イベント

11.25 Sat
しごとバー
地域に飛び込む教育ナイト

いろんな分野で活躍している方をゲストとしてお招きし、お酒を飲みながら、ゲストと一緒に会話するイベントです。気になるテーマやゲストがいたら、気軽に参加してください。
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※このイベントは終了いたしました。

はじめまして。
島根県の西の端にある津和野町(つわのちょう)で、教育魅力化コーディネーターをしている中村純二です。

島根県からじわじわと広がっている「高校魅力化」「教育の魅力化」という言葉を知っていますか?

島根県では生徒数の減少により統廃合の危機にある高校を中心に、生徒が通いたい、親も通わせたい、地域も一緒に盛り上げたいと思ってもらえる学校づくりをする高校魅力化という取り組みが行われています。

その取り組みの一翼を担うのが、「魅力化コーディネーター」。

学校の中に入り、先生方と一緒に授業を作ったり、生徒の地域での活動をサポートしたり、「学校と地域」や、「地域と生徒」をつなぐ縁結び役です。
島根県内には、現在30名近くの魅力化コーディネーターが高校を中心に活躍しています。

僕も、3月まで4年間は、高校魅力化事業のコーディネーターをしており、今年の4月からは高校だけでなく、保育園・小学校・中学校の連携を含めた町全体の教育づくりのコーディネートをしています。

今回は僕をはじめ、島根県内各地で活躍するコーディネーターを一同に集めて、地域での教育・人づくりについて話し合う場を創りたいと考えています!

「教育は地域から変わる」
変革への危機意識が高く、実践を繰り返す地域の教育現場から、破壊的なイノベーションも生まれるのではと思っています。

その可能性を感じたことが、僕が島根に来ることを決めた理由の1つです。

もともと島根県には縁もゆかりもなく、訪れたことすらなかったけれど、5年前に行政の方と東京で会った時に「高校がなくなれば、マチの未来がなくなる。あなたの力を貸してほしい」という話をもらいました。

それは、既存の教育環境に問題意識を持ち、逆境の地でも新たな価値を生み出せる覚悟と熱量に期待しての発言だったように思います。

東京での教員時代に感じた、社会から孤立した教育環境と画一的な価値観の大人への疑問。
行政の方の言葉から、地方の過疎地の困り観を肌で感じ、地域には自分の力を必要としている所があると思い、多様な大人と出会い、社会で学びを実践して初めて活用を知るような学びの場が、この小さな町だからこそ創れるのではないかと考え、津和野行きを決めました。

5年が経ち、今では同じような思いを持った仲間たちが、島根県内各地で教育現場でのチャレンジをしています。

これからの社会に必要な力を育てるべく安心して失敗できる場を創り、自ら失敗とチャレンジを繰り返し実践する「魅力化コーディネーター」にぜひ会いに来てください。一緒に語り合いましょう!


中村 純二(なかむら・じゅんじ)
津和野町教育コーディネーター/一般社団法人ツワモノ代表 /厨ファミリア 代表
石川県出身。大学卒業後、埼玉県と東京都で、小中学校の教員として勤務2009年よりマダガスカルで、青年海外協力隊として教員養成プロジェクトに取り組む。
帰国後、学びの場をデザインするNPOを立ち上げ、教育活動を展開。
2013年より、津和野高校の高校魅力化コーディネーターとして赴任。
町営英語塾”HAN-KOH”の開設や地域を学びの素材とする地域系部活動”グローカルラボ”を創設。
2016年より、一般社団法人ツワモノを設立し、津和野町の教育コーディネート業務を請け負う。


奥田 麻衣子(おくだ・まいこ)
島前高校魅力化プロジェクト 魅力化コーディネーター
1986年、岡山県倉敷市生まれ。
京都での大学生活を経て、東京のIT関連企業に勤務。
「隠岐島前高校魅力化プロジェクト」に出会い、2012年島根県隠岐郡海士町に移住。
現在は同校を起点に、地元三町村(西ノ島町、海士町、知夫村)、学校、地域住民と連携しながらグローカル教育に挑戦。
高校では、先生方と共に地域の課題解決に取り組むプロジェクト学習や、国内外の専門家との対話を重視したキャリア教育を推進している。

※当イベントは事前予約不要ですが、よろしければ下記の「イベントに参加する」より、当イベントのfacebookページにて「参加予定」へのチェックをお願いします。
※なお、SNSを介して発生したトラブルなどの責任は負いかねますこと、あらかじめご了承ください。

日時
2017/11/25 20:00 開始
※イベントのメインは22:00くらいまで
会場
リトルトーキョー
参加費
1ドリンク制

※このイベントは終了いたしました。