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愛される会社だから
いいものをつくれる
人を幸せにするお豆腐屋さん

ひとりでも、誰かと一緒でも。

おいしいものを食べると、満たされる。食は、幸せを感じる身近な手段だと思います。

愛知県高浜市にある、おとうふ工房いしかわ。

お豆腐だけではなく、とうふドーナツやプリン、パン、さらにはクラフトビールまで。さまざまなものづくりをしている会社です。

本社兼工場のほか、お豆腐などの商品を販売する直売店やレストランも経営しています。

今回募集するのは、総合職のスタッフ。本人の希望や個性に合わせて、製造や営業、開発、企画、経営など、さまざまな部署に配属されます。

まずは、豆腐にかける思いと、それを育んできた人たちの人柄を知ってほしいです。

 

東京から新幹線こだまに乗って、三河安城駅へ。おとうふ工房いしかわは、駅から車で15分ほどの場所にある。

取材前には、「毎月第一土曜日に本社前で朝市をしているので、ぜひ見に来てください!」とメールがあった。

お豆腐屋さんが開催する朝市って、どんなものなんだろう。ワクワクしながら、朝の7時に本社へ。

到着すると、すでに多くの人で賑わっている。

運動会で見るようなテントが並んでいて、お団子を焼いたり、焼きそばをつくったりとお祭りのような雰囲気。

一回450円でとうふドーナツを積み上げたぶんだけもらえるブースや、ボーリングのようなゲームコーナー、いしかわ以外の企業や団体が出店しているテントもある。

いしかわの商品を販売しているブースでは、お豆腐や厚揚げ、豆乳プリンなどの商品を、お客さんがどんどん手に取っている。

買い終えた人に話しかけてみると、「毎月これを楽しみに来ているんです」と笑顔で答えてくれた。

ふと、無料で振る舞っているお味噌汁を発見。一杯いただく。

いしかわの絹豆腐が入っていて、あったかくて美味しい。

お豆腐はしっかりした食感で、味も濃い。お味噌汁でちがいを感じるということは、冷奴のような食べ方なら、もっと豆腐自体の味を感じることができそうだ。

ブースに立っているのは、ほとんどがいしかわの社員。そのなかに社長の石川さんもいて、ちょうどボーリングコーナーで子どもたちと楽しそうに話していた。

ひとまず挨拶だけして、もう少し会場を見て回る。工場の裏にある畑では、枝豆の収穫体験もおこなわれていた。

2時間ほどで朝市は終了。圧巻だったのが、片付けのスピード。社長も混じって慣れた手つきでテントを片付けている。

終わりには、社長とのじゃんけんで勝った社員に景品を渡していたり、社長の奢りでジュースを振る舞っていたりと、終始文化祭のような雰囲気だった。

片付けも落ち着いたところで、社内へ。キッチンがある食堂のようなスペースでは、数名の社員さんが料理をしている。普段は地域の子どもたちへ豆腐教室を開いている場所だそう。

聞くと、月に一度の朝市の日は、課長級の社員が当番制でランチをつくり、食堂で社員みんなが一緒に食べることになっているらしい。この日はカレーライスにけんちん汁、フレンチトーストなど、どれもおいしそう。

カレーにも豆腐が入っていて新鮮な感じだったけど、これはこれでおいしい。今度家でもやってみようかな。

食べ終えた頃に、会議を終えた石川さんが食堂へ。石川さんは次の予定もあるとのことで、食事をとりながら話を聞くことに。

家業が豆腐屋だった石川さん。大学卒業後、サラリーマン生活を経て結婚を機に東京から愛知へ。

家業の豆腐屋は、当時業界的に閉塞感があり、廃業するところも多かった。そのなかでも、豆腐づくりの技術を活かしながら、新しい切り口の豆腐屋さんを目指そうと、1991年に有限会社おとうふ工房いしかわを創業。

自分の子どもに食べさせたい豆腐をつくろうと考え、国産大豆での伝統的にがり製法の豆腐をつくり始めると、子どもがいるお母さんたちから多くの支持を得ることができた。さらにおからを使ったお菓子、きらず揚げを開発し、これもヒット商品に。

豆腐づくりを軸に据えつつ、幅広い世代に広く愛される豆腐屋に成長してきた。

今回募集するのは、総合職として働く人。

新規事業開発や広報PRなどに取り組む営業戦略部、工場での製造部、新商品の開発や商品のアップデートをおこなう開発技術部などのなかから、希望や個性に応じて、入社後に配属が決まる。

「Uターン、Jターン、Iターン、なんでもオッケーで。東京にも事務所があるので、そっちで働いてくれてもオッケー」

「この会社で働いてみたいって人ならどんな人でもいいんだけど、一つだけ言うとすれば、会社の価値観を共有できる人がほしいね」

会社の価値観… それってどういうものでしょう。

「そういうさ、想いの部分って言葉にすると型にはまって面白みがなくなっちゃうじゃん。たとえば社是や社訓、企業理念、行動指針とか、文字にしたものは多くあるけど、それをあなたがどう感じたかが大切だと思うよ」

石川社長からの問いかけに少し戸惑いながらも、朝市の様子を思い出して考えてみる。

まず驚いたのは、土曜日の朝7時にこれだけの人が集まるということ。そして、来ている人のうれしそうな顔に加えて、朝市を実施しているスタッフ、つまりいしかわの社員さんたちも楽しそうにしていたのが印象的だった。

