いつもハンカチを
※この仕事は募集終了いたしました。ご応募どうもありがとうございました。
H TOKYOはハンカチ専門店。こんなお店は世界中見てもなかなかないと思うけど、働くこともここでしか経験できないことだと思う。スタッフを募集しています。
ハンカチって、どんなイメージだろう?涙を流している人にそっと差し出すもの。気軽なプレゼントの品。最近ではペーパータオルや乾燥機がついているトイレが多いから、常に持ち歩かなくても大丈夫かもしれない。アメリカでは使う機会がなくなって、デパートの売り場から消えたそうだ。
H TOKYOはそんなハンカチだけを売っているお店だ。店内に入ると「こんなにハンカチってあるんだ!」とびっくりしてしまう品揃え。ヴィンテージの布でつくったもの。子ども用の小さなもの。ラインストーンやクロスステッチが入ったものもあるし、名前を刺繍してもらうこともできる。日本のハンカチメーカーは主に2社に限られるそうだ。だから値段を変えたり、名前を変えたり、ブランドを変えただけの同じようなデザインのものが溢れている。H TOKYOの間中さんは自分が買いたいと思えるハンカチがないことに気づいた。もっとデザインを選べることができれば!という思いからこのお店をつくった。最近ではいろいろな企画もできるようになって、デザイナーさんと組んだり色々な刺繍を提案するようにもなってきた。常連さんも増えているという。
実は東京仕事百貨でも何度も紹介しているお店。スタッフの一人、大津さんも東京仕事百貨がきっかけで働いている。大津さんになぜここで働くことにしたか聞いてみた。
「面白そうだったからです。靴とか帽子の企画・デザインをしていたので、店頭に立って働くのははじめてでした。でもそれだけじゃないと思っていたんです。東京仕事百貨以外でいくつか求人を見て応募したんですけど、どこも同じような仕事、という感じだったんです。でも東京仕事百貨でH TOKYOを見たら新しい自分の面を発見できるような気がして。はじめて面接で間中さんにお会いしたときにそう感じたんです。そしたら間中さん、面接でお子さまと一緒だったんですよ!それはとても新鮮でしたし、実際にお話してみてとてもしっくり感じました。私も自然な感じでした。他の面接では緊張もするけどそういう感じだけじゃなくて。間中さんも構えていなくていつも通りだったんです。」
たしかに間中さんと話しているのは心地がいい。お店にいてもゆっくりとハンカチを選んだり気軽に長居できる。間中さんは次のように話してくれた。
「自分も仕事をしているときはいつも通りなんです。働いている、という意識がないんです。ただ生きているだけ、という感じで。だから仕事と感じてしまう人に強制しようとは思っていないし。彼女も馴染んでいるのかな、休日にお店に来たり自分で色々な企画をしてくれる。もちろん普段の仕事はちゃんと別にありますよ。その上でいろいろやることもできる。ハンカチだけをやっていくとも思っていないんですよ。今はトランクスのブランドを立ち上げようと思っていて、新しい人にはそれも手伝ってもらおうかなって考えています。今はニットトランクスに需要が移ってきていて、たまにはシャツ生地のぱりっとしたコットンのパンツもいいかなと思って。パターンにものすごくこだわっているんです。ものづくりをやっているといろいろなことが見えてきます。例えば難しいパターンのトランクスをお願いできるところが身近になかなかなかったり。安いものが買える、それでよかった、ということもあるかもしれないけれど、どうやってそんな服がつくられているのかなかなか見えないかもしれない。100円ショップでもトランクスが買える時代なので、自分たちがやっていることを大事にしたいです。」
小さな事業だからできることがある。大きな組織だから何でもできるわけじゃない。間中さんが目指しているのは、大企業にするとかアパレル業界を席巻することでもない。シンプルに自分がやりたいことや欲しいものを考えて、一つひとつじっくり育てているように感じる。
