東京仕事参観とは

職場を訪問して、そこで働いている人の話を聞き、生き方・働き方に接する場。

これが東京仕事参観です。


東京仕事百貨」というプロジェクトをしていると、多くの方から相談が寄せられます。就職活動をしている学生さんや転職活動中の方など、沢山の方とお話する中で思うことは、就職する前から具体的に何を得られるか保証を求めているような方が多いということです。

たとえば「この仕事の意味って何ですか?」というような質問があります。一見「給与」を聞くより良い印象があるかもしれないのですが、仕事に求めるものが給与や意味など違いはあるだけで、入社すれば何が得られるのか、その何かがとても気になっているように感じます。

でも仕事の意味なんて、やってみなければ分からないと思うのです。そんなやってみなければ分からないものを、やる前から求めようとしているような気がします。ましてや普通の求人情報を見ても、給与や勤務地などの条件だけですから余計混乱してしまう。そこで東京仕事百貨はそこにある生き方・働き方を伝えようとはじめたものでした。その結果、東京仕事百貨で仕事を見つけた人は、ほとんど離職することもないですし、活き活きと仕事をしているのです。

そこにははじめから何か保証を求めて働いている人はいないようです。実際に採用された方のお話を聞くと、入社したら何を得られるのか?という思いよりも、働いている人に共感して、ある意味では衝動的に仕事をはじめている人が多いように思います。得られるものは後回し、とにかくやってみよう!というような印象です。

そういった意味では、まず仕事をしてみる、というのが一番なのですが、働いている人と話をすることで、その人たちの仕事に対する姿勢に接するということもできるだろうし、大切なことだと思うのです。文字や映像だけでは限界があると思うのですが、実際に会って話をすることで、より実感が得られると思います。そのようにして「こんな生き方・働き方があるんだ!」ということを実感することができれば、自分のことも信じられるようになると思うのです。

でも身の周りの大人が無気力な人ばかりだったらどうなるか。おそらく何をやってもうまくいくはずがないだろう、というように、はじめから悲観的な考え方になってしまうように感じます。そうやって「世の中には確かなものがない」と思うようになれば、あらかじめ「保証」を求めるように考えるのも納得です。

東京仕事参観を通して、「やってみなければ分からないものを、やる前から求める」考え方を少しでも変えて、自分のことを信じ、そこで働く自分のイメージを直感的に感じ取るきっかけになれば、と思います。

そして「これは自分の仕事だ!」と思えるような人がもっと増えて欲しいと考えています。

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