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仲間とつくる笑顔

※日本仕事百貨での募集は終了いたしました。再度募集されたときにお知らせをご希望の方は、ページ下部よりご登録ください。

「社名にもなっている『笑顔をつくる』という言葉には、ストーリーが含まれているんですよね。仕事をしていると厳しい場面に直面したり、失敗を経験したり。ときには悔しい思いをすることもあると思う。でも、そのひとつひとつに向き合って、乗り越えたところで笑顔をつくっていきたいんです」

OLYMPUS DIGITAL CAMERA そう話すのは、SMILE CREATE GROUP(スマイルクリエイトグループ)
代表の伊藤さん。

SMILE CREATE GROUPは「笑顔をつくること」をコンセプトに、ウィメンズ整体サロンPOWWOW(パウワウ)という整体事業を中心に、ホームケア商品の開発やスクール事業などさまざまな事業を展開している会社です。

伊藤さんはこれから、100の事業を展開することを目指しているといいます。

どうしてそんなに?と思うかもしれません。じっくり話を聞くうちに、仲間とずっと一緒に働き続ける環境をつくるためなんだと分かりました。

今回は、POWWOWで働く整体師を募集します。経験はなくても大丈夫。なにか気になった人は、ぜひ読み進めてみてほしいです。


POWWOWの店舗は都内を中心に5つ。この日は店舗ではなく、馬喰町から歩いて3分のところにあるスマイルクリエイトの本社へ伺います。

4月の初め。

オフィスの一階では、日本仕事百貨を通して入社したという3人の方が研修を受けているところでした。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA 2階へあがり、はじめに代表の伊藤さんにお会いしました。

伊藤さんが整体に興味を持ったのは、アメリカへ行ったときのこと。先輩にマッサージをやってみたところ『すごく気持ちいいね』と言われたことがとても嬉しかったそうです。

帰国して20歳で整体師をこころざし、23歳のとき自分でお店を出すことに。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA だんだんと会社は大きくなっていったそう。でも、伊藤さんだけがメディアに紹介されたり、お客さんがついたりしている状況に疑問があったといいます。

「確かにうれしかったし、親も喜んでくれました。でもそれって幸せなのかなと考えたとき、そうじゃないなって。それよりも、たとえば働く仲間の施術がうまくなってお客さんが喜んで、お客さんに『ありがとう』と言われた仲間が嬉しそうにしている。そういう状況が生まれることのほうが、ずっと幸せだってことに気づいたんです」

「そのとき、この会社は整体の会社じゃなくて、笑顔をつくっていく会社なんだなって分かったんです」

笑顔をつくっていく。具体的にはどういうことでしょう?

「たとえば部下が何か失敗したり、壁にぶつかったとき。表面的に相談にのるだけじゃなくて、根っこまで踏み込んでいくんです」

「それってふつうに考えたらとても面倒ですよね。部下も、『保身や利益のためだったらそこまでしなくていいはずなのに、どうして上司は自分にここまでしてくれるんだろう』と思う。自分のために本気なんだって分かったときって、心で通じると思うんです。そういった体験を通して自分が壁を越え、お互いのことを信用できるチームになっていくと思います。ぼくはそこに、個人の可能性が生まれると思います」

それが笑顔をつくるということ。

それは研修だけでなく、日常で感じることだといいます。


ここで、グランデュオ蒲田店の店長になって半年という原田さんと、池袋西武店の店長・岸野さんにも話を聞いてみます。

原田さんは、入社して4年目。もともとは医療事務をしていたそうです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA 「毎日毎日お金のために、ただただ時間が過ぎるのを待つだけ。その働き方が苦しくなってきてしまって、一度退職したんです。はじめは美容関係の仕事を探していたんですけど、説明会へ行ったときいろんな会社さんの中で伊藤が一番楽しそうに話していたんですよ。ここは雰囲気が違うなって思ったのが、スマイルクリエイトに興味を持ったきっかけですね」

入ってみて、どうでしたか?

「びっくりしたのは、感謝の言葉がすごく多いこと。電話対応やチラシ配りのような小さな仕事でも、先輩たちが直接『ありがとね、ありがとね』って言ってくれるんです」

原田さんもまったくの未経験から整体をはじめた一人。

はじめは理念や解剖学などの研修から、その後、店舗で先輩の施術を見学し、お客さまのからだをほぐすところから実践に入っていくそうです。

スマイルクリエイト - 1 (9) 戸惑うことは、なかったですか?

