日々、想うこと

「小商いをしていた人たちはその後も続けている?」

そんな問いから出版されたのが、磯木さんの著書『10年小商い』だ。前著『「小商い」で自由にくらす』から10年。たびたび聞かれてきた質問なのだそう。

小商いは小さなところからはじめられるし、軽やかに変化できる。でも果たして、継続できるのだろうか。素直な疑問だと思う。昨晩の出版記念の「しごとバー」では、まさに同じような疑問を磯木さんに投げかけた。すると、10年前にインタビューした18組は全員、今も小商いをしているのだそう。

その次に「そもそも18人が特別だったのでは?」という疑問が浮かび上がる。それに対して、磯木さんは「自分が良いなと思う人にインタビューしたことが影響しているかもしれない」と話していた。

「良い」と思う人たちは、どういう人なのか。そこまでは深掘りできなかったけれども、この本を読んでいると、「この仕事そのものが好き」な人が多いと感じる。

「10年がんばる」とか「流行している」とかじゃなくて、この小商いそのものが楽しくて心地よい。だからお客さんが全然来なくても知恵を絞り続け、トライアルアンドエラーを繰り返す。

自分が何を心地よく思うか、どうしたらわかるのだろう?頭で考えてみてもわからないだろうし、AIも教えてくれない。実際に経験して、自分がどう感じるか確認するしかない。これからの教育も「正解を知る」こと以上に、「自分を知る」ことが大切になっていく。子どものころから小商いをしてみるのもいいかもしれない。(ナカムラケンタ)

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