そして、いしかわの社是として掲げられているのは、「全ての人を幸せにしたい」という言葉。

言うのは簡単でも、実現していくのはむずかしい。けれど、朝市を見ていると、少なくともここにいる人たちの幸せは、豆腐を通して実現しているように感じる。

さらに朝市でもう一つ気になったのが、小さい子どもを連れた家族連れの人から、年配のご夫婦まで、幅広い世代の人が来ているということ。

一人のお母さんに話しかけてみると、「ここのお豆腐はおいしいから」という答えが返ってきた。

おいしくて安全。だからこそ毎月楽しみにしている人もいるし、それはつまりいしかわという会社自体への信頼感や特別感につながっている。

石川社長からの問いかけに最初は戸惑ったけれど、朝市に参加している人や社員の人の顔を見ていると、どうしてこれを続けているのか、そしてたくさんのお客さんがどうして訪れるのか。その理由がなんとなくわかる気がしてきた。

朝市のような特別な取り組みだけでなく、ものづくりに対する姿勢も、企業としての魅力と信頼を感じさせる要因のひとつなのだろうな。

「ゴールは、はっきりしていて。『全ての人を幸せにしたい』っていう社是が一番なのね。そしてその方法は自由。だから将来もしかすると、豆腐屋やめてマクドナルドになってるかもしれない(笑)。別にそうなっても俺は化けて出てこないからさ」

「自分たちの考える時代の流れに合わせた、必要なものをつくる。だから豆腐以外にドーナツやパンもつくっているし、プリンもつくる。なんなら今クラフトビールも別会社でつくってる。その根っこは、『昔からの味わいを大切にし、さらにそれを創造します』『地域の皆さんに愛されたい』といった企業理念にマッチしているかが大切で。なんでもつくればいいわけじゃないから」

時代の流れに合わせると言っても、簡単なことではない。組織が大きくなるほど小回りが利かなくなってくるし、食のトレンドも日々変わっていく。だからこそ、自分たちのつくりたいものをつくることが必要なんだ、と石川さん。

そのなかでも新しいチャレンジを続けていくためには、石川さんは価値観が共有できて、表現力のある多様な人に入社してもらうことが重要だと考えている。

「たとえば、豆腐が大好きな人集まれって言ったら、豆腐がきらいな人は来なくなっちゃうじゃん。『俺豆腐大っきらいなんだけど、なんできらいなのかを探求したいから来た』って人がいてもすごくいいよね。それで豆腐がきらいな人も食べられる豆腐ができる可能性だってあるでしょ」

「自分たちは食べるものをつくっている会社だから、食べることによって全ての人が幸せになったらいいよね。それはずっと思ってる」

食には、人を楽しく、幸せにする力がある。それは朝市を見ていても、食堂でランチを食べている社員のみなさんを見ていても感じた。

「朝市も、誰かに指示されて動いているわけじゃなくて、それぞれが自分のやるべきことを探して動いてるの。団子焼くのが得意だから焼いてみようとか、子どもが好きだから遊びのコーナーに行こうとか。それが日常的に会社での業務にも出てくればいいなと思っていて」

「会社のなかで研修をするくらいだったら、朝市を10回するほうがよっぽど指示待ち人間が減ると思うよ。指示待ちしてたらお客さんに怒られるから(笑)」

 

続いて話を聞いたのは、執行役員の石川諒さん。営業戦略部に所属している。

「仕事は非常に多岐に渡っていて。新規事業開発や通販事業、企画業務、広報PR活動とか。最近は営業もやってますね。お店に置いてもらえるように交渉したり、会社とお店の間に入って諸々の調整をしたり」

営業戦略部に配属されれば、石川さんとともに働くことになる。

仕事の範囲が多岐に渡っているぶん、大変なことも多いだろうけど、一気に多くの経験を積める部署でもある。

「社是を理解してもらって、その方向に向かって一緒に歩いていける人がいいですね。向かう方法は違っても、最終的に同じゴールを目指せる人だったらいいのかなと」

 

隣で聞いていた開発課の平田さんも、うなずきながらこんなことを話してくれた。

「学生のときに、料理をつくって家族とか友人に喜んでもらえると、すごくうれしかった記憶があって。食べ物を通して全ての人を幸せにしたいっていうこの会社の社是には、すごく共感しましたね」

入社してから16年間、開発課に所属している平田さん。もともと豆腐が苦手だったけれど、いしかわの豆腐はおいしく食べられたことも、入社のきっかけになった。

平田さんが開発した新商品のなかで、とくに印象に残っているというのが、湯葉寄せ豆腐。

「湯葉をつくる製造ラインがあるんですけど、それをもっと活用しようっていう話が出て、いろいろ試しました。刻んで細かくした湯葉をお豆腐に混ぜ込んだらどうだろうという案が出て、できたのがこれで。人気も出て結構長い間販売している商品なので、一番印象に残ってますね」

新商品の開発だけでなく、パッケージのリニューアルなどもあるため、普段からおいしいものにアンテナを張ったり、豆腐に限らず新商品をチェックしたりする好奇心が必要、と平田さん。

「何事も楽しめる人だといいですよね。毎月のランチ担当も、課長級の社員で当番制にしているんですけど、正直負担にはなるんです。事前に食材の準備とかもするので」

「でもせっかくやるんだったら、思いっきり楽しんだほうがいいじゃないですか。メニューの看板とか、私がつくったんですよ(笑)。全部割り切れるわけではないですけど、何か自分なりの楽しみを見つけながらやれたらいいなと思って、日々お仕事しています」

 

食を通して人の幸せを願う。その思いは、商品にも表れているように感じました。

直営店は東海三県のほか、千葉と神奈川にもあります。ぜひ一度食べて、感じてみてください。

(2022/10/1 取材 稲本琢仙)

※撮影時はマスクを外していただきました。

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