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自分色でこしらえる

※この仕事は募集終了いたしました。ご応募どうもありがとうございました。

料理が好き、という人はたくさんいると思います。

自分のお店を持つのを夢見たことがある人も、家族や友人以外の人に料理をふるまってみたいという人も、きっといるはず。

そんな人たちに、東京青山の「まかでき食堂」を知ってほしいです。

有機野菜を中心としたランチを提供するお店で、日替わりの料理人が切り盛りします。メニューや調理方法は、料理人にお任せ。唯一決まっているのは、その週に仕入れた野菜で定食をつくること。


そんなユニークな食堂が、6月のリニューアルにともない料理人を募集します。

料理人と言うと大げさだけれど、飲食店での経験はなくても大丈夫だし、働くのも週に2日から。とにかく料理が好きで、自分の料理をたくさんの人に食べてほしい、そんな人を探しています。

自分のお店を持つのは難しくても、ここならきっとチャレンジできると思います。



東京・外苑前駅。地下鉄の駅を出て、青山通りから外苑西通りに曲がる。アパレルや雑貨屋が立ち並ぶなかに真っ黒な建物が現れた。


ここが、まかでき食堂の入っているブラック青山。

この外観で、有機野菜の定食?

少し不安になりながら、エレベーターで6階へ。お店に着くと、外観とは異なる温かみのある空間でホッとする。

中に入って、代表の織田さんにお話を聞いてみた。


「ここはもともと、僕が立ち上げたIT企業の社員食堂だったんです」

実家が漢方薬局で、食への関心が高い家庭で育った織田さん。あのクックパッドで働いていたこともあり、「食には人を巻き込む力がある」と考えていた。

「自分で会社をつくることになったときも、何か食との関わりを持ちたいと思っていて。知り合いの主婦の方にお願いして、専任の調理スタッフとしてまかないをつくってもらうようにしたんです」

その後、社員食堂だった場所を一般開放するようになり、営業がはじまった。「まかないできたよ」がお店の名前の由来。

ここで提供するのは、旬の有機野菜がメインの定食。野菜は会社でまとめて仕入れている。


「毎週、神奈川と徳島の農家から野菜を送ってもらいます。その週に出荷できる野菜を教えてもらって、その中から注文をしていきます。ほしいものをこちらからリクエストすることはないし、安くなるなら、B級品でも買っています」

農家さんとは、お互いにとって良い関係を、無理なく結べているみたい。産地に寄り添うって、こういうことだと思う。

実は織田さん、2年半前に徳島県神山町に移住し、リモートワークで働いている。道の駅などで自ら見つけた野菜も、毎週東京に送っている。


ここで働く人は、飲食業界にあまり染まっていないほうがいいとのこと。未経験でも大丈夫。

「普通の飲食店はメニューが決まっていて、コストとか効率重視ですけど、このお店は違うので。そういう考えに凝り固まってほしくない」

飲食業界で働いていて、やり方に疑問を感じていたり、もっと自分の色で料理をつくりたいと思っている人にもいいかもしれない。自由な発想でお店や料理を捉えられることが大切。



まかでき食堂は、今までは織田さんの会社の一事業だったけれど、今後は飲食店として独立する予定。そのなかで、共同代表となったのが山岸さん。


新しい店内の設計から器の手配まで、リニューアルのすべてに関わる。織田さんとは、大学の同級生。

山岸さんも、以前織田さんと同じくクックパッドで働いていて、役員を務めたこともある。話を聞いてみると、創業者の佐野さんも2人と大学の同級生というつながりがあった。

2人の食に対する考え方の根底には、クックパッドでの仕事がある。

「クックパッドができたきっかけに、農家さんの影響があるようです。農家の食卓って、すごくバリエーション豊かなんですよ。同じ野菜がたくさん取れても、それをおばあちゃんが漬けたり干したりして、時期をずらして食べる工夫をしている」

