこなっていく。

「そういった環境で日々プレゼンテーションをして案件をとったり、その場の環境に入り込んで自分で売り込んでいったりするのが主な仕事になります」

環境に入り込むとはどういうことですか。

「たとえば名古屋や大阪で営業をする感覚と、東京でおこなう感覚は微妙に違いがあるんです。東京だとむしろ入り込みすぎると失敗するときもある」

「相手がどこか迷っていたり、どこでも良いけど購入を検討している場合、やっぱり営業の方との相性が大事になってくると思います。そういうときにどれだけその場の空気を自分のものにできるかが大事になりますね」

b11 最後に、青山という場所で働くことで変わったことを話してくれました。

「青山店は『ついでに寄ってみよう』と思ってくださるお客さまが増えた気がします」

たしかにほかにも魅力的な場所がたくさんあるから、寄っていただける機会は増えるのかもしれません。

「いかにここに呼べるか。それは営業の大切な仕事です。だから、少しでも気になった方はぜひ青山店に来て欲しいですね」

空間を演出し、魅力を引き出していく。そのためにお客さまとの関わり方や製品の見せ方をじっくり掘り下げることができる環境だと思います。

まずは一度バウマンの空気を感じにお店へ訪れてみてください。

(2016/4/19 浦川彰太)