8.25 Thu
しごとバー
人力！ミニマル音楽ナイト

※このイベントは終了いたしました。

こんにちはー！
作曲家の額田大志(ぬかたまさし)です。

突然ですが、“ミニマルミュージック”という音楽をご存知でしょうか？

一言で表すと、ひたすら同じフレーズをくり返しながら展開していく音楽です。

僕は大学時代から数えて、およそ5年間、このミニマルミュージックを専門に作ってきました。

ひたすら同じ音をくり返して…何が面白いの？

そう考える方も多いと思います。

なぜ僕が、ここまでミニマルミュージックの虜になったかというと、
ポップスやクラシックの作り方とは異なり、まるで“家を建てる”かのように“音楽を組み立てる”ことができるからです。

基本的にメロディーが存在しないため、それぞれの楽器を均等に扱いながら、異なるレイヤーに存在する音符を重ねていくことで、段々と音楽に変化していく…

その面白さと美しさに、ずっと惹かれています。

例えるなら、“料理”や“プラモデル”、あるいは漫画雑誌の“組み立て付録”に近いかもしれません。

一つひとつの食材やパーツだけでは成立しないのに、それが合わさることで美味しい料理やカッコいいプラモデルが出来上がる、まるで魔法みたいな瞬間だと思います。

そして、これだけ電子楽器が発達した今でも、僕の作ったミニマルミュージックの演奏は、全て人力で行います。

何で同じ繰り返しを人力でやるの…？

そんな疑問を持った方は、ぜひしごとバーにお越しください！目の前でライブを体験できます！

さらに、バーのBGMもこの日だけは世界50組以上の人力ミニマルアーティストから選曲しました。

ミニマルミュージックに少しでも興味のある方、こんなニッチな夜は中々無いと思いますので、しゃべりに、聴きに、ぜひとも遊びにきてください〜！

額田 大志(ぬかた・まさし)
音楽家・演出家。1992年東京都出身。
東京藝術大学在学中に、ミニマルミュージック楽団『東京塩麹』を結成。
これまでに三度の単独公演を行い、人力サラウンド楽曲やミニマル×ジャズなど、新たな音楽の可能性を追求。
また、同じく在学時より舞台作品に傾倒。
ミニマルミュージックの手法を大胆に取り入れた演劇作品『それからの街』（作・演出）で、東京藝術大学同声会賞を受賞。
その他、“越後妻有トリエンナーレ2015”内で行われたパフォーマンス作品『NATURE AND ME』(演出：ジャン=リュック・ヴィルムート)に音楽で参加したり、定期的に都内で沢山の人が交流できる音楽イベントを企画したり、ミニマルミュージックを中心に毎日楽しく生活しています。
HP : http://www.nukata.tokyo/

東京塩麹（とうきょうしおこうじ）
東京で唯一の人力ミニマルミュージック楽団として、2012年末に結成。
現代音楽の領域である『ミニマル』に、ポピュラーミュージックの文脈を取り入れた楽曲を制作し、ライブを中心に活動。
楽曲中の全ての『くり返し』は、サンプラーや打ち込みに頼る事なく、全て『人力』で行う生演奏のミニマル楽団。
HP:http://shiokouji.tokyo/

※25日のメンバーは、中山慧介(キーボード)、額田大志(キーボード)となります。