求人 NEW

たった5人が
前例のないまちを
ともにつくる

目の前の人が喜んでいる顔が好き。誰も見たことのない景色をつくりたい。

その想いを原動力に、世にない場づくりを実現させているのが、株式会社GOODTIME。

立川のGREEN SPRINGSにあるSORANO HOTEL、品川にあるコクヨのTHE CAMPUS、愛媛のITOMACHI HOTEL 0など。

たった5人の小さなチームにもかかわらず、手がける仕事は、まちの未来を彩る大きなものばかり。

そんなGOODTIMEが、新たに東京・豊洲で携わるのが「豊洲セイルパーク」。2025年夏の開業を目指しています。

事業主は、IHIと三菱地所。街区の中に出来るインキュベーション施設とシェア企業寮の企画・設計・運営を一緒に担うのが、コクヨとGOODTIMEです。

今回は、GOODTIMEが運営を担うシェア企業寮で、コミュニティマネージャーとして働くメンバーを募集します。

経験は問いません。それは、豊洲の未来を描くこのプロジェクトがいったいどうなるのか、まだ誰もわからないから。

あわせて、事業企画も募集します。

正解のない道に、わくわくする気持ちがあれば、やりがいを持って働けるはず。どんな想いを持っているかを、まずは知ってほしいです。

 

東京メトロ有楽町線で、豊洲駅へ。

晴海通りには、日本を代表する大企業のオフィスビルやタワーマンションが立ち並ぶ。大学も近くにあり、職住がすぐ近くにある街並みが面白い。

ららぽーと豊洲の真隣に2棟連なるビルが豊洲セイルパーク。手前はほとんど完成していて、奥のビルはまだ建設途中みたい。

現場からほど近くのオフィスビルの一角に、豊洲セイルパークの開業準備室がある。

GOODTIME代表の明山さんが迎えてくれた。穏やかな笑顔に、肩肘張らない人柄が滲んでいる。

長く建築・不動産の領域で仕事をしてきた明山さん。2014年にGOODTIMEを立ち上げ、そこから7年ほどは一人で依頼を受けてきた。

根っこにあるのは、人と地域、そして自然とが交わり、訪れる人が愛着を持てる場をつくりたいという想い。

「僕らの会社って、何をしているか、まだ言葉を探している途中で。『施主さんの叶えたい場づくりの代行』と言えばいいかな」

場づくりの代行。

「施主さんが叶えたいことは、意義深いけれど、ぼんやりとしているものもある。まだ世にない新しい価値を提供することを目指しているので、実現にはとても労力がかかるものが多い」

「けれどキラリと光るものがあれば、むずかしくともチャレンジしたい。まだ誰もやったことのない、こんなことできるかな?にこそ燃えるし、必ず応えたい。その道を選ばないと、我々みたいな小さい会社は新しい価値をつくれないと思うんです」

