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※この仕事は募集終了いたしました。ご応募どうもありがとうございました。

奈良市にある観光案内所「奈良町情報館」では、吉野郡川上村高原地区に移住して、農業を担当する人、食品管理兼事務を担当する人をそれぞれ募集しています。

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そもそも「ならまち」とは、世界遺産「元興寺」旧境内を中心とした約500m×500m程度の旧市街地区のこと。
昔のままの町並みを残した観光地でありながら、人も暮らしている町という印象だ。道は狭く、江戸時代までは間口の広さで税金がかかったので、住居は鰻の寝床と言われるように縦長で奥深い。

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その「ならまち」にある奈良町情報館は、いわゆる洗練されたオシャレな雰囲気はないし、一見したところ行政が運営しているような施設にも思える。ここを訪れると、オリジナルの「奈良町おさんぽMAP」を見ながら、町を丁寧に案内してもらえる。厳選した吉野の特産品も販売していて、野菜を中心とした朝市を月2回開催している。受付にいる城谷さんは、訪れた人がちょっとした時に思い出してもらえるような場にしたいと思っている。

はじめ、ホームページもない奈良町情報館に観光客がどんどん訪れることが不思議だった。多い日には1日に300人〜400人。去年のゴールデンウィークには1300人が来訪した。どのようなルートで人が向かってきているのかと思っていたら、他にこのような場所が近くにないことがひとつ。あとは、近所のお店や地元の人が積極的にお勧めてくれているらしい。完全に口コミだ。運営しているレンタサイクルの自転車は地元の人が寄付してくれたものだし、表にかかっている看板は東大寺の和尚さんが書いてくれた。多くの地元の人に愛されている。

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奈良町情報館をはじめた藤丸正明さん(26)は太宰府出身、ご実家は老舗の和菓子屋さん。言葉使いがキレイで、脱いだ靴を即座に揃えるのが印象的だった。子供の頃から苦労が多かったけれども、起業家の多い家だったので自分も何かやってやりたいと思っていた。こんな人だからこそ、この古い町ですんなりと受け入れられたのかもしれない。

歴史好きが高じて奈良に惚れ込み、奈良大学在学中の2005年に、山間地域にある吉野郡川上村の過疎化問題に取り組みはじめた。2007年10月にこの情報館をオープン、これまでに16万人以上が訪れている。

自分の地元でもないのに、なぜここまで一生懸命になれるのだろう?
それは「一番の社会問題となっている難しいところに飛び込むことはリスクが高いけれど、それを事業として成り立たせることができれば、より社会に貢献し、問題を投げかけられると思っているから」。
「地域活性化」という言葉をよく聞くけれど、藤丸さんの考える地域活性について聞いてみた。自称「歴史バカ」の観点から、その町が栄えていた時代、衰退していた時代の背景や要因をそれぞれ分析して、それと現在の風景とを紐づけて考えている。それに対してどんな人がどんな目的で来ているかを知ること。あとは地域が資本的な面も含めて主体性を持ってやること。主体性がなければどんなに素晴らしい町並みもなくなるだけだから。

そもそも奈良町と川上村はコミュニケーションが一切なかったが、藤丸さんがパイプ役になることで流通がはじまった。観光(奈良町)によって、山間地域(川上村)の美味しいものが売れる。生産地(川上村)を周辺地域において、消費地(奈良町)を発展させ、観光経済を作っていかなければいけないと考えている。

今年は、大手観光業者と組んで独自のツアーをはじめるという。最終的には、地域ファンドを設立して地域の基金を作り、空き店舗や空き住宅を埋めることで地域をより盛り立てたいと思っている。地元出資型にすることで、外から集客と収益だけを求めているお店が入ってこない町を目指している。文化人が集まる会合も復活したり、奈良町は活気づいているのが分かった。

藤丸さんと一緒にはじめた副代表の前原さんは岡山県出身だし、地元の人間じゃないと地域活性化ができないということはないようだ。地元の人が当たり前に感じている町の魅力を、外の人間のほうが俯瞰できるかもしれない。

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藤丸さんは、どのような仕事をしているのだろうか。

まさに奈良町の世話役であり、奈良のエージェントという肩書きがぴったりかもしれない。一緒にいると地元の方からの電話がなりっぱなし。たくさんの相談が藤丸さんにところにやってくる。でもこれって1円にもならない。どうしてこのようなことを全力で取り組んでいるのかを聞いてみると、これこそが地域活性化のポイントらしい。そう言いいながらも、地元の人から頼られてちょっとだけ嬉しそうだった。

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藤丸さんが特に好きな仕事は、車で吉野へ行って、特産品や野菜を積み、奈良町のお店に卸してまわる作業だ。今取り扱っている吉野の特産品は、原木椎茸、手作りこんにゃく、無農薬のお茶、吉野杉の箸、本葛、豆腐、卵など。良いものだけど町まで持ってこれなかった商品を、生産者の人柄まで見て集めている。吉野は人口が年々減っていると聞いていたので、後継者は大丈夫なのかなぁと思ったのだけど、椎茸屋さんの跡継ぎ息子さんは27才、代替りしたお豆腐屋さんのご主人は37才。「本当に良いものは確実に残っていく」と藤丸さんは断言。

吉野にある村のひとつ、川上村は、もともと吉野林業と言って日本林業発祥の地。日本一の降水量を誇り、寒暖の差が激しく、傾斜があることで日光がよく届くなど物が育つ環境ができていて、美味しい野菜ができる条件も揃っている。雨上がりの川上村は水蒸気があがってきて雲の中にいるようだった。

