しごとバー

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10.29 Thu
断熱という生き方
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日々、想うこと

薄暗い蔵の中に木桶が並んでいる。その一つひとつに苔むしたように乳酸菌や酵母菌がびっしりと生きている。

代々、小豆島で醤油づくりをしてきたヤマロク醤油を訪れた。細い路地を進んでいくと蔵が現れる。何度も日本仕事百貨で求人させていただいたものの、担当したことがなかったので一度見ておきたかった。

ヤマロク醤油の特徴の1つは、木桶で醤油をつくること。

温度管理されたタンクで醤油をつくれば数ヶ月でできる。木桶でつくる醤油の味を残したくて、じっくり2年半の時間をかけてつくっている。

そんな木桶をