イベント

4.5 Thu
しごとバー
人が集まる場所ナイト

いろんな分野で活躍している方をゲストとしてお招きし、お酒を飲みながら、ゲストと一緒に会話するイベントです。気になるテーマやゲストがいたら、気軽に参加してください。
しごとバーに関する詳細はこちら

※このイベントは終了いたしました。

ソトコト編集部の指出(さしで)です!しごとバーにマスターのひとりとして立たせていただけるとのこと、とてもうれしいです。

このイベントの当日4/5に、ソトコトの最新号が発売となります!特集名は「人が集まっている場所のつくり方」です。

地域に行くと気になるお店や施設が増えました。そんな中でも最近は「よろず性」の高い場所が生まれています。「よろず性」とは、カテゴライズされない包容力と"横断力"のこと。本業はカフェであったり、イベントスペースだったり、バーだったり本屋だったりするのだけれど、そのときの気分や、参加する人たちの嗜好や時間の移ろいなどで、かたちを変えて、人が吸い寄せられる場所。「よろず性」のある場所には、世代を超えてさまざまな人たちが関わり、まちが幸せになるおもしろいプロジェクトが誕生しています。

今、人が集まっている場所には、新しいパワーがあります。全国の人が集まっている場所と、そのつくり方の特集です。

リトルトーキョーも、今回一緒にお邪魔する「喫茶ランドリー」の田中元子さんも登場します。

「人の集まる場所」について、みんなで楽しく語りましょう!


指出 一正(さしで・かずまさ)
月刊『ソトコト』編集長。島根県「しまコトアカデミー」メイン講師、高知県文化広報誌『とさぶし』編集委員、静岡県「『地域のお店』デザイン表彰」審査委員長、奈良県「奥大和アカデミー」メイン講師、奈良県下北山村「奈良・下北山 むらコトアカデミー」メイン講師、長野県長野市WEBメディア『ナガラボ』編集長、福井県大野市「越前おおの みずコトアカデミー」メイン講師をはじめ、地域のプロジェクトに多く携わる。まち・ひと・しごと創生本部「わくわく地方生活実現会議」委員。著書に『ぼくらは地方で幸せを見つける』(ポプラ新書)。
【ソトコト】
https://www.sotokoto.net/

ソトコト 2018年5月号(2018年4月5日発売)
人が集まっている場所のつくり方
なぜそこに人が集まるの? 答えはここに!
<特集内容>
・日本仕事百貨 ナカムラケンタさんインタビュー(しごとバーについて)
・『グランドレベル』田中元子さんインタビュー(喫茶ランドリーについて)
・スタートアップを育てるインキュベーション施設『LIGHT HOUSE』(山形)
・『レコードコンビニ』スタディスト・岸野雄一さん
・「TEAM クラプトン」神戸を中心に内装の設計、デザイン、施工
・正徳寺・浦霧慶哉さん いま、お寺がおもしろい。
・介護施設と地域の図書館が融合 盛岡市の『フキデチョウ文庫』 など

株式会社グランドレベル代表の田中です。この会社を作ったのは2016年。今年から「喫茶ランドリー」という喫茶店を企画運営しており、弊社事務所もその片隅にあります。

最寄りは都営新宿線森下駅、徒歩6分ほどの住宅地です。森下って、イマドキ路線からはちょっと出遅れちゃった街なんですよ。北に行けば、すっかりオシャレエリアとして認知された蔵前。南に行けば、ブルーボトル1号店のある清澄白河。東は浅草橋、西は錦糸町と、どっちを向いても、それなりに栄えている中で、森下はちょっと地味な街です。

そんな街で、しかもマンションの背中が並ぶ裏通りで、飲食店なんかやるつもりもなかったんです。しかも人が集まるとかコミュニティとか聞くと、虫酸が走る体質です。だけど居心地のよい、自由な空間が大好き。お客さんとしてなら、喫茶店が大好き。そんなわけで、せっかくつくるなら、懐古趣味でもなく、オシャレカフェでもない、21世紀の喫茶店をつくろうって思いました。

そうそう、話は飛ぶんですが、まちのなかで通りゆく人々にコーヒーを無料でふるまうことが、わたしの唯一の趣味です。フリーコーヒーをやっていると、いろんなひととの会話を楽しめるだけでなく、誰が来てもいい、来なくてもいい、そんな自由な気持ちでいられます。これは喫茶店の居心地づくりに役立ちました。もちろん商売ですから、おかねが儲かった方がいい。けれど、それ以前に、まちの人々が「集まる」のではなく「なんとなく、居てしまう」ような場所にしたかったのです。

まだオープンして2ヶ月余りですが、常連さんは「喫茶ランドリー」のことを、実家、リビング、私設の公民館…いろんな言葉で、たとえてくれます。もはや、居心地というより、使い心地かもしれません。その空間をどう見立てて、どう使うか。そのことをわたしは、自分からあれこれ決めず、思い切って街の皆さんに託したのでした。そして街の皆さんは見事に、わたしの想像なんてはるかに超えたかたちで「喫茶ランドリー」を日々、使いこなしてくれています。

これまでにわたしから企画したイベントは、内覧会くらいです。あとは全部、みんなの上手な使い方によって、楽しい時間が生まれています。花火のように派手なイベントをぶち上げて、動員数に一喜一憂するのもアリですが、「喫茶ランドリー」では静かにささやかに、日常の質を底上げすることで、街のしあわせをつくれたらいいな、と思っています。

一緒に飲みましょう。そして、楽しく話しましょう。「人が集まる」ってどんなことでしょう。そういう場所って、どんな場所でしょう。

田中 元子(たなか・もとこ)
1975年茨城県生まれ。独学で建築を学ぶ。企画、執筆のほか、けんちく体操、アーバンキャンプ、パーソナル屋台など、都市や建築への関心と能動性を喚起させるため、さまざまな活動を展開している。著書に『マイパブリックとグランドレベル -今日からはじめるまちづくり-』(晶文社)など。2016年〜株式会社グランドレベル代表取締役。2017年〜墨田区千歳にて「喫茶ランドリー」企画運営。
【グランドレベル】 http://glevel.jp
【喫茶ランドリー】 http://kissalaundry.com

※当イベントは事前予約不要ですが、よろしければ下記の「イベントに参加する」より、当イベントのfacebookページにて「参加予定」へのチェックをお願いします。
※なお、SNSを介して発生したトラブルなどの責任は負いかねますこと、あらかじめご了承ください。
※しごとバーでは、特定の思想や宗教、マルチ商法、情報商材の販売などに関わる方の参加はご遠慮いただいております。そのほか、セクハラ行為なども含めて、参加者に不快感を与える行為を目撃した方はお知らせください。

日時
2018/04/05 20:00 開始
※イベントのメインは22:00くらいまで
会場
リトルトーキョー
参加費
1ドリンク制

※このイベントは終了いたしました。