「ハンカチももう少し売上を増やしていこうと考えていますけど、ある一定の規模までと考えていますし、それ以上やるには色々な無理が生じてくると思うんです。無理をしないということは、自然なことで長く続けることだと思うんです。事業を大きくして人もたくさん雇っても、無理が出てきたときにどうなるのか。いい空気の中で働いていきたいと思っているんです。」
あとハンカチっていうのは、思いをぎゅっと込めやすいもののように感じる。
H TOKYOのハンカチは工場で一つひとつ手縫いしているものが多い。売り手と縫い子さんの二人三脚でつくられている。その関係は対等で、工場行ったときに縫い子さんからこういう生地は縫いにくいからやめてくれって言われることもあるし、納品のときには手紙が入っていて、難しかったとか、手が腱鞘炎になるとか書いてあるらしい(笑)でもだからといってやってくれない訳じゃなくて、こうしたらできるとか色々提案もしてくれる。こちらもそれに歩み寄って一緒にいいものをつくっていくこともあるし、失敗したハンカチが届いてもそれを自然に注意できる信頼関係がある。
先日、「シャツカチ」という試みがあった。これは古いシャツをハンカチにするというもの。間中さんは愛着のあるシャツが着れなくなっても、なかなか捨てられず困っていた。そんなとき自分はハンカチ屋なんだ!と思って工場に古いシャツをハンカチに加工してくれないか掛け合ってみたという。そしたら全然やるよ!と言ってくれた。縫い子さんも「この前シャツ捨てちゃったわよー、なんで早く言わないのよー」なんて言ってもらえた。シャツカチで多くのシャツがハンカチとして生まれ変わった。中には遺品のシャツも多かったという。
いい仕事しているなあ。
さてさて、今回募集しているのはH TOKYOの店舗で働くスタッフです。11時半までに出勤して掃除をして、メールの返事をしたり卸しの対応もする。そしてお客さまが来たらもちろん接客する。ミシンで刺繍を入れる仕事もあるし、インターネット販売もしているので商品撮影もする。その上で何か企画することもできるかもしれない。靴の展示をしたり、夜にバーにしてみたり。間中さんは商店会の会長なのでそういったお手伝いもあるかもしれない。この前はキッズワークショップという子どもが仕事を体験できるイベントがあって、H TOKYOでも二人の子どもが店番したという。
基本的にお店に立つのは一人。H TOKYOにいるということは、お店の前に広がる風景をそのままダイレクトに受け止めることなんだと思う。常連さんがふらりと訪れる。父親へのプレゼントを買いに来た娘さん。商店会の人とする世間話。小学校に入学する子どもに小さなハンカチを買うおばあさん。それは何か特別なものじゃないかもしれないけれど、ここでしか味わうことができないものだと思う。(2010/7/2up ケンタ)
| H TOKYO | |
| 募集職種 | 店舗スタッフ |
| 雇用形態 | アルバイト ※3ヶ月間の試用期間あり |
| 給与 | 時給950円(研修期間3か月 900円) |
| 業務内容 | 接客、販売、web更新、web注文対応、イベント対応など。 |
| 勤務地 |
世田谷区太子堂1-1-11
田園都市線池尻大橋駅、三軒茶屋駅から徒歩15分 |
| 勤務時間 | 11:30-20:30 週2、3日(週末の勤務可能で、柔軟に日時の対応可能な方) |
| 応募資格 | |
| 選考基準 |
販売経験、接客経験のある方 PC基礎知識をお持ちの方 社会人経験者優遇 7月中旬から働ける方優遇 |
| 募集期間 |
7/2(金)~7/16(金) |
| 選考プロセス |
第一次選考(書類審査) ↓ 第二次選考(面接) ↓ 採用(試用期間3ヶ月) ※次の選考ステップに進まれる方のみメールにてご連絡させていただきます。 ※取得した個人情報は、採用選考にのみ使用します。 |
| その他 | 交通費支給 |
※この仕事は募集終了いたしました。ご応募どうもありがとうございました。







