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ハッピー・リノベーション

※この仕事は募集終了いたしました。ご応募どうもありがとうございました。

渋谷から電車で約15分。溝の口駅から少し歩くと、“100年後の美しい街つくり”をキーワードに不動産・建築事業に取り組む、株式会社NENGO(ネンゴ)が見えます。

以前の社名はオリエンタル産業。今年は創業30周年を迎えて社名を変更しました。まさに第2創業期にあたる今、営業を中心に募集を行います。

本社は、元倉庫をセルフリノベーションしたもの。事務所の壁は、日本総代理店をつとめるオーストラリア製の塗料「ポーターズペイント」でスタッフが塗った。実は仕事百貨代表のナカムラケンタも、この壁のペイントを手伝ったことがある。

「ここ、ケンタくんが塗ったんだ。なかなかうまかったよ(笑)。」

そう話すのは、NENGO代表の的場さん。

大学のアメフト部出身だけあって、がっしりした体格の方。社会人としては、椿山荘やワシントンホテルを運営する藤田観光で働いたのち、お父さんが創業したNENGO(旧:オリエンタル産業)で働きはじめる。

当時は家族経営で耐火被覆工事を行う会社だった。

的場さんは、日本で初めて中古マンション専門の取引サイト「おんぼろ不動産マーケット」をはじめとする事業を展開し、現在では社員が30人ほど。

常に新たな事業展開を考えているという的場さん。その根底にはどんな思いがあるのでしょうか。

「100年後も愛される、美しい街並みを日本につくりたいと思っています。」

美しい街並みですか?

「今はどの街に行っても、金太郎あめのような建物が立ち並ぶ風景が広がっています。けれど、本来街にはそれぞれの顔があるはずだし、実際に少し前まではあったんですね。その土地の気候、風土、歴史、文化を読み込んだ家つくり、そして街つくりをしていこうというのが我々の思いです。」

的場さんは、応募者に伝えたいことがあるという。

「これからの街を、これからの不動産のあり方をつくっていくんだという人と働きたい。そして、ただ人に言われたことを歯車のようにやるのではなくて、NENGOに新しい刺激を与えてもらいたい。そう考えているから、今いるスタッフも変わった人ばかりです(笑)。」

「どんどん提案もしてください。100年後の街をつくっていく、その理念を共有していれば立場に関係なく、お互いに話し合っていけると思います。」

NENGOで働くのはどんな感じなんだろう。

空間ディレクターの和泉さんに聞いてみる。

「おんぼろ不動産マーケットって、『そもそもなんで“おんぼろ”なの?』って聞かれるんですね。たしかに扱う物件はそのままでは“おんぼろ”です。でも、だからこそ自由にリノベーションをできる。お客さんがほんとうに求めているライフスタイルを実現することができるんですよ。」

リノベーション業界のなかでもおんぼろ不動産の特徴は不動産、建築そしてデザイン。色々な視点からライフスタイルを考える点にある。

「日本の現状では、不動産は不動産会社、建築は建設会社と分断していることが少なくない。けれど、そこには様々な問題があるんです。」

建築の打ち合わせ段階になって、購入済み物件では施主の望むリノベーションが難しいと伝えられる場合もあるそう。あるいは、いずれ引っ越しの可能性があるならば、購入物件の不動産価値が今後どのように変化していくかという視点も必要だ。デザインに関しても、あまりにアバンギャルドなものにしてしまうと、転売時に買い手がつかないかもしれない。

一方、おんぼろ不動産では、不動産から資金計画に施工まで、ときにはリセールまで一貫して担当するから、ぐっとお客さんに寄り添った提案ができる。

そのスタイルには、“家を売る”というより“その人に合った暮らしを届ける”という言葉がしっくりくるかもしれない。

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リノベーションはどのように進むのだろう。

「最初に、その人のライフスタイルを読みとります。次にその人にとってほんとうによい不動産とは?と考えていきます。」

たとえば最初にお客さんから「2階以上、南向きの部屋に住みたい」という条件希望があったとする。

その時点で物件の提案に移りそうなものだけれど、おんぼろ不動産では、お客さんの希望をさらに掘り下げていく。

「南向きという条件をかみくだいていくと、単に日当たりを求めるのではなく『休日を家でリラックスして過ごしたい』という感覚が見えてくるんです。実際、共稼ぎで平日の日中は家にいない夫婦であれば、東向きでもよい物件があるかもしれません。そのように条件の裏にある感覚をひろっていきます。」

お客さんとは、初見時に2時間ほどの打ち合わせを行う。その場では、マインドマップを用いたりして、子どもはどんな風に育てていきたいか、夫婦の距離感はどうあるべきか、などかなり踏み込んだ話まですることとなる。

「いい住まい方を実現するために、お客さんには一度丸裸になっていただく必要があります。そのために私たちは、お客さんから信頼してもらえる存在でなければならない。人柄から知識教養に読み解く力。そして、相手のために自分は何ができるかという気持ち。求められるものは色々あります。」

