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伴に走るリノベーション

※日本仕事百貨での募集は終了いたしました。再度募集されたときにお知らせをご希望の方は、ページ下部よりご登録ください。

お客さまが想い描く住まいを創る。

その大きな目標に向かって、相手のことを想い、一緒に伴走するようにチームで仕事を積み重ねる。そうして、お客さまに楽しんでもらう。

それが、howzlifeのワンストップリノベーションです。

%e4%ba%8b%e4%be%8b%ef%bc%93 howzlifeは、中古物件探しからリノベーションまでをワンストップで手がけています。加えて、オーダー家具を製作したり、グリーンコーディネートを提案したり。生活を豊かにするような住まいづくりを一貫して行っています。
ここで、お客さまの想いを引きだしながら、物件を探す人を募集します。

縁の下の力持ちのように、空間創りへとつなぎ、ワンストップリノベーションを支える。

そんな仕事を、まずは知ってみてほしいです。



恵比寿駅から徒歩5分。

昨年秋に、1階をブックカフェにリニューアルしたhowzlifeのショップを訪ねました。
店内には、リノベーションにまつわる雑誌や、インテリア・間取りの本などが揃っている。

rbc 「もともと、リノベーションを身近に考えてもらいたいと敷居を下げるためにカフェの運営をはじめました。ただ、もっと場所を活かせるんじゃないかと思って」

「リノベーションをやりたいという人が、本を見て勉強したり、ゆったりプランを考える場所として使ってもらおうと、ブックカフェにしたんです」

そう話すのは、物件探しを担当する田中秀一さん。以前はITベンチャーに勤めていました。

%e7%94%b0%e4%b8%ad%e3%81%95%e3%81%be%e6%8f%90%e4%be%9b%e5%86%99%e7%9c%9f ブックカフェでは書籍のほかにも、建材のサンプルも見ることができる。

「自社には家具工場があって、家具も自分たちでつくっているんです。ディスプレイしてある本棚は、黒板塗装しています。お客さまの部屋の壁をこういうふうにしたら、お子さんと絵を描いたり、勉強したりできる」

黒板にコメントを添えてみたら、もっとお客さまが本を手に取りやすいんじゃないか。まだまだ工夫のしがいがあるから、今は未完成なんだとか。

お客さまがよろこぶ姿を考えて、柔軟な発想で仕事をしていることが伝わります。



物件探しから資金計画、リノベーションまで。一つの店舗で完結できるワンストップリノベーションのサービスを提供しているところにも、その姿勢は表れている。

というのも、物件探しとリノベーションを分けて依頼した場合、一般的には不動産屋は高い物件を紹介したいし、リノベーションのデザインに凝ると費用がかかる。結果、どちらも予算を圧迫してしまう。

「ワンストップの場合、なるべくリノベーションに関わるお金や時間を残して差し上げたいので、物件の条件交渉は積極的にするんです」

物件の値段を下げていくと不動産屋にとっては自分の首をしめるようなことだから、一般的にはされないこと。

でも、あえてそうする。

「私たちの場合、物件探しからリノベーションまでトータルで考えて、お客さまのためになれば、それでいいわけです」

%e4%ba%8b%e4%be%8b%ef%bc%92 物件探し担当と言っても、物件を探すだけではありません。

まずは、お店でお客さまと打ち合わせするところから。来店された背景や、どんなライフスタイルを送っているか、話を伺う。そこから、将来の家族構成もふまえて、どんな物件を希望しているか聞いていく。

会話をしていくなかで的が絞られたら、希望に合った物件を紹介する。気になる物件があれば、なるべく多くの内見に足を運びます。物件が決まると契約へ。

契約と並行して、住宅ローンの資金計画をする。お客さまにとって一番いい条件の金融機関を探します。

そうしてリノベーションにつなげていく。

仕事のなかでどんなことを意識しているのでしょう。

「お客さまの希望条件を軸に考えますが、その人の今後の暮らし方まで踏み込んで、どう住みたいか、無理のない住宅ローンの返済をしてもらうにはどうしたらいいか。自分の考えをのせてアドバイスするようにしています」

たとえば、駅から徒歩5分と徒歩12分の物件があるとする。当然、前者のほうがいいと思うかもしれないけれど、その後の生活を考えると一概には言えない。

希望する部屋の広さが50平米だとしても、家族3人で住むには窮屈かもしれない。それなら、なるべく駅から離れないように努力しつつ、ゆったりと過ごせるように60平米ある部屋を提案してみる。

%e3%83%8f%e3%82%a6%e3%82%ba%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%83%95 言葉の裏側にある想いを引き出していく。

「そういうところも、お客さま以上に考えなきゃなと。でも、余計なお世話かな、あまり踏み込みすぎるのもどうなのかなと、いつも葛藤です」

相手に合わせて考えるからこそ悩んでしまう。田中さんの人柄を感じます。

仕事をしていて難しい部分はありますか?

