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馬と森のリトリートナイト

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はじめまして。
クイーンズメドウ・カントリーハウスに暮らすアル(牡(ぼ)馬(ば)=オス馬)です。

ここには5頭の馬が暮らしています。牡馬は僕とサイの2頭です。
牝馬(ひんば)(=メス馬)は3頭いますが、夏の間は、高原の大牧場で避暑しています。オスの僕たちは留守番です。

僕らのボロ(=馬糞)は人が集めます。
ここのスタッフです。スタッフは常時いるのは2人。人手が足りないときはほかに5人とか6人とか仲間が集まってきます。みんな僕らの群れの一員です。

そうそう、馬糞の話でした。集めた馬糞はスタッフが畑や田んぼに撒いてすきこんでいます。それで野菜やお米をつくっているみたいです。

僕たちが暮らしているところは、森の中です。森の中に、田畑があって、人が寝泊まりする建物があります。

僕らの家も、人と同じ家の中にありますが、扉は常時開いていて出入り自由になっています。

家は、真夏の日中、アブが攻撃をしかけてくるときのシェルターに利用します。

あとは、一年中、昼も夜も、雪の日も嵐の日も、あまり使いたいとは思いません。どうしてかって? それは…、僕らは大昔から草原で生きる動物だから、広々としたところが落ち着くのです。

時々、ゲストの人たちがやってきます。ゲストの皆さんは、スタッフと一緒に僕らの手入れをしたり、ボロを集めたり、僕らと一緒に森の中でぼーっとしたり、僕らと一緒に歩いたり走ったりします。

僕らの体に、鞍(くら)や馬銜(はみ)と呼ばれる道具をつけて、人が乗るようなことはありません。

もちろん、蹄鉄(ていてつ)という蹄(ひづめ)に装着する用具もつけていません。

だって、僕らはここでは道具ではなく、同じ群れの一員だから。

乗馬がない代わり、僕たちと心を通わせるための時間は、日の出前から、お望みであれば森が漆黒の闇に包まれる時間までたっぷりとあります。

初夏から晩秋のあいだは、メスたち(サイアナ、エリアナ、エリ、という名前です)のいる高原に、ゲストの皆さんはよく遊びにいきます。多いときは100頭以上の馬の群れの中に入っていくようです。

聞くところによると、どうやって馬の群れに近づくのか、どうすればお互いが安全でいられるのか、馬たちの<ボディランゲージ>のイロハを学びながら、馬の群れに一員にふさわしい、心と体のありようを探っているみたいです。なんだか、おもしろいですね。

ところで、僕らは草を食べて暮らしています。緑の時期は青草を、冬のあいだは干し草を。あとは水を飲むことと、岩塩をなめること。草と塩と水。

この3種類で暮らしています。特別な調合の食べ物は食べていません。とてもシンプルです。

ゲストの皆さんとスタッフのみんなが、一緒に作り、一緒に食べている、人の食事はもう少し多様で複雑なようです。とはいえ、僕たちを真似たのでしょうか、ここクイーンズメドウでは、玄米とか豆とか野菜とかの植物性の食材のみの食事をしているみたいですよ。

「馬と森のリトリートナイト」での過ごし方、クイーンズメドウを訪れ、しばしの間滞在していく方々の時間を一言でいうと、<何もしないこと>ってことかもしれません。

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<何もしないこと>の中には、先ほどお話ししたように、僕ら馬たちと心を通わせるための方法を試してみたりする時間…、大草原で馬群に溶け込んでみようとする時間…、クイーンズメドウの森を静かに散策する時間…、暖炉のくべる薪を用意するために薪割りをする時間…、季節ごとの農作業をスタッフと一緒に黙々と、あるいはおしゃべりをしながら行う時間…、雪の時期であればスノーシューをはいて、雪山をのんびり散策する時間…、スタッフと一緒にベジ料理をつくり食事や土地のお酒を共にする時間…、寒い季節は暖炉で薪を燃やしその炎をただただ見つめる夜の時間…、などがあります。

<何もしない>から、たくさんのできることがあるんだと思います。

何か特別なことを経験したり達成したりしようとがむしゃらになるわけではなく、静かで、上機嫌な、何もしない心と体を思い出してもらえればと思います。

僕ら馬たちができるだけそうであろうするように、ここでは、みなさん人間たちもそのようであってほしいと思います。

人間は忙しいことが大好きなようなので、「何もしないで、<今ここ>を十分に味わって生きる。」というあり方を忘れかけているかもしれないですが、僕ら馬たちとリラックスすること、覚醒していくこと、相互のエネルギーのやりとりを感じること、を一緒にやっているうちにきっと思い出すんじゃないかなって思います。

だって、最初はみんなそうやって生きていたのだから。

僕ら馬たちのように、森の木々や森の中に暮らす数々の命のように。何かをする、とか、何かをしなきゃ、といういつもの忙しい気持ちは、クイーンズメドウでは、しばし脇に置いて、僕たち馬のように、僕たちが暮らす森のように、ただ在るということに充足する時間を、僕と一緒に過ごしてほしいと思います。

それではお待ちしています。


20170603-IMG_0279 アル
牡馬=オス馬
品種:ハフリンガー
お父さんとお母さんはオーストリア・チロル出身。
アル自身は岩手県遠野市出身。2008年3月生まれ。
ちなみに、クイーンズメドウにいる馬たちは全員ハフリンガー種。

徳吉 英一郎(とくよし・えいいちろう)
しごとバー出張にあたり、アルの代役。
クイーンズメドウ・カントリーハウスの土地探しから始まり、開拓当初からの創業メンバー。
馬関係、料理関係、その他もろもろ担当。
21年前に東京から移住。
妻、娘(大学生)、犬、猫、自宅にも馬。
神奈川県出身。東京外国語大学 インド・パーキスターン語学科卒。

【ホームページ】
http://qmch.jp
【Facebook】
https://goo.gl/UFC13Q

※当イベントは事前予約不要ですが、よろしかったら下記の「イベントに参加する」より、当イベントのfacebookページにて「参加予定」としてください。
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 日時

2017/07/28  20:00 開始
※イベントのメインは22:00くらいまで

 会場

リトルトーキョー

 参加費

1ドリンク制

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