「はじめは体力的にきつかったり、体の動かし方が分からなくて大変なこともありました。でも、先輩方がとことん練習に付き合ってくれるんです。私にとって整体は未知の領域だったので、できることがひとつひとつ増えて、大変というより楽しかったです」

「1ヶ月くらいでお客さんの施術に入れるようになって、目の前でお客様が笑顔になったり、『またお願いね』って言われたりすると、やっぱりうれしいんですよね」

整体の技術や知識身につける一方で、原田さんはスマイルクリエイトに入って自分が変わった、といいます。

「わたしはもともと、自分に自信がなかったんです」

「何か壁にぶつかったとき、どうせ何々だからできないや、私は誰々さんと比べてこうだから、って理由をつけてその課題から逃げる癖がありました」

スマイルクリエイトに来て変われたのは、自分をほんとうに信じてくれている仲間がいるということに気づいたからでした。

「私が施術やお客さんとの関係の仕方に悩んでいたとき、前の店長に『原田さんならできるよ』『信じてるよ』って声をかけてもらったんです。そのときの店長の言葉が自分の中で大きく響いて。こんなにわたしのことを見てくださっているんだ。信じてもらえているなら、頑張ろうって思えたんです」

店長になって半年。最近、変わったなあと実感することがあるといいます。

「ほんとうに少しずつなんですけど、悔しいって感情をもっていいんだなって。私の前の店長は、とてもいい雰囲気のお店をつくってくれました。それまでだったら、私には同じことはできないと諦めていたと思います。けれど最近は、超えてやるってポジティブな方向に考えがいくようになったんです」

スマイルクリエイト - 1 (10) 「仲間に課題が出た時は、ときには厳しいことを言わないといけないこともあります。でも、60歳のあなたとも一緒に働いているだろうから、今言ってあげようって気持ちが素直に出るようになってきました」

整体の技術はもちろん、人としても磨かれるものがありそう。

そう伝えると、岸野さんはこう話してくれた。

「整体を通して、ひとりの人間としてすごい鍛えられると思います。整体って自分自身が商品なんですよ」

OLYMPUS DIGITAL CAMERA 岸野さんは、池袋西武店の店長として働いている方。以前は不動産事務をしていたそうです。

「よく伊藤が言うんですけど、整体は道具を使わないし、何か商品があるわけでもない。わたしという人間をお客様に本当に必要と思っていただけなければ、リピートしてもらえないんです」

「いくらうまくたって、お客さまへの心の配慮がなかったら、お客さまはリラックスすることができません。もちろん、技術と知識が揃ってはじめて整体になるんですけれど。そこがむずかしさでもあり、面白いところですね」

そんな岸野さんも、スマイルクリエイトの説明会はとても印象的だったといいます。

じつは整体業界は、妊娠や出産のある女性にとって、長く働きづらい業界なのだとか。

「うちの女性スタッフが大きなお腹で、ふわんとしたワンピースを着ていて。それで楽しそうに話していたんですよね。女性が働きやすそうだな、と思ったのがきっかけでした」

その方も含めて、今は4名のスタッフが育児休暇から復帰しているそう。

スマイルクリエイトのみなさんは、全員が正社員。そして20代の女性が多く働いています。

これからも妊娠や出産となればお店に出られない人も増えるはず。女性でなくとも、育児や介護、怪我など、人生には様々なタイミングで休みが必要になることもあると思う。

スマイルクリエイト - 1 (14) 伊藤さんはこう答えてくれました。

「だからといって、契約社員や業務委託契約をしてまで売上を伸ばしたいかというと、そうじゃない。仲間なので、やっぱり一緒に働き続けたいですよね」

「だから今、あたらしい事業の展開に挑戦しているんです」

それが100事業を目指し“社員全員が起業家になる”というもの。

「12年やってきたPOWWOWのノウハウを活かして、違うかたちで展開する。たとえば整体スクールの事業。これなら、お腹の大きい妊婦さんでも講師として働くことができますよね」

昨年は「着る整体」というコンセプトでフェイスバンドとヘッドバンドの商品を開発、発売がはじまった。最近では雑誌にも取り上げられはじめているのだとか。

スマイルクリエイト - 1 (12) まずは10事業を目標に、今は4つほどの事業が進行しています。ゆくゆくは整体にとらわれず100事業を目指している。

「もちろん、全員が起業家にならないといけないわけじゃないですよ。本社スタッフとして、整体師として、新規事業のサポートとして。いろんな働き方をつくって、みんなの人生のステージがかわったときでも活躍できるような状態をつくりたいなと思っています」

すると、岸野さん。

「だから、来てくれる人には人生単位で仕事を選んでほしいかな」

人生単位?

「ちょっと整体をやってみたいから、じゃなくて、ここにいる人たちと一緒にどういう人生を歩みたいかな、って思える人。そこまで明確じゃなくても、なんとなくそう思っている方と出会えたらいいな」

スマイルクリエイト - 1 (11) 最後に、伊藤さんがこんなことを話していました。

「人によっては、とても面倒くさい会社だと思います。一人ひとりと向き合いますからね。けれど、僕は仲間とともに人生を歩んでいきたいと本気で思っているんです。その過程は決して楽しいことばかりではないけれど、お互いのためにできることをやっていって、いい循環が生まれたらいいよね」

笑顔をつくる。

ここで聞いたその言葉には、たくさんの思いが詰まっていました。

みなさんと一緒に働きたいと思えたら、ぜひ応募してみてください。

(2016/9/1 倉島友香)