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「住みたい」を形にする
ふたつとない家づくり

小学生のとき、「住みたい家を描いてみよう」という授業があったのを覚えています。

イラストではなく図面を描くということで、子どもながらに「本当にこれで建つの?」と想像を膨らませつつ、理想の住まいを考えていくのは楽しかった。

あのときは授業で終わってしまったけれど、もしも本当に建てるとしたらどんな家を建てたいだろう。今でもときどき考えることがあります。

世の中の「住みたい」という想いを形にする。

今回は、そんな設計事務所の仕事を紹介します。

フリーダムアーキテクツデザイン(以下、フリーダム)は、年間約400棟を手がける国内最大規模の設計事務所。

ここで働く意匠設計の担当と、お客さんに伴走するコンサルタントを募集します。

まず目を引かれるのはその規模かもしれません。ただ、フリーダムの本当の持ち味は、その規模に裏付けられた自由度の高い提案力や、柔軟な対応力のほうにあるのだと思います。

建築に携わってきて、この先どうしようか悩んでいる人。あるいは人と接する仕事をしていて、これから建築の世界に関わってみたいという人も。

こんな会社もあるんだ、と知ってほしいです。

 

訪ねたのは、都営新宿線の馬喰横山駅から歩いて2分ほどのところにある日本橋スタジオ。

ガラス扉の入り口から、中に模型が並んでいる様子が見える。

このようなフリーダムの拠点は全国17箇所にあり、バックヤードの事務所スペースのほか、お客さんとの打ち合わせを行うスペースも備えている。

ここで話を聞いたのは、事業推進室 室長の谷崎雄亮さん。

「フリーダムは1995年に神戸で創業した設計事務所です。一般的な設計事務所の設計者は多くて20名ほどですけど、弊社には160名の設計者がいて、年間で400棟ほどの設計を行なっています」

これは設計事務所として国内最大規模だという。

設計した住宅の工事は、一定の基準を満たした「登録ビルダー」と呼ばれる施工会社が担当。年間約400棟というまとまった棟数が確保されていることで、登録ビルダーは安定して仕事を受注することができるし、フリーダムとしても一件ごとの施工費を抑えることができる。

「ハウスメーカーで2000万円の家が設計事務所では4000万円だと言われたら、根本的に比べる土俵が違うじゃないですか。でもそれが2300万円に抑えられるなら、ちょっと考えますよね」

「できるだけ多くの人に、自分らしい家づくりをしてほしい。そんな想いがぼくらの根っこにはあります」

日本では今、ハウスメーカーによってシリーズ化された住宅の販売が主流となっている。世界的に見ると、これは珍しいことなのだとか。

なぜそんな文化が生まれたのかというと、戦後復興の時代、焼け野原となった土地に、安全な家をスピーディーにつくる必要があったから。この需要に対応するなかで生まれたのがハウスメーカーだった。

「でも、ライフスタイルはどんどん多様化してきてますよね。とくに2000年あたりからは、Webや雑誌などから多様な情報が簡単に得られるようになって。それぞれが似合う服を着るように、住む家を選んでもいいじゃないかと」

価格以外でも、フリーダムはさまざまな工夫を重ねてきた。

たとえば、建売住宅と注文住宅の大きな違いのひとつに「形がすでにあるか否か」というものがある。建売住宅であれば、住宅展示場やモデルハウスのように住まいを体感してもらうことができる一方、お客さんの要望を一つひとつ聞いてオーダーメイドでつくる注文住宅はそれができない。

そのためフリーダムでは、打ち合わせをもとに3Dや動画を作成。施工前の段階で、住んでからのイメージをなるべく正確に伝えるようにしている。

また、設計だけにとどまらず、土地探しのフェーズからお客さんと一緒に進めていくのも特徴のひとつ。

「土地のことは不動産屋に相談できても、家づくりの詳細がわからない。とはいえ設計事務所に土地が決まっていない状態で行っても、図面が書けない。両方一括でやってしまうのが、お客さまのゴールへの近道だと思うのです」

土地探しやローンのことなど、家づくりにまつわる“めんどうなこと”を一緒に進めるため、フリーダムではコンサルタントという担当者を置いている。

今回募集するのは、自由な家づくりの根幹を担う設計者と、お客さんに伴走するコンサルタント。

それぞれ、どんな人を求めているのでしょうか。

「設計は、建築設計の実務経験が2年以上ある方。ハウスメーカーで規格化された図面を描くのは違う気がするけれど、めちゃくちゃに忙しい設計事務所で働くのもな…という方にとっては、うちはバランスのいい会社だと思います」

「コンサルタントについては、接客経験のある方。たとえばウェディングプランナーやホテルのサービススタッフのように、お客さんの要望に一つひとつ応えていくような経験があると活かせるんじゃないかな」

どちらにも共通するのは、お客さんの求めるものを0から形にしたいというマインド。かつ、その過程を楽しみながら進めていける人だといい。

「家づくりの根幹をなすのは、人なんですよね。1件ごとにじっくり向き合ってほしいからこそ160名という数の設計者が必要ですし、設計以外の部分も含めて家づくりと捉えるなら、やはりコンサルタントの存在も欠かせません」

 