「そうですね。物件の売れていくスピードがとにかく速いんです。お客さまがまだマンションの管理規約も見ていないし、隣の人がどんな人かも知らない段階だとしても、1週間と経たずに物件がなくなってしまうんです」

お客さまにとっては大きな買い物。もちろん迷いも出てくる。

「ただ、最後の一歩を踏み出せないでいる人に、力を添えるのも仲介する側の務めだと想います。お客さまのスピード感を保ちつつ、必要なときには背中を押す」

ここで、田中さんがこんな話をしてくれた。

「結婚式で聞いた話なんですけど。結婚した二人って、二等辺三角形の2辺の端からそれぞれ頂点を目指していく。なるべく水平を保ちながら、一緒に上がっていくような感じで」

「片方が仲介業者で片方がお客さまだとすると。お客さまがちょっと遅れていたらと僕が引っ張っていくことになるし。お客さまが買い急いでしまっているときは、少しブレーキをかけなきゃいけない。もしくは自分が急がないといけないかもしれない」

OLYMPUS DIGITAL CAMERA お客さまの買いたい気持ちが前のめりになりすぎていたら、毎日の生活に関わることは最低限チェックしましょうと、呼吸を整える。

マンションメンテナンスの管理状況や費用はどうなっているか。夜道を女性一人で歩くとき、不安はないか。

「勢いで買ってしまうと、お互いに不幸せなことになってしまう。ちゃんと理解して納得したうえで物件の購入をしてもらうこと。お客さまがわからないことは、噛み砕いて理解させることができているか。そういうところは常に意識しています」

意識しはじめるときりがないから、線引きも難しいそう。

裏を返せば、どこまでやればいいと決めずに、お客さまにとって必要なことが何かを常に考えているということ。

じっくり向き合う分、フットワークを軽くできるところは軽くする。

「いいなと思う物件は、まずは見に行って、それから考える時間をとるようにしています。書類も、郵送だと2日かかるけれど、その日のうちに行けばその日に渡せる」

%e6%89%93%e3%81%a1%e5%90%88%e3%82%8f%e3%81%9b%ef%bc%92 そうやって、歩調を合わせて進んでいく関わり方は、お客さまにも伝わっているよう。

「物件が売れていくスピードをお客さまも感じています。そのなかで『この物件を買えたのは田中さんのおかげです』と言ってもらえたりして」

田中さんが部屋の完成会に行けなかったとき、あとからお客さまがプレゼントを持ってお店に来てくれたこともあった。

「それから、取材をさせてもらうと、家具が入って生活感が出るんですよ。そのときに感動しますね。『でも、まだまだ揃えたいものがあって、完成じゃないんです』と、お客さまが楽しそうに話していたり。そういうのを見ていると、よかったなって思います」



物件が決まったら終わりじゃない。お客さまにとってはそこからがスタート。

今度はリノベーションの仕事につないでいきます。

営業プランナーの加藤晋一郎さんに話を伺いました。

%e5%8a%a0%e8%97%a4%e3%81%95%e3%82%93 以前は、現場監督をしていて、昨年6月からhowzlifeで働きはじめたという加藤さん。
こちらに来てみてどうですか?

「お客さまのなかには自分より知識がある方もいらっしゃって。打ち合わせのたびに勉強して、引き出しをどんどん増やしていくような感じです。だから刺激になります」

引き出しを増やすためにも、お客さまの事例をデータアルバムで共有している。そうして、使っている素材や照明など、担当のお客さまのイメージづくりに役立てているといいます。

「6人体制だからスタッフ同士の距離も近くて。普段から、あの方が物件で今すごく悩んでいる、とか。いい物件が見つけられたんだよとか。会話の中で共有しています」

お互いの距離も近いからこそ、見えることもある。

「僕らは営業なのに、追いかけなくても仕事が来るというのは、特殊なことです。それは、広報と物件探しの担当がしっかり手配や準備をして、温めた状態でお客さまの物件を持ってきてくれるから」

「リノベーションに十分な予算を残しつつ物件を探してくる。それは不動産業とは矛盾していて、たぶん田中さんが一番しんどいところなんですけど。そういう方がいてくれてはじめて、ワンストップリノベーションが成り立つんだなって」

office 目の前で見ている分、いい仕事をして返したい。「いい意味でプレッシャーがあります」と加藤さん。



お互いの仕事の意味を理解して住まいづくりに向かっている。きっとコミュニケーションがよく取れているのだろう。

そう思ったけれど、意外にも、はじめはそうではなかったといいます。

PR広報担当の山口さんにも話を伺いました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA 「howzlifeを立ち上げて1年半経つけど、プロジェクトで集まった当初は、今までバラバラで仕事をしてきた人が集まってきているので、考え方がまったく違って。大変なこともありましたよ」
どうして今のような社内の雰囲気になれたのだろう?

「お客さまをつないでいく仕事をしていると、だんだんスタッフ同士も意思の疎通ができているほうが仕事を進めやすいということがわかってきて」

少人数で、自分たちのお店をつくっていく。それぞれが想いをもって、互いに伝えているという。

「ブックカフェの家具の配置にしても、一人が提案したら、まずはみんなでやってみる。そこから考えるんです。それで、『前よりずっとよくなった!』とか、前のほうがよかったってこともありますけど(笑)。トライアンドエラーの繰り返しです」

「むしろ経験は問わないので、自分の意見が言える人。そしてそれを実行したいと思う人に入ってきてほしいです」



お客さまが実現したいものを引きだして、形にしていく。そのために、チームでよくコミュニケーションしながら仕事をつなぐ。

%e5%a4%96%e8%a6%b3 仲間になりたいと思えたら、まずはお店に足を運んでみてはいかがですか?

もしかしたら、物件探しから一緒に、リノベーションしたくなってしまうかもしれません。

(2017/1/2 後藤響子)