イベント

3.4 Sun
しごとバー
サウンドデザインナイト

いろんな分野で活躍している方をゲストとしてお招きし、お酒を飲みながら、ゲストと一緒に会話するイベントです。気になるテーマやゲストがいたら、気軽に参加してください。
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※このイベントは終了いたしました。

初めまして、サウンドデザイナーの佐藤公俊です。

聞きなれない職業に”?”と思った方も多いかもしれません。

サウンドデザイナーの仕事は、簡単に説明すると「音で空間を彩る」ということ。
美術館や展示場をはじめ、人が多く集まる場所が、訪れた人にとって心地よく感じられる場所になるように、その空間で流れる音楽の制作や、使用するスピーカーの選定など”音”をトータルでデザインしています。

一般的に「音楽を作る」というと、ピアノやギターといった楽器や、音楽制作ソフトなどを使ってリズムやメロディを作っていく…ということを思い浮かべるかもしれません。ですが私は、ちょっと違った方法でアプローチをしています。

それは、いわゆる楽器の音ではない、世界に溢れているいろんな音を探し集める「フィールドレコーディング」をおこない、そこで録音した音をヒントに、音をデザインし、音楽にしていくということ。
建築家が、自然の中に溢れる「カタチ」から設計の着想を得る事に似ているかもしれません。

今までに、世界のいろんな場所でフィールドレコーディングをしてきました。
中国・北京駅前の猥雑とした市場のエネルギー溢れる音、フィンランドの石畳みの街並みに響く楽器の音、パリの大聖堂にこだまする人々のささやき声……。
それらの愛おしい音の記憶たちは、写真とは違ったぼんやりとした光景で私の心の中に刻まれています。

今回のしごとバーでは、サウンドデザインという仕事についてよくきかれる

「音の仕事ってどんな機材を使っているの?」
「どうやって音楽を作っているの?」
「フィールドレコーディングってどんな風にするの?」

……といった、ぼんやりとした疑問・質問を入り口に、サウンドデザインや音楽にまつわる様々な事を気ままにお話しつつ、フィールドレコーディングの様子、実際に海外で録音した街の音やトラックメイクの工程まで、普段から使用している機材や、楽曲制作のワークフローをご紹介できればと思います。

普段何気なく聞いている耳にしている音楽や、生活の中に溢れている音に、今までよりほんの少しだけでも興味が湧くような、そんな一夜になれば幸いです!


佐藤 公俊(さとう・きみとし)
2009年からOpen Reel Ensembleのオリジナルメンバーとして活動。2014年に独立、電子音楽バンド「Mother Tereco」やソロでの音楽制作を始め、ミックスエンジニアやDJ、サウンドデザイナーとして現在活動中。これまでにISSEY MIYAKEをはじめとする様々なファッションブランドのショーやインスタレーションの音楽、パブリックスペースやウェブコンテンツのサウンドデザインを手がける。楽曲提供した「INDUSTRIAL JP」はADC賞2017年グランプリを受賞し、大きな話題となった。

【ホームページ】
http://sountrive.com/

※当イベントは事前予約不要ですが、よろしければ下記の「イベントに参加する」より、当イベントのfacebookページにて「参加予定」へのチェックをお願いします。
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※しごとバーでは、特定の思想や宗教、マルチ商法、情報商材の販売などに関わる方の参加はご遠慮いただいております。そのほか、セクハラ行為なども含めて、参加者に不快感を与える行為を目撃した方はお知らせください。

日時
2018/03/04 20:00 開始
※イベントのメインは22:00くらいまで
会場
リトルトーキョー
参加費
1ドリンク制

※このイベントは終了いたしました。