ここで作っている野菜は季節によって様々だけど、藤丸さんが力を入れたいのは奈良の伝統野菜。戦前は流通していたけれど、戦後の農業の工業化により全く生産されなくなってしまい、今では奈良の人も食べる習慣がなくなってしまった。県内でも食べられるのは、地場食材にこだわる数少ない飲食店だけ。

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町の人と違って、村の人が藤丸さんを受け入れ、活動内容の意義を理解してくれるまでには相当な苦労があったらしい。それが今まで活動してきて一番つらかったこと。最初の1年は誰にも相手にされなかったけど、それでも定期的に通い続けた。

村のおばちゃん達はこれまで自分が食べる分だけで作っていて、商売として農業をやってきた人はいない。それが藤丸さんが来たことで町に出荷するようになったけれど、はじめは誰もが半信半疑だった。注文がレタス1個の時や、ふきのとう100gだけの為に数十cmの雪を掘らされたり、正直イヤで仕方なかったと笑っていた。それが、今では「生き甲斐」とまで言っている。藤丸さんが来るときは嬉しそうに待ち構えていているし、みんなメチャクチャ元気で歳を取らないらしい。なんだか地域活性の本質に触れた気がした。

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今回募集する川上村での仕事は、具体的にどのような内容なのだろう。

これまでは消費地(奈良町)に事務所をおき、生産地(吉野)から商品を引っ張ってくるやり方だった。しかし町での需要が多くなり、今までの体制ではとても追いつかなくなってきたので、生産地である吉野の川上村高原地区に事務所を置くことになったのだ。

まず農業を担当する人は、とにかく土と向き合って畑作りに従事することになる。町から欲しいと言われた野菜を常に安定して供給することが目標。新たに刺身用のつまやハーブ、ジャムや漬け物等の加工品も作っていきたいので、旬の野菜はもちろん幅広く農作することが求められる。

次に食品管理兼事務の仕事。
事務と言っても一般的な事務作業はほとんどなさそう。出荷の管理伝票をつけたりすることは求められるけど、食品管理がメイン。例えば、キロ単位で出来たお茶の葉を、観光地である奈良町で売るために100グラム単位にして、オリジナルパッケージに詰め替えたり、ジャムの瓶詰め作業をしたり。つまり、村で生産したものを町に出荷できるような形にする仕事です。細かい機微が必要だろうし、時には農業の手伝いも求められるかもしれない。

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さて、どういう人がこれらの仕事に向いているのだろうか。

まずは、奈良町から車で1時間、少子高齢化が進む人口150人という地区に住むことに抵抗のない人。保育園、小学校、中学校、診療所・歯科診療所は村内にあるが、日用品の買物は基本的には車で下山して買い揃えることになる。生協を利用する人が多いみたいです。あとは、村の人ひとりひとりと積極的にコミュニケーションが取れる人。今まで5年かけて築いてきた信頼関係があるので、村の人も歓迎ムードだけどお付き合いで大変なこともあるはず。

ただ、藤丸さんは一番大切なのは「人」だと思っているので、来る人に合わせた形にできるように調整すると言っていたし、最終的には同じ目標をもてるかどうかだけだと思う。村と町で働くスタッフが全員集まり、定例会議を月1回ひらく予定です。

住宅は地元の「空き家バンク」を通して借りることになるけれど、4LDKの住宅が月2万円で借りられるらしいので、家族で移住しても良いかもしれない。もちろん、奈良町情報館のスタッフも新生活のスタートをバックアップしてくれるし、何より村のおばちゃん達が色々と助けてくれるはず。

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最後に、奈良市の奈良町情報館のアルバイトスタッフも募集中。
はじめにも書きましたが、奈良町情報館にはホームページがありません。
WEB制作、運営管理ができる人。その他ポスターなどの広告(アナログ・デジタル両方)が作れる人を探しています。また圧倒的にマンパワーが足りていないので、その他の業務をやってもらうことになる可能性もあり。奈良町情報館では、新しい観光の定義を提案したいと思っていて、これまでの非日常的を求める観光から、「日常に活かせるものを学びに行くこと」こそがこれからの観光と考えています。

ここで働いている皆さんは、今はまだ小さい組織ながらも奈良町と川上村を背負っている!という意識をもって働いています。同じようにその覚悟がある方にぜひご応募して頂きたいです。(2010/3/12up 渡辺)

株式会社地域活性局
募集職種 ①農業1名
②商品管理兼事務1名
③WEB制作、広告制作1名
雇用形態 ①②正社員
③アルバイト(正社員雇用あり)
給与 ①②給与24万円(各種保険完備/手取り21万円)賞与(100万円/年)
③時給750円〜
勤務地
①②吉野郡川上村高原地区
③奈良市奈良町(近鉄奈良駅より徒歩10分)
勤務時間 ①②8:00~17:30(うち休憩2時間)
③9:00~18:30(うち休憩2時間)
応募資格 すべての職種において、28歳未満の方優遇
①②要普通自動車運転免許
①農業経験者優遇
②調理師免許所有者優遇
③実務経験者優遇
選考基準 町と村の役割や流れに共感できる方
社会に貢献したいという考えを持つ方
忍耐力があり、黙々と作業できる方
視野が広い方
募集期間
4/15まで
選考プロセス
第一次選考(書類審査)

第二次選考(奈良市にて面接)

採用決定

入社式

※書類審査を通過した方のみ、株式会社地域活性局よりご連絡します。
※取得した個人情報は、採用選考のみに使用します。
その他 正社員は雇用保険、厚生年金、健康保険、労災保険等完備。
①②の方には、村の自治会に入って頂きます。
(自治会費・約2万円/年)

※この仕事は募集終了いたしました。ご応募どうもありがとうございました。