1.11 Thu
しごとバー
雑草ナイト

※このイベントは終了いたしました。

みなさん、はじめまして！
阿部拓也といいます。

大学で15年ほど雑草の研究をしていました。
……と、この辺で大体の方がびっくりした顔になるか、笑われます。
そう、足元に生えている雑草です。都会にも田舎にも生えているあの雑草です。
そんな雑草をずっと研究していました。
雑草にご飯を食べさせてもらっていました。

これまでに200種類近くの雑草を栽培してきました。
日本で同じことを経験した人は、ほとんど居ないと思います。
誰でも当たり前に見ている雑草は、どれもこれも個性的です。
雑草はものすごく強いイメージがありますが……実は、とても繊細な植物です。

雑草を育てるために複数の土をブレンドしたり、温度や光を調整し、時には病気で枯れないように殺菌剤を与えて、大事に大事に管理していました。

一方で、雑草対策は道路や鉄道の維持管理にはとても重要です。
雑草が道路を破壊したり、線路に侵入するためです。
ある鉄道会社では、雑草の管理に毎年50億円を費やしているそうです。

そんな雑草の話をネタに、楽しくお話できればと思います。
そして‥雑草を触媒にして、みなさんと何か面白いことがしたいです！

阿部 拓也（あべ・たくや）
宮城県山元町生まれ。博士（農学）。
山元町のまちづくり団体『やまもと関係案内所マチビト』と『一般社団法人ふらっとーほく』の運営、『山元の未来への種まき会議』の事務局を兼務。
大学で雑草の研究に15年間携わる。
2011年の東日本大震災で故郷・宮城県山元町が被災し、農業で出来ることを考えた末に2014年から山元町の農家とともに津波の浸水した畑でさつまいも栽培を始める。
現在は山元町に20日間、宇都宮市に7日、東京に3日の2.5拠点生活をしながら、実験感覚でまちづくりに関わっている。
実験の対象が「雑草」から「人」に変わっただけで、本質的な変化は何も無いと当人は思っている。

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