TOP>イベント >「演劇×介護×子育て」ナイト #2

「演劇×介護×子育て」ナイト #2

リトルトーキョーの「イベントディレクター」竹中香子さんのイベント情報です。

こんにちは。フランスで女優をしています、竹中香子です。

7年前に渡仏し、以降、フランス国立演劇高等学校を経て、現在は、23歳から始めたフランス語を駆使して、パリを拠点に女優として“働いています”。

女優といっても、公共劇場制作の作品を中心に、多少なりとも月収を得ながら割と規則正しく活動しているので、感覚的にはアーティストというより、公務員に近いと思っています。女優というと、派手なイメージを持たれる方もいらっしゃると思いますが、劇場に「通勤」して、日々リハーサルや本番に取り組みながら、お金を稼いで生活するという素朴な毎日を送っていますので、あえて、女優として「働いている」という言葉を使いたいと思います。

海外で働く、女30歳、公務員的女優の私が、最近、最も関心のあるテーマが「介護」と「子育て」です。

ということで、今回は「介護」と「演劇」、そして、「子育て」と「演劇」を、日常生活の中で斬新かつ芸術的に両立させているお二方をお招きして、2週連続で、「演劇×介護×子育て」ナイトを開催したいと思います。


「演劇×介護×子育て」ナイト 第二夜
ゲスト:原サチコ(ハンブルク・ドイツ劇場専属俳優)

私が、言葉もわからずに、演劇をしにフランスに行くと決めた時、他方の方々から、ドイツで活躍する日本人俳優の原サチコさんの話を耳にしました。そのほとんどが、まさにサバイバルなエピソードばかりで、いつか、お会いできることを夢みていました。原さんは、ドイツを代表する劇場、ハンブルク・ドイツ劇場専属俳優であり、高校卒業間近の息子さんをもつお母さんでもあります。子育て期間も、ずっと舞台に立ち続けた原さんは、本番中はメイクさんに面倒を見てもらい、終演後は、すでに眠ってしまっている息子さんを抱っこして帰っていたそうです。劇場の外に、原さんの写真が、公演ポスターとして張り出された時には、恥ずかしがって近寄ってもくれなかった時期も。

ドイツとフランスの演劇事情から、女優の育休事情まで幅広くお話しします。海外の演劇界というちょっと変わった視点から、子育てをしながら、現役女優として一線に立ち続ける原さんのライフスタイルを、時間のある限り掘り下げていけたらと思います。

竹中香子


シングルマザーとなった2004年から、ドイツ語圏公立劇場の専属俳優として舞台に立ちながら息子を育ててきました。移籍に伴う遠距離の引っ越しも三回。その度に知り合いのいない街で、仕事も暮らしもゼロからのスタート。息子も転校の度にいろいろありました。しかしその息子ももうすぐ18歳、ほぼ親離れしてきて、今更ながら仕事を減らしてでももっと一緒に過ごせばよかったと後悔もちょっぴり。しかしどの時点でもガムシャラに働く以外、二人で生きていく道はなかったのだと自分を納得させています。ドイツ語圏外で生まれ育った私がドイツ公立劇場専属を15年続けられている奇跡、それは実はただ息子を育てる為必死に劇場にしがみ付いてきた結果です。そしてとても健康で、宿題もテスト勉強も一人でやってきた息子のおかげです。

原サチコ


ワークショップ内容
演劇体験を通じて楽しみながら認知症の人とのコミュニケーションを考えるワークショップです。参加者同士で認知症の人と介護者を交互に演じて、認知症の人の言動を否定せずに受け入れるコミュニケーションや、言動を否定されたときの認知症の人の気持ちを疑似体験してもらいます。実際に身体を使って演じることで、認知症ケアの気づきやヒントを講師と参加者間で共有していきます。演劇・介護経験は不問です。

日時
2018/08/03(金)
19:30-21:30

参加費
500円+1ドリンク


原 サチコ(はら・さちこ)
1964年神奈川県生まれ。上智大学外国語学部ドイツ語学科卒。1984 年、演劇舎蟷螂「聖ミカエラ学園漂流記」(下北沢ザ・スズナリ)で初舞台を踏む。後に「ロマンチカ」に所属、「王女メデイア」等に主演。1999 年ドイツの鬼才演出家クリストフ・シュリンゲンジーフとの仕事をきっかけにベルリンへ移住。2004 年東洋人として初めてオーストリア国立ブルク劇場の専属俳優となる。以降ドイツのハノーファー州立劇場、ケルン市立劇場、ハンブルク・ドイツ劇場に所属。現在まで14年間に渡りドイツ全土で唯一の公立劇場専属日本人俳優として活躍中。ドイツでの出演作は60本を超える。代表作は「三文オペラ」(ニコラス・シュテーマン演出・ポリー役)、「メア・クルパ」(クリストフ・シュリンゲンジーフ演出)、「ロッコ・ダーソウ」(ルネ・ポレシュ作演出)、「ヴェーライダー」(クリストフ・マルターラー演出)等。井上ひさし作「少年口伝隊一九四五」のドイツ初演も手がける。平和活動プログラム「ヒロシマ・サロン」を主催。2017年1月ハンブルク大学日本学科の特別授業として「少年口伝隊一九四五」を演出。現在ハンブルク・ドイツ劇場(Deutsches Schauspielhaus Hamburg)所属、多くのレパートリー作品に出演している。日本帰国の際は、ドイツ演劇作品の日本語訳、リーディング、講演、ワークショップ等も行っている。


竹中 香子(たけなか・きょうこ)
1987年生まれ。埼玉県出身。2011年、桜美林大学総合文化学群演劇専修卒業後、渡仏。2013年、日本人として初めてフランスの国立高等演劇学校の俳優セクションに合格し、2016年、ディプロマを取得。2016年から、フランス国内20都市でツアーが行われた、フランス国立劇場制作Guillaume Vincent演出『Songes et Métamorphoses』に出演。並行して、自身が企画・制作を行う、演技と信仰に関するパフォーマンス作品を演出家François-Xavier Rouyerと創作。2017年9月には、市原佐都子作・演出の一人芝居『妖精の問題』に出演。2018年、アビニヨン演劇祭公式プログラム作品出演決定。秋には、ピーター・ブルックのホームシアターとも言われるブッフ・デュ・ノール劇場制作、レイモンド・カーヴァー脚色作品『LOVE ME TENDER』への出演を控える。
【ホームページ】 
https://mill-co-run.com



 日時

2018/08/03  19:30-21:30

 会場

リトルトーキョー3F

 参加費

500円(1ドリンク別)

はじめての方へ       求人掲載について       運営会社       プライバシーポリシー       お問い合わせ