たとえば、愛媛県西条市の日本初のゼロエネルギーホテル「ITOMACHI HOTEL 0」。

プロジェクトの事業主体は、地元の半導体企業である株式会社アドバンテック。

決まっていたのは、「地域のにぎわい創出とエネルギーの地産地消を目的に、日本初のゼロエネルギーホテルをつくりたい」ということ。

そこで、GOODTIMEが建設途中から参画。アドバンテックに伴走して、コンセプト立案から運営までを一貫して担うことに。

ゼロエネルギーを実現するだけでなく、まちに新しい価値を足すという視点。

工業地帯があり、これまでビジネスホテルが多かった西条市内。幅広く人を呼び込めるように、企業研修やファミリー向けの部屋をつくった。

さらに目をつけたのは、西条市の地域資源である「うちぬき」。

うちぬきとは、市内に湧き出る水のこと。通年で水温変化もなく、湧量が豊かな水は生活用水、農業用水などに重要な役目を果たしてきた。

そこで、地域の文化を身近に感じてもらえるよう、ホテルの中庭にうちぬきを設けることを提案。

一体化されたベンチに腰かけると、うちぬきを見ることができ、水や地域とのつながりを感じられる。

日本国内のホテルで初めて、前例のないゼロエネルギーホテルを実現。それを単なる技術的な挑戦に留めず、地域と人をつなぐ場として、そこにしかない魅力に光を当て直した。

「大変さもあったけど、企画から運営まで一貫してできた経験は、豊洲セイルパークを通したまちづくりを担う上で糧になっています」

新しくできる豊洲セイルパークは、IHIと三菱地所の大規模再開発。

オフィス、商業、インキュベーション施設、シェア企業寮の機能を持つ複合施設をつくるという企画段階で、「THE CAMPUS」を見たIHIと三菱地所からコクヨに声がかかる。

その流れから、GOODTIMEと共同で事業に携わることに。

「インキュベーション施設とシェア企業寮が一緒にある施設は、ほかにない。直感的に面白いと思いました」

かつてIHIの工場が建ち並んでいた豊洲の再開発のラストピースであるこの街区に、オフィスビル2棟とそれをつなぐ歩行者デッキと大屋根付きの広場を建設中。

A棟は、1棟まるごとオフィスビルとして。B棟は商業施設のほか、インキュベーション施設「TOYONOMA」と、シェア企業寮「TAMESU」が展開する。

GOODTIMEは、主に街区全体のブランディング、インキュベーション施設やシェア企業寮全体のコンセプトづくりをはじめ事業企画を担っている。

豊洲の最大の特徴である、職・住・遊・学が近くにあること。明山さんたちが目をつけたのは、それらがうまく結びついていないというまちの課題。

「TOYONOMAは、すでに豊洲でオフィスを構える大企業や新たに訪れるスタートアップ企業とが、地域住民を巻き込みながら、暮らしにまつわる新しいビジネスを生み出せる場所にしたい」

「TOYONOMAで生まれたアイデアを、暮らしながら試せる場所として、TAMESUが機能すれば良いと考えていて。さらにTAMESUで暮らす人だけでなく、地域住民など、ここを訪れるさまざまな人たちが製品・サービスを使ってフィードバックできるようなコミュニティもつくりたい」

そうしてブラッシュアップされたものが、豊洲から新しい暮らしとして発信できるよう、セイルパークと名づけられた。

GOODTIMEが大切にしている自然との共生を豊洲でも体験できるよう、TAMESUには屋上農園を設置。

入居者が野菜を育てたり、収穫して食べたり、企業の実証実験で新しい農業技術を試したり。土をいじり、農作物の成長を見守る場所があることで、働く場所と暮らしがもっと近づく。

今回募集するのは、GOODTIMEが運営を担うシェア企業寮TAMESUのコミュニティマネージャー。

全39部屋の居住スペースを、複数の企業が数部屋ずつ借りることができる。単身向けだけでなく、家族でも入居できる部屋を用意。

入居者の想定は、すでに豊洲に会社を構える大企業はもちろん、スタートアップ企業の誘致も検討していて、2、3年ほどの単位で入れ替わっていく予定。

企業同士の連携から、新しいビジネスが生まれる化学反応をねらっている。

コミュニティマネージャーに任せたいことを聞くと、「いい意味で、決めていないんですよ」ときっぱり。

「入居者のお問い合わせに応えたり、イベントを企画したり。基本的な業務は想定できますが、入居企業が決まってから、どういうコミュニティにしていくか含めて考えていく。まだなんともいえないことばかりで」

“まだ世にない場所をつくる”GOODTIMEらしさが、働き方にも表われているんですね。

「その通りです。誰も経験したことがない。だから正解がないんですよ。間違いを恐れず、仮説を立ててトライしていく。これに尽きると思います」

竣工のタイミングで、GOODTIMEのオフィスもTOYONOMAに移転してくるんだそう。それぞれのメンバーが出社に合わせて現場に来て、密にコミュニケーションをとっていく予定。チーム全員で支える姿勢だ。

