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合言葉は共存共栄
アグレッシブに支える黒子

人と人が関わり合って成り立っている社会。自分一人で生きていると思っていても、どこかで他人の力を借りながら人は生きているのだと思います。

手が回らないときの「何か手伝える?」という一言。朝早く出社した日に、労いの言葉を添えてデスクに貼られた引き継ぎのメモ。さりげない気遣いが、前向きな気持ちにさせてくれることもある。

そんなふうに、表には見えないかもしれないけれど、人を支えることがしたいと思っている人にぴったりな仕事があります。

株式会社NOMADは、「HOLMEGAARD(ホルムガード)」や「Kay Bojesen Denmark(カイ・ボイスン デンマーク)」など、デンマークを中心とした北欧インテリアブランドの日本総代理店。インテリアショップなどへの商品の卸しを手がけています。

今回募集するのは、主に受注業務を担当するオペレーションエキスパートと、ショールーム兼オフィスの維持管理や来客対応などを担う秘書兼管理担当。

どちらも前線で動いているスタッフを支える役割です。

 

東京・恵比寿。NOMADのショールーム兼オフィスは、駅から歩いて5分ほどのビルの6階にある。

中に入ると、北欧の雑貨やインテリアがきれいに並べられている。ショールームとオフィスの間はガラス張りになっていて、働く人の様子もよく見える。

ショールームに隣接した会議スペースで迎えてくれたのは、NOMAD代表の斎藤さん。

快活ではきはきとした話し方が印象的な方。

「昨年募集をお願いしたときから、会社の状況もいろいろと変わってきていて。おかげさまで売り上げも伸びてきているぶん、社内の体制も変えようとしている最中なんです」

デンマークのインテリアブランド「ローゼンダール・デザイングループ」で、アジアの市場開拓責任者として働いていた斎藤さん。14年前に退職し、NOMADを立ち上げた。

最初は斎藤さん一人だった会社も、現在はスタッフ12人に。北欧13ブランドの日本総代理店として、数多くの商品を扱っている。

たとえば、デンマーク王室御用達で、200年近い歴史と伝統のあるガラスブランド「HOLMEGAARD(ホルムガード)」や、リペア・組み立て・リサイクルできるパーツで構成されたデザインを追求する「MOEBE(ムーべ)」など。

デザインが優れていることはもちろん、ものづくりの背景や想いに共感したブランドのパートナーとして、日本国内のインテリアショップなどとの接点をつくってきた。

「正直なところ、会社の成長に対して、内部の体制が追いついていないところがあって。それで今回、新しいチーム編成にして、営業さんがとってきたものを速やかに受注処理できる体制を整えようとしているんです」

「新チーム募集という意味合いが大きくて。すごく楽しみだし、この募集を機にパワーアップしていけたらと思っています」

新しいチーム編成では、受注業務に特化するオペレーションエキスパートという役割を設ける。

加えて、昨年新しくなったショールーム兼オフィスをきれいに維持管理しつつ、来客対応や斎藤さんの秘書的な役割も果たす秘書兼管理担当も募集したい。

「どちらも黒子的に人を支えるのが好きな人がいいと思っていて。もちろん北欧とかインテリアが好きということはプラスにはなりますが、それを一番のモチベーションにはしないほうがいいのかなと、個人的には思っています」

「僕らの理念への共感や、営業さんたちを支える仕事に興味がある、というのが大前提で。北欧やインテリアへの興味は、その次でいいと思っています」

NOMADでもっとも大切にしているのが、共存共栄という考え方。

「自分で言うのもあれですが、共存共栄ってすごくいい言葉だなと思っていて。人は誰かと関わらないと、その人の存在そのものが意義をなさないって僕は思ってるんですね。関わりがあって初めて人が存在し得る」

「それを痛感したのが、自分がフリーで活動を始めたときで。そのときは他の人のことはあまり気にせずに突っ走っていました。結果、迷惑かけたこともいっぱいあったし、不快な思いをさせたこともあったし、孤立もしました。やっていて意味があるのかって自問自答する日々で」

そのすえに、人は人に支えられて存在しているんだ、という結論に辿り着いた。さらにそれは個人だけではなく、会社という組織にとっても同じだと、斎藤さんは考えている。

「いろんな人との関わりがあるから、人は成長できる。それで成果を出せたら、他人にそれを還元する。その循環を当たり前のようにつくれたら、心地よく働くことができると思うんです」

難しそうに聞こえるけれど、シンプルに言えば、自分がされていやなことは他人にしない。そしてなにより、自分がしてもらってうれしいことを積極的にしていく、ということ。

「これって社内だけの話じゃないんですよね。たとえば、うちで荷物を運んでもらうときは、赤帽のミタさんっていう人にずっとお世話になっているんです。ちょうど一昨日も、土砂降りのときに荷物を届けに来てくれて」

「雨降ってるしちょっと手伝いますよ、なんて言って僕も運んだんですけど。そういえば初めてお願いした展示会の撤収のときも土砂降りで、ふたりでびしょびしょになりながら運びましたね、とか話して。荷物を運んでもらうっていうわずかな接点だけど、僕らを支え続けてくれているのはありがたいじゃないですか」

