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成長したいなら
厳しい道を
社長のとなりで腕試し

決められた仕事をただこなすのではなく、上流から仕事をつくっていくことに関わりたい。

自分で考え、スピード感を持って成長していきたい。

建築業界で独立を目指す人にとって、リノワイズで働くことは学び多い経験になると思います。

兵庫県の姫路にある株式会社リノワイズ。

「もったいないをデザインする」をコンセプトに、中古物件探しからリノベーションの設計施工、インテリアコーディネートまでを一貫して手がけている会社です。

メンバーは5人の小規模な会社。創業13年目となり、新たにリフォーム事業や、中古物件に残されたインテリアのリセールなどにも力を入れ、会社をより大きくしていきたいと考えています。

今回募集するのは、リフォーム事業立ち上げをする、施工管理と設計のメンバー。

まずは、事業を軌道に乗せるための仕組みづくりにフルコミットして、案件が受注できたら実務を担います。上流から関わるため、経験者のみの採用です。

事業の立ち上げに関わる経験は、将来、自分の事務所を持ちたい人や仕事の幅を広げていきたい人にとって、貴重な知識やスキルにつながると思います。

あわせて、営業スタッフも募集します。こちらは未経験でも大丈夫。営業の枠に縛られず、広報や物販など幅広い業務に関われる環境です。

 

東京から姫路へ新幹線で約3時間半。

リノワイズのオフィスビルは、駅から徒歩15分ほどのところにある。

中古ビルをリノベーションしたもので、壁やデスクにはさまざまな木材が使用されている。

壁沿いのラックには、資料がぎっしり。そして、社名が1文字ずつ吊り下がったツリーが。ユーモアとシリアスさが入り混じった空間。

「このテーブルは、古材を活用してみんなでつくったものなんですよ」

そう教えてくれたのは、代表の田中さん。上の階にあるショールームで話を聞く。

田中さんは、建設業の土方やバーテンダー、豆腐屋、バックパッカーなどさまざまな経験を積んできた方。25歳のときに新築住宅の営業をはじめ、3年で成績トップにまで上り詰めた。

リノワイズを立ち上げたのは、2012年。「自分のスキルや力が、社会でどれだけ通用するかを試したい」というチャレンジ精神が発端だった。

「創業して10年以上が経ち、自分たちがやってきたことを改めて再提起したんです。そこで見えてきたのが『もったいないをデザインする』ということ」

「もったいないをデザインする」、どういう意味なんでしょう。

「うちは、中古物件の販売とリノベーションをワンストップでやってきた会社。販売をはじめたのは、まだまだ使えるカッコいい建物が、築年数が古いという理由で壊されてしまうのがもったいないと感じたから」

「リノベーションも同じで、既存の建物のいい部分を残しながら、より良い空間をつくりたいからで。これまでやってきたことを振り返ると、もったいないと感じるものにデザインを加えて、お客さまに提供していることが僕ららしさだと気づきました」

まだ、リノベーションを専門とする会社がほとんどなかった姫路で、先駆者として事業を展開してきたリノワイズ。いまは第二創業の時期として、会社の売り上げをさらに伸ばしていくため、新たな事業に乗り出している。

そのひとつが、リノベーション事業と不動産事業の分離。

不動産事業を新たに「ドット不動産」としてリブランディングし、仲介とセットでリフォームプランを提示できるようにしていく予定。

「大型リノベーションの案件は年に10数件。エリア展開しない限りは、今後そこまで成長していかないと思うんです。伸びしろが少ないところに人的コストをかけても成長は難しい。だったら、今後需要が伸びそうな中古物件とリフォームに力を入れていきたい」

リフォームの場合、壁の色を変えたり、キッチンを新しくしたり。部分的な改修で済むため、費用もリノベーションに比べて少額で、工事期間も短く、より多くのニーズが見込めると考えている。

今回施工管理を担当する人は、田中さんと話し合いながら、そうしたリフォーム事業をスムーズに営業していけるような仕組みをつくっていく。

「詳しい事業の内容については、面接のときにしっかり共有します。アイデアはあるけれど、設計や施行管理は僕の専門領域ではないので、新しく働いてくれる人とフラットに話し合いながら決めていけるといいなと思っています」

大手の企業なら、こうした新規事業の立ち上げや戦略の部分から関われる機会は少ない。こうした経験ができるのは、リノワイズならではだと思う。

「うまくいっている会社は、すでにいろんなことが仕組み化されていて上流部分から考える機会が少ない。でも、リノワイズでならはじめからチャレンジすることができる」

「正直、自分の仕事の範囲を決めて、言われたことだけをやりたいという人には辛い。でも、経験を積んで、自分を成長させていきたい人にとっては面白い環境だと思います」

リノワイズのメンバーは現在、田中さんと営業スタッフと事務、パート2人の計5人。これまでにも新しい人を迎えてきたけれど、長く続かずに辞めてしまうことも多かった。

会社を成長させていきたいからこそ、採用のあり方について田中さんも過去の経験を踏まえて考えている。

「辞めてしまった方の話を聞いていると、給与と求められる仕事量のバランスが合わなかったのかなと感じています。うちは裁量も多い分、求めることも多いし、仕事の幅も広い。『これは自分の仕事じゃない』と線引きをしたい人にとっては、やりづらい環境なんだと思います」

