※このイベントは終了いたしました。
四国の地方都市から上京して15年あまり。
「東京を手放す」と宣言したのちにたどり着いたのは、
九州山地のど真ん中、秘境と呼ばれる村でした。
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はじめまして。村上健太です。
去年の4月から、宮崎県の椎葉村というところに引っ越して、
移住コーディネーターという仕事をしています。
椎葉村は、平家の隠れ里だったという伝説が残り、
日本三大秘境に数えられる山深い村です。
世界農業遺産や「日本で最も美しい村」連合にも認定され、
焼畑を始めとした日本の原風景が残るこの村で、
たくましくも愉快な人たちと日々を過ごしています。
ここでの暮らしが2年目を迎えた今、
都会と田舎が関わり合う場として、
コンセプト型シェアハウスを作ろうと思い立ちました。
テーマは「自給自足2.0」。
誰もが知っていて、憧れる人も多いのに、
いざ実践となれば尻込みしがちな「自給自足」という暮らしかた。
それを、都会と田舎、昔と今の両面から再構築し、
アップデートする取組みです。
自給自足、と言うと
「うさん臭い」「3K」「新興宗教?」などと、
ネガティブなイメージを持たれることが少なくありません。
田舎のおじいちゃんおばあちゃんに話を聞いてみても、
あんなしんどい生活に戻りたくはないという声が大半です(笑)
僕の場合は、家事とか、生きることに直結する仕事が好きで、
お金を稼いでアウトソーシングするのでなく、
自分の手で暮らしを形作っていくことが楽しくて、
自分のことは自分でまかないたい、という想いを突き詰めると
自給自足というキーワードにたどりついた、という感じです。
おじいちゃんおばあちゃんが経験してきた、
「強いられる」自給自足から、
蓄積された知恵と技と、現代のテクノロジーが融合した
「自ら選び取る」自給自足2.0へ。
「小さな暮らし」「持たない暮らし」「丁寧な暮らし」
そんな新しい言葉たちが象徴するように、
働きかただけでなく、暮らしかたとも向き合う人が増えつつある、
と感じているのは、きっと僕だけじゃないはず。
これからの暮らしかたについて、
自然豊かな秘境の村でどんな挑戦ができるのか、
みんなで一緒に考える時間になればと思っています。
村上 健太(むらかみ・けんた:写真右)
愛媛県松山市出身の37歳独男。上京するも舞台俳優という夢に挫折。生きてる手応えを求めて旅を続け、アイルランド、スコットランド、北海道・余市、岡山・西粟倉などに滞在。TINY HOUSE Workshop一期生。企画制作とコーディネートが主戦場。マイブームは将棋とプロレス。
椎葉 豊(しいば・ゆたか:写真左)
生まれも育ちも椎葉村の椎葉ネイティブ。役場職員でありながら行政っぽくない企画を連発する二女の父。担当として呼び込んだ地域おこし協力隊の数は二桁を超える。酒の好みは焼酎よりもウイスキー。
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「秘境で探る生き方」
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