「旬のものを無駄なく食べるためのレシピって、人類の知恵なのに日本中に埋もれてしまっている。そういうレシピを伝えていくべきだってところから生まれたんです」

その考え方は、まかでき食堂のあり方にも大きく影響している。

「普通の飲食店は先にメニューが決まっていて、それに合わせて食材を仕入れますよね。でも何がどのくらいオーダーされるかわからないから、多めに用意して廃棄が出る。まかでき食堂は、そのとき入る食材に合わせてメニューを決めるし、定食1種類だけだから廃棄もほぼ出ないんです」


それに、表には出てこない料理上手な人に光を当てたいという考えも。

「世の中には、自分の料理をいろんな人に食べてほしいって思う人が、いっぱいいるはずなんです。でも自分のお店を持つのはすごくハードルが高くて、実現するのは難しい」

最初に働いていた主婦の方は、プロとしての経験はなかったけれど、毎日すごく美味しそうなお弁当をつくる人だったそう。

「そういう人が週に2日、自分のお店に立つような気持ちで料理を提供できる場所にしたいんです」


ここの料理人は、自分の顔で仕事ができる。メニューも一から考えるから、美味しい料理を出し続けるための勉強は欠かせない。

「美味しいものを食べたら『この味付けはなんだろう。自分もやってみたい』って考えたり。もっと美味しいものを出したいとか、今までと違うものをつくりたいとか、そういう探究心や好奇心を常に持ってほしいです」

「それを続けていけるのは、本当に料理が好きな人。頭の中が料理でいっぱいな人に向いているんだと思います」

ここでは、料理の腕を上げて売上に結びつけば、お給料にも直接反映される。

「お店の利益の何割かを、料理人の方が受け取れる仕組みです。美味しいって評判になってお客さんが増えていったら、その分だけプラスになる。そうしたら、もっと頑張ろうって思えるでしょう」

織田さんと山岸さんは、この外苑前以外にも店舗をつくりたいと考えているそう。

「日本中の料理上手な人が、週に何日か無理のない働き方で、自分の料理を提供できるお店をいろんなところにつくりたいんです。料理人の顔がちゃんとわかって、繁盛すればそのぶん自分の収入につながるような。チェーン店とは違う、料理人の個性を活かした新しい仕組みのお店を、広めていくことができればいいなって」

今回は場所や日程の都合で難しい人も、少しでも興味があったらまずは手をあげてみてほしいそう。



続いてお話を聞くのは、木曜日に料理人として働く清水さん。


「友人が先に働いていて、誘ってもらったのがきっかけです。今はランチ以外にも、共通のタレやドレッシングをつくったり、野菜の仕入れにも関わっています」

普段はフリーランスの料理人として働く清水さん。ケータリングや料理教室の仕事をやりながら、勉強のためにと日本料理のお店でも働いている。

「小さいころからずっと料理が好きでした。母の影響で、15歳のときから日本料理の教室に通いはじめて、講師になる資格も取りました。秘書として働きながらも、自分で食のイベントも企画していましたね」

こんなに料理が好きなのに、仕事にしようとは考えていなかったそう。

「家族も友人も一般企業に勤めているし、それが当たり前だと思っていて。料理は、趣味として関わっていくものっていう感覚でした。でもやっぱり好きなことを仕事にしたいという気持ちがだんだん強くなって、4年前に料理の世界に入りました」

イタリアンレストランでの修行や、フードコーディネーターの学校を経て現在に至る。

「最初は不安でしたよ。周囲にフリーで働いている人はいないし、収入もガクンと下がるし」

「でも不安以上に、毎日楽しいって感じる気持ちのほうがずっと強いんです」

秘書の仕事では、日々接するのは上司だけだった。料理を仕事にしてから、いろいろな人と出会うことができたそう。


「自分の料理を食べた人が笑顔になってくれたり、目の前で喜んでもらえるのはすごくやりがいになります」

まかでき食堂での仕事は、どんなふうに進むのだろう。

「朝は10時くらいに来ます。開店までに2時間しかないし、いろいろなものを同時につくるので、時間のかかる仕込みは事前にやっておきます」

「メニューは、野菜中心でも食べ応えがあるものにしたり、味付けを変えて飽きない料理を心がけていますね。お肉も少し入れたり。前後の曜日の方と確認して、料理が被らないように気をつけています」


