日々、想うこと

昨晩、リトルトーキョーで飲んでいたら、転職の話になった。アドバイスを求められたときに、ポリシーとしてできるかぎり自分の答えを話さないようにしている。なぜなら答えだけ話すと恨まれてしまうから。

恨まれると言うと保身だと思われるかもしれない。けれどそうじゃない。アドバイスを受けて失敗すると相手のせいにしてしまうことがある。それでは積み重ねにならない。

失敗はするもの。それを含めて自分の経験として蓄積していくためにも、自分で決断したほうが良い。その蓄積によって人は成長していく。隣の人ができることは話を聞くこと。答えはその人の中にあるから、時間をかけて話を聞いていく。そうすれば自ずと答えに辿り着く。

これまで2000社以上のインタビューをしてきた。取材を通して「自分たちはこういう会社なんだ」とか「目的が見つかった」という感想をよくいただく。

答えはその人の中にある。それを一緒に探していくようにインタビューする。自分たちの中から導かれた答えは強い。その答えはみんなを幸せにする。

チームビルディングの伴走にて、答えを導いて目的が明確になったものの、行き詰まったときは少しだけ提案する。「この会社は参考になるもしれませんよ」と。

2000社あれば、どの会社にも課題がある。ただ、2000社もあるとその中に先駆者もいる。目的が定まったものの目標がわからないときは先駆者の話を聞くのが良い。そうすることで自分たちで発見して、また自分たちで進んでいける。(ナカムラケンタ)

もっと見る