今、実際にそれぞれの立場で働いているのはどんな人たちなのだろう。

まずは設計担当の安藤恵理さんに話を聞いた。

以前はハウスメーカーに勤めていた安藤さん。

「こういう間取りはつくれない」「お客さまからの要望はこの範囲に収める」というように、細かく決められたルールに対して違和感を抱いていたそう。

ほかの会社でも経験を積んでみたい。そう思っていたところ、フリーダムの存在を知る。

「Instagramや雑誌で『かっこいい家だなあ』と思って見たら、設計者にフリーダムの名前があることが何度かあって。設計事務所はハードなイメージもありましたが、調べるうちにここなら働けそうだと思って、転職を決めました」

入社から1年ほど。働いてみて、どうですか。

「仕事の自由度はかなり高いですね。たとえば、前職では決められた商品の色決めだけを行うような打ち合わせが多かったのですが、今はお客さまから依頼があれば、どのメーカーのどんな商品が合うかをゼロベースで考えていきます」

家のデザインに合わせたダイニングテーブルの注文を受けたこともある。

提携している家具屋さんを呼び、お客さんを交えて打ち合わせしながら、形や色、大きさを決めていく。

「そこまで関わっていいんだ!って驚きましたし、可能性も感じたというか。もちろんプレッシャーもありますし、まだまだ勉強していかないといけませんが、お客さまと相談しながらひとつずつ決めていけるのが楽しいですね」

年間10棟を担当している安藤さん。

前職時代は年間30棟ほどを担当していたので、手が空いてしまわないかという不安もあったものの、そんなことはなかった。

「1件に向き合う時間が長いんですね。最初の打ち合わせに同席するところからはじまり、基本設計を描いて、細かな仕様は相談しながら固めていきます」

床や壁のような大きな構造物から、階段の手すりの位置や形状、材質など細かな部分まで。

お客さんの要望を一つひとつ聞きながら決めていく。

「ある物件では、1階部分の目隠しのために取り付けたルーバーの間隔が空きすぎているということで、職人さんに間を詰めてもらったこともあります」

普通なら「既製品なので…」と諦めてしまいそうなことでも、可能な限り応えるようにしているという。

基本的には一案件につきひとりの担当者が一気通貫で関わる、フリーダムの設計担当。

とはいえすべての業務を抱え込むのは難しいので、図面の作成や現場の立合いなど、一部の業務は分担しながら進めていく。

形のないものをつくっていく仕事だから、設計事務所などでの経験がない人は、最初のうちは見積もりやスケジュールの見通しを立てるのに苦労するかもしれない。

「設計者というと職人気質な印象があると思いますが、コミュニケーション能力も必要な仕事だと思います。お客さまとの打ち合わせだけでなく、施工会社さんや社内のコンサルタントとのやりとりも多いので」

 

一方でコンサルタントのみなさんは、どんなことを思いながら働いているのだろう。

昨年11月に入社した祖父江章太さんが答えてくれた。

「設計者が滞りなく進められるよう、サポートするのがコンサルタントの役割だと思っています。単独で打ち合わせをしたときは、すぐにその内容をメールや電話で共有するようにしていますね」

設計者との大きな違いで言えば、土地探しやローン組みなど、お客さんにしてみれば“めんどうなこと”に寄り添って伴走すること。

「この人に任せよう」と思ってもらうことがまず大事だという。

「信頼関係を築けなければ、設計者がどんなにいい提案をしても選んでもらえないので。ぼくの場合は、お客さまの外見の印象や声のトーン、口調などを最初の5〜10分の会話で感じとって、自分の振る舞いも変えていきます」

マニュアルがあるわけではないので、自分なりのスタイルを見出していければいい。

祖父江さんの場合、高校や大学で設計・デザインを専攻し、卒業後は不動産会社で営業を担当していた経験から、不動産の知識や人とのコミュニケーションにはとくに困らなかったそう。

研修制度も整いつつあるので、知識は入社してから身につけることもできる。

土地探しが決まっていないお客さんに関しては、毎日新着情報を調べているという祖父江さん。つい3〜4日前、あるお客さんにぴったりな土地の情報を見つけたそう。

「設計者やお客さまにも連絡して、その足ですぐに現地まで行って。写真を撮って、隣のお家の方ともお話ししたんです。間口が狭いので、車を入れるときだけ少しそちらの土地に侵入しても大丈夫ですか?って話も取りつけて」

おお、すごい!

「お客さまの乗っている車の幅も把握しているので、ちゃんとメジャーを持って行って、通れることを確認して。ロケーションもばっちり。完璧だ…と思ったら、ダメでした」

え、なぜですか?

「前の道が、車でも通れるものの狭いということで。そこはもう、お客さまとの感覚の違いですよね。すみません、失敗エピソードで…(笑)」

結果につながらなかったとはいえ、そこまでお客さんのことを考えて動いている、ということがすごいと思う。

家の都合に人が合わせるのではなく、住む人の想いに沿って家をつくっていく。

設計担当もコンサルタントもそんな姿勢でいるから、この世にふたつとない家づくりが実現できているのかもしれません。

自由度の高さゆえに試行錯誤する難しさもあるだろうけど、お客さんが本当に求めている家をつくる仕事は、きっと気持ちがいいと思います。

(2019/2/12 取材 中川晃輔)

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