※このイベントは終了いたしました。
はじめまして!野良着メーカーのSAGYO伊藤洋志(ひろし)と申します。
わたくしたちは、日本の作業着として和服をベースにした野良着の生産開発をしている小さなメーカーです。
ディレクターの伊藤と、生産担当の岩崎恵子とオンライン担当長山武史の3人チームで立ち上げたメーカーですが、各自個々人のフリーランス活動をしながら遠隔で動いています。
メーカーとしては、主に岡山県の工場の方々と協力して縫製し、日夜よい素材を探しては小ロット生産で作業着価格で野良着をつくっています。
メンバーのうち伊藤は、農家業もやってるので実際に農作業でつかってみて動きやすさ丈夫さをテストして改良を続けています。
そもそもなぜ野良着なのか、ということですが、私は仕事で農作業をしています。
すると、「国産の農産物を推進しているが、なかなか国産の作業着の選択肢がない」ということにぶち当たります。
アウトドアメーカーの衣服を着るのも登山をするわけではないのでそんなに作業環境に合致していません。
ならば、野良着をベースに現代に使えて、風景をつくるような野良着をつくろう、ということでメーカーを立ち上げました。
作業着メーカーを立ち上げるのは通常は大変です。
量産しないと値段が高くなってしまうこともあるし、資金的に在庫をつくるのにはそれなりの額が必要で、結局普通通りにやると「おお…作業には着れないが洒落た作業着風の服だ」となってしまいます。
それを、いくつかの工夫で解決しました。
ポケットが多いのが特長で、ペン入れはもちろん、農作業中に写真を撮るスマートフォンや突然の来訪にも名刺を入れておける大小ポケットがあり、手ぬぐいを引っ掛けるループなんかもあります。
伊達羽織、野良半天、どんざ、もんぺ、野袴など生地選びに注力した品物です。
少ない生地でつくっているので品切れになると同じものは作れないことが多いですが、一期一会が買い物の醍醐味ということで全国各地で試着販売会を開催し、届けています。
各地で行う販売会は、服屋さんではなく本屋さんやゲストハウス、もしくは農家さんがご自身の野菜と一緒に自分が使っている野良着をマルシェで売るという形を取っています。
単に買うだけじゃなくて色々参加できるメーカーを目指しています。
当日は、野良着も試着できます。メーカーをやるときにちょっとした工夫でつくれる面白さについてお話ができればと思っております!
伊藤 洋志(いとう・ひろし)
野良着メーカーSAGYO 統括ディレクター
個人としては編集企画を中心とした事業を生活の関わる様々な分野で行う。
遊牧技術を見習いする「モンゴル武者修行」や山岳民族に竹の高床式住居の建築技術を手習いする「タイ武者修行」などの運営や、土地を持たない農業「遊撃農家」や全国床張り協会、など現場仕事を含めた編集の技能を生かした事業を行なっている。
野良着メーカーSAGYOは、これらの事業で使う作業服の必要性から派生したプロジェクトでもある。
【SAGYO】
shop.sagyo.jp/
【ナリワイをつくる】
nariwaibook.tumblr.com
※当イベントは事前予約不要ですが、よろしければ下記の「イベントに参加する」より、当イベントのfacebookページにて「参加予定」へのチェックをお願いします。
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