7.7 Sat
しごとバー
野遊びを仕事にするナイト

※このイベントは終了いたしました。

初めまして。岡山で、野遊びを仕事にしている熱田です。

主たるものは、秋の蜂追いと冬のイノシシ猟。

蜂追い(はちぼい)とは、依頼をうけて巣の駆除を行うのとは別で、野性のオオスズメバチの巣を探索し、生け捕りで採取するという山村の伝統文化。

ハチの身体に白いリボンを結び、山中にある巣を見つけ出すという手法です。秋の50日弱という期間のみが適した時期で、その頃はひたすら山に通う日々が続きます。

幼少期からその営みに強い興味を持ち、毎年欠かさず空飛ぶ蜂を追い掛け続けてきました。といっても、すきだからやってきたこと。あまりに好きで、大学院ではスズメバチの捕獲と利用を調査・研究していました。

現在では幼虫の出荷や、女王蜂を用いた焼酎の販売という事業をしています。

すきなことをとことんやる。一途に、狂ったようにやる。

その過程で備わる技術、なにより磨き抜かれた感覚は、人間が本来持っていた能力がいかに野性的であるかを教えてくれます。やればやるほどに、臆病でいいのだと素直に思えるようになりました。

空飛ぶオオスズメバチを、空飛べない僕が25年に渡って追い続けている世界の魅力、そして自然に親しむことの意味を自分の言葉でお届けできたらと思います。

当日は、お話と共にとびきり美味しい蜂酒と、イノシシベーコンをお持ちする予定です。お楽しみに！

熱田 安武（あつた・やすたけ）
愛知県出身。幼少の頃より、いなかで育つ。父や祖父、周囲の野遊びの達人の影響を受け、蜂追いに狩猟、ウナギ漁に自然薯掘り、マツタケ探しといった営みに夢中になった。現在は、岡山県美作市の農村を拠点に、蜂獲りとイノシシ猟師を生業にしている。家族は妻一人、子二人、ニホンミツバチ16群。
【ホームページ】
https://sake.atsutaya.com/items/10778754

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