そうした関わり方ができるからこそ、おんぼろ不動産マーケットで家をつくりたい、そう思ってくれるお客さんがいる。その一方で、お客さんとの関わり方はどのように身につけていくのだろう。

「マニュアルで『このときはこうしなさい』と簡単に教えられるものではないから、最初は苦労すると思います。ただ、私たちの判断基準は常に『相手のハッピーのために自分は何ができるのか?』ということです。まずはそう考えることからはじまります。」

「方法論については、実際にお客さんと関わるなかで、自分で試行錯誤して学んでいくしかないと思っていて。もちろん私も一緒に担当していきますよ。」

社内にはペイント、断熱など様々な専門家がいるので、わからないことは聞いて回ることもできる。不定期だけれど、レクチャーの機会もあるという。

また、学ぶ場は社内に限らない。

リノベーション業界の勉強会に参加して、色々な人と話をしてみたり。その経験自体がよい学びになるし、そこにコミュニティができることでの気づきもたくさんあるだろう。

営業をしている人の話も聞いてみる。

メガネが印象的な三井さんは、おととしの5月からおんぼろ不動産で働いている。大学の建築学科を卒業、1年間塾講師をしたのちに入社した。

「塾では、生徒のために一生懸命やって無事合格してもらうことがうれしかったんです。自分が人に関わることで相手が幸せになって、最後は自分も幸せになる。そういう仕事をしていきたいと思いました。」

今はどんな仕事をしているんですか?

「担当は売買物件です。ディレクターが言ったように、最初にお客さんとじっくり打ち合わせを行い、それをもとに物件をリサーチして、一緒に内見に行きます。」

内見の場で、お客さんが自分の理想に気づくこともあるそうだ。

「高層階での眺望にこだわりたい、と言っていた方が『三井さん、眺望よりも、部屋から緑が見える部屋がよかったみたい』と気づき、庭つきの1階を選ばれることもありました。」

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物件が決まると、ディレクターへ引き継ぎ、リノベーションのプロセスをプロデュースする。現在の仕事は営業までだが、将来的には仕事の幅を広げていきたいという。

「今後の仕事としては、ディレクションがあります。設計の打ち合わせにはじまり、施工を行う工事部へ見積もりを依頼し、コスト管理までを行います。その次のステップは、売買に加えて賃貸もわかる。さらに施工監理もできる、要は不動産と建築のバイリンガルになることです。」

売買だけでなく賃貸も?

「たとえばですよ。自分らしく住まいたいけれど、あまり収入が安定していない。そういう人にとって、ローンを組んで物件を買うことが必ずしもよいとは限らないと思うんです。そのときに賃貸の知識があれば、『賃貸でもこういう暮らしができますよ』という提案ができる。結局はどれだけその人に寄り添えるか、ということなんですよ。」

「お客さんからすると、不動産の担当と色々話をした後に、また一から建築の担当とやりとりをしていくのは大きなストレスになります。一人の担当が入り口から出口まで責任を持つ、そうできればお客さんは安心して家を考えられると思います。」

そのためには学ぶこともたくさんある。大変ではあるけれど、建築や不動産の業界で働いている人にとっては大きなチャンスとも言える。

これから働くのは、どんな人がよいのだろう。

「まずは、その人のライフスタイルに、人生に入り込んで。相手にハッピーになってほしいと思える人ですね。不動産や建築業界での経験のある方歓迎です。お客さんを見ていると、何かクリエイトしている人はおんぼろに共感することが多いんですね。」

「広告や雑誌、TV、ファッション関係の方。そうした業種のお客さんが多いんですよ。それは何かをつくることによって新しい価値が創造されていく、そのことを知っているからだと思うんです。」

その他にも、植栽や家具の仕事をしていた人が入ることで、おんぼろ不動産がお客さんに提供できるものが増えていくかもしれないという。

また、今回は不動産の営業以外でも募集をしている。

「もし、NENGOの考え方に共感して、でも不動産以外の関わり方はできないのかなと思った人にも連絡をいただきたいです。」

そう言って現れたのが、事業管理部の中村さん。

事業管理部は、不動産、ポーターズペイント、工事部など様々な部署を横断してサポートしつつ、広報なども担当している。

現在は育児のため、時間短縮勤務中の中村さん。前職で、銀行での住宅ローン融資を行っていた経験を活かし、財務的な仕事も担当している。

「各部署の仕事をさらにブラッシュアップしていく部署でもあるんですね。工事部に発注方法の改善提案をしたり、和泉から資料作成の相談を受けることもあります。」

「事業管理部もあれば、ポーターズペイント事業もある。色々な人を募集しています。」

代表の的場さんが、「会社に新しい刺激を与えてほしい」と話していたように、「本気で不動産のプロになりたい。」そう思ったらぜひNENGOを訪ねてみてください。僕も取材を通して、家を建てるならこういう人たちにお願いしたいと思いました。大事な仕事です。(2013/6/24 はじめup)