「今回は給与を上げて、仕事の幅広さもしっかりと説明していきたい」と田中さん。

今後さらに給与水準を上げていくためにも、リフォーム事業などをマネタイズできる仕組み化に力を入れていく。

「僕自身、サラリーマン時代は自分の掲げたキャリアビジョンに向かってひたすらに頑張りました。それは会社のためじゃないし、正直自分のため。だからこそ突っ走れた。成長したい、そのために機会が欲しいと思っている人と出会えたらうれしいし、その人が成長するためのサポートはしたいと思っています」

 

現在リノワイズでは一部設計施工を外注している。新しく設計や施行管理として入る人は、リフォーム事業の立ち上げを中心に、既存のリノベーション事業にも関わることになる。

リノベーション事業では、どんな仕事をするんだろう。

4年前にリノワイズで設計・施工を担当し独立、神戸に自身の設計事務所を構える前田さんに話を聞く。

「僕は、ずっと同じことをするのが好きじゃなくて。できることは全部自分でやりたい性格だったので、リノワイズはすごく合っていたなと思います」

一般的なハウスメーカーの場合、使う素材やデザインには型があり、それに従って設計をしていくのが一般的。

でも、リノワイズでは設計士がお客さんに直接ヒアリングをして、使用する素材を選んで調達、予算管理までを一貫して担当する。

「考えることや調べることは増えるし、正直めちゃめちゃ大変。前にネットで素材を注文したときは、騙されたこともありました(笑)」

「大変なこともあるけど、その分、お客さんの要望にも応えられるし、表現できる幅が広い。一社員という立場で、仕入れ先から予算の管理までできた経験は、独立するうえでも役立ちました」

ほかにも、モデルハウスのプランニングや設計、インテリアの選定などをゼロから任せてもらったり、アパレルの経験を活かして会社のTシャツをデザインしたり。設計・施工の枠にとどまらず、さまざまなことをリノワイズで経験してきた。

「自分は将来独立したいと思っていたので、いろいろできるのがありがたかった。自分の仕事の範囲を狭めずに、将来役に立つかもと思って貪欲に吸収できる人にとってはいい環境だなと思います」

 

今回は営業スタッフも募集するため、昨年12月に入社した営業スタッフの服部さんにも話を聞く。

自衛隊や、サッカーチームのコーチ、飲食店のスタッフというユニークな経験の持ち主。

「大きい組織があんまり好きじゃなくて。自分が何かしたいと思っても、何人もの上司に確認してようやく形になるスピードの遅さがイヤだったんです」

「うちの会社は、社員数も少ないからすぐにリアクションが返ってくる。言われた通りのことをやるよりも、プラスアルファで自分で工夫することが評価される環境だと思います」

服部さん自身も、入社してすぐから自分の意見を伝えて形にしている。

その一つが、イベントのためのチラシづくり。

「多くのお客さんと接点を持つためのイベントで。これまでのチラシはオシャレなデザインでこだわっていたんですけど、もっと大衆向けにしたほうがいいと思いますと提案しました」

「中古物件を探している人のなかには、おしゃれにこだわっていない人も多いんじゃないかと思って。それよりもチラシを手にとってもらいやすいように、もっと派手でお祭り感のある雰囲気でつくってみることにしました」

服部さんの提案で新しいチラシを作成。2日間で10組を見込んでいたイベントに19組が集まった。

営業の仕事はお客さんへの物件紹介やイベントに加えて、チラシの作成、ポスティング、物件の撮影や記事作成など多岐にわたる。人数が少ない分、ほかの部署の手伝いをすることも。

今後は中古物件に残ったインテリアなどをリセールする事業も始める予定。新しく入る人も、その立ち上げに関わる可能性がある。

「自分は、営業ばかりやっていたらマンネリ化しちゃう。だから、いろんな刺激があるのは面白いですよ。ここにきて物件の紹介記事も書くようになったので、苦手だった文章も書けるようになってきました」

いま営業を担当しているのは、代表の田中さんと服部さんの2人。新しく入る人も田中さんと近い距離で働くことになる。

「社長は頭の回転が速い。でも1から10まで教えてくれるわけじゃなくて、1か3くらいしか言ってくれないんです」

「たとえば不動産の契約に使う書類も、これを出してとは言われるけどそれをどうやって準備したらいいかまでは教えてくれない。だから、自分で役所や業者に問い合わせて調べる必要がある。大変ですけど、そのほうが身になるなと思います」

 

取材を通じて感じたのは、田中さんは、自分で考えて行動し、価値をつくっていくことを大切にしている人。言われたことの指示に従うだけでなく、自分の考えを持って行動できる人が合っていると思う。

自分の力を試したい、経験を積んで成長したい。そんなハングリー精神のある方を待っています。

(2025/04/30 取材 高井瞳 )

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