言ってしまえば、お金を払ってお願いしていること。すべて任せてしまってもいいはずだけど、関わる人への気遣いを大切にしていきたい、と斎藤さん。

「できないことをやってもらっているので、対価としてお金を払うのは当たり前だと思うんです。でもそれとは別のところで、雨天だったら大変だろうから手伝おうとか、暑いから冷たい飲み物を用意しとこうかなとか。そういう姿勢を崩さないようにしていきたいと思っています」

「商売ですから、儲かるかどうかも大事だけど、それだけだと味気ない。共栄するっていうのは、そういう付加価値の部分じゃないかなと思うんです」

 

斎藤さんが大切にしている共存共栄の考え方。一緒に働いている人はどんなふうに感じているんだろう。

営業チームを統括している渋谷さんにも話を聞いた。

「たとえば、私がやりとりしていたバイヤーさんが出世したらうれしいし、取引先の担当者から結婚しますって聞いたらお祝いしたい。そういうことも共栄だと思うんですよね。お互いに商品を介したビジネスだけの関係だとは考えてなくて。それは営業のみんなによく言っています」

今回募集するオペレーションエキスパートは、渋谷さんの営業チームに加わることになる。

日々営業が提案して受注につながった案件ををいち早く処理し、納品までスムーズに進むよう手配する。会社の要と言ってもいい存在だと思う。

「サッカーだったら、営業はFWだから点をとる役割だと思っていて。だから受注処理してくれるオペレーションエキスパートはMFですよね。いいパス出して走らせて! そのコンビネーションがうまくいくようにしていきたいなと思っています」

たとえば、取引先からの電話に出て、問い合わせに答える場面もあると思う。そういったときも『営業担当がいないから』で済ませずに、自分でも積極的に解決していける姿勢を見せてほしい、と渋谷さん。

「秘書兼管理担当も同じだと思うんですが、黒子って聞くと受け身な感じに捉えちゃう人もいるのかなと思っていて。でもそうじゃないんですよね。会社の売り上げも規模も大きくなってきていて、取り扱うブランド数も商品も増えている。まだまだ成長段階の組織なので、自分自身も成長する前提でトライしてくれる人に入ってほしいです」

「スタッフの年齢や経験はそれぞれなので、比べることはしないように心がけていますが、以前と比べて成長しているかどうかはすごく見るようにしています。そういう意味では、依頼された仕事をコツコツやるだけだと苦しくなると思うんですよ。一緒に成長を楽しめる人が来てくれたらなと思います」

オペレーションエキスパートが営業チームの要であるように、秘書兼管理担当は内勤の要の存在になる。

ショールームの美化に努めたり、来客の予定を把握して準備したり、ときには代表の斎藤さんの新たなチャレンジをサポートすることもある。秘書やバックオフィスの経験があると役立つかもしれない。

 

最後に話を聞いたのは、昨年10月に入社した中島さん。

営業を担当しつつ、マーケティングにも関わっている。もともとは航空会社で働いていた。転職してきたばかりということもあり、新しく入る人にとっては身近な存在だと思う。

「前職もやりたかった仕事だったので、いやになったとかではないんです。でも、次になにかするとしたら、好きな雑貨に関わる仕事をやってみたいと思っていて」

「ちょうどそのときに日本仕事百貨さんの記事を見て、未経験でもいろいろな仕事を任せてもらえそうっていうのが伝わってきて、興味が湧きました」

最近では展示会にも関わるようになり、できることの幅を広げている中島さん。共存共栄の考え方についても、しっくりきているという。

「ただ売ることだけを目的にしていないっていうのは、いいなと思いました。実際に働いてみても、無理に売りつけるとかはまったくなくて。お客さまと話して、要望に合うものを提案する。一緒に解決していくような在り方を大事にしていると感じます」

「商談に行ったときは、私からご提案するはずが、逆に教えてもらうことも多いんですよ。最近こういうものが人気だよ、とか。そういうところで助けてもらいながら働けているのも、先輩方が共存共栄の考え方を大切にしてきたからなのかなと思っています」

印象に残っていることを聞いてみると、北欧フェアに出展したときのことを話してくれた。

「それまでは取引先の人としか話したことがなかったんですけど、フェアではエンドユーザーのお客さまと話す機会が多くあって。前日に花瓶を購入されたおばあさんがもう一回来てくれて、その花瓶に紫陽花を活けた写真を見せてくれて。それがすごくうれしかったんですよね」

「普段は実際に手に取ってくれる人の顔は見えないけれど、私たちの仕事の先にはこういう人たちがたくさんいるんだって実感して。もっといろんな人に届くように広めていきたいなって思いました」

 

積極的に表に出ることはないけれど、思いを持って働く人たちを支えたい。

ただ待つのではなく、自分で考えて動いて助けに行く。その姿勢が求められるし、それを通して働く人自身も成長できる環境だと思います。

(2022/7/15 取材 稲本琢仙)
※撮影時はマスクを外していただきました。

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