つくるのはだいたい20食くらいで、全品おかわりができる仕組み。毎週、どんな野菜が入るのか連絡がもらえるので、メニューは事前に考えておく。それでも使いたい食材が無くなっているときもあるから、最終決定するのは当日冷蔵庫の中を見てからなんだそう。

話を聞いてみると、なかなか大変な気がしてしまう。

「最初は、メニューをしっかり決めておいたほうがいいですね。もし食材が足りなくても、近くで買い足すこともできるし。営業がはじまったら接客もあるので、なるべく心に余裕を持てるように準備しておくんです」

リニューアル後は、食材の下準備を手伝う人や、忙しい時間にサポートをする人も置く予定。完全に1人でお店を回すわけではないと聞いて、一安心。

「お客さんもお店のことをよくわかっているから、時間がかかっても待っていてくれるし、食べ終わったら自分でお盆を片付けてくれます。皆さん、優しいんですよ」

「ここの仕事は、メニューとか調理の段取りとか、そういうのを組み立てるのが好きな人にはいいと思います」


イタリアンレストランで修行をしていたころ、任されていたのは料理のなかのごく一部だけだった。ここでは、メニューを考えるところからつくるところまで、すべて自分でやる。

「いろんな挑戦ができると思います。次は揚げ物にしようとか、あの野菜をあんなふうに調理してみようとか、いくらでも自分で考えられる」

逆にいえば、人気が出るも出ないもすべて自分次第。そこは厳しい部分でもあるし、工夫していく必要がある。

「それを面白いと思って、やりがいに感じられるかだと思います。全部自分でやるっていうことを、楽しく感じられるかどうか」



自分にできるのかな、そう悩む人もいるかもしれません。

料理が好きな人なら、きっと大丈夫。少しでもやってみたい気持ちがあるなら、チャレンジしてみませんか。

あなたの料理を待っている人が、たくさんいると思います。

(2018/4/12取材 増田早紀)

YO株式会社
募集職種 自分で考えた日替わり料理をふるまう料理人
雇用形態 パートタイム、アルバイト
(月〜金のうち週2日以上)
給与 時給1,000円+お店の収益に応じた報酬
福利厚生 ・メニュー開発のための飲食代(一部補助あり)
・社会保険は労働時間により異なる
仕事内容 ・ランチメニューの考案、調理、提供
・翌日以降の仕込みや清掃等の店舗運営に関わる仕事
勤務地 東京都港区南青山3-2-7 ブラック青山6F(外苑前駅徒歩5分)
勤務時間 ・10:00〜16:00(休憩時間30分)
・出勤、退勤時間は応相談
休日休暇 土日、祝日、年末年始
応募資格 特になし(飲食店での勤務経験は問わず)
選考基準 ・つくる料理の質やおいしさ
・料理への情熱や探究心
・人柄
求める人物像 ・料理が大好きで、日々料理のことを考えている方
・料理の腕も、人としてももっと成長したいと考えている方
・衛生管理や整理整頓がしっかりできる方
募集期間 2018/05/01〜2018/05/22
採用予定人数 2名
選考プロセス まずは下記よりご応募・お問合せください
 ↓
書類選考
 ↓
面接
 ↓
採用(試用期間3ヶ月あり)

・次の選考ステップに進まれる方のみご連絡させていただきます。
・取得した個人情報は、採用選考にのみ使用します。
・選考プロセスは変更になる可能性があります。
・不採用理由についての問い合わせにはお答えできませんのでご了承ください。
その他 まかでき食堂は現在有限会社フィッシュグローヴが運営していますが、6月よりYO株式会社の運営になります。
応募された方へは、YO株式会社よりご連絡します。

※この仕事は募集終了いたしました。ご応募どうもありがとうございました。

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