「正直、コミュニティマネージャーの業務だけで月の仕事量は埋まらないと思っていて。3分の2くらいで回せる。残りは、豊洲以外で進める事業企画を一緒に考える時間に充てられたらうれしいなと。寮の運営の経験を次につなげたい気持ちがあれば最高です」

 

GOODTIMEは、明山さんが一人で始めてから今では5人。一人は産休中で、そのほかの方が取材に顔を出してくれた。

菓子さんという女性の方は、前職では設計や場づくりの企画をしてきた。ジャケットを羽織る入部さんは、もともと料理人。場づくりはまったくの未経験だったという。

「これまでのプロジェクトも、それぞれの得意分野を活かしながら進めてきました。ドラクエのパーティーみたいですね」なんて声も。

「代表して話してもらおうかな」と明山さんが紹介してくれたのが、入社3年目の山口さん。日々の運営や、イベント企画のサポートをしてくれる身近な存在になるはず。

大学院まで建築や意匠デザインを学び、卒業後は広告代理店やメディア運営・編集を経験。カルチャーやデザインが得意領域とのこと。

「ITOMACHI HOTEL 0を立ち上げたときは、料理人だった入部さんは料飲事業全般のプロデュース。僕は、BGMやパンフレットなどの演出を中心としたディレクション。菓子さんはインテリアなどの建築的なところを担当しました」

「そしてみんなを後ろで支えながら、マネジメントしていくのが明山さん、みたいなイメージです。最初は明山さん一人だったのが、僕らが入ったことでチームとして、より幅の広い仕事をできるようになってきました」

今回の豊洲セイルパークは、暮らしと働くが交わる場所として、豊洲の新しい価値を生み出そうとしている。

その中でTOYONOMAとTAMESUは、新しい働き方や暮らし方に出会える場にするため、日々仮説を立てて立ち上げに奔走しているとのこと。

「たとえば、屋上農園で育てた野菜を使った食事を楽しめるイベントだったり、農園にコンポストを置いて、ゴミの捨て方など環境意識を高められるプログラムを検討したり」

「新しく加わるコミュニティマネージャーも、日々いろんな人や企業と関わることになります。入居者の暮らしを考えて、どんな場所になればいいだろう?と考えながら、一緒にいろんなことを試して挑戦していけたらいいなと思います」

開業後の施設のあり方の参考にできるのが、豊洲エリアを会場にコクヨと共同で開催してきた「Good Neighbors Week」というイベント。

平日は豊洲で働く人たちによる企業主催のイベントに始まり、週末はキッチンカーの出店、ランニングイベント、豊洲セイルパーク内の什器として使用する木のボックスをつくるワークショップなど。

豊洲の企業で働く人から、地域住民まで幅広く参加できるイベントを企画している。

2025年2月のイベントには、期間中に1,000人ほどが訪れた。豊洲セイルパークの竣工に向け、過去に2回開催していて、完成後も開催する予定だ。

インキュベーション施設やシェア企業寮など、言葉だけ聞くと、先進的な取り組みに思えて、自分とは遠く感じてしまうかも。

けれど、内に閉じた場所にならないように。暮らす人、働く人、訪れる人、属性の違うさまざまな人たちが出会うきっかけづくりを仕掛けていってほしい。

「人と関わることが好きで、サプライズを楽しめる人。正解がない中で、目の前の誰かが喜ぶ姿を想像してワクワクできる人だといいですね」

 

たった5人で、これまでにない場を実現させていく。

チームで得意を活かしあいながら、トライアンドエラーを繰り返す。GOODTIMEらしい場づくりに、おもしろそうと思えれば。

きっと、ワクワクしながら働けるはずです。

(2025/03/19 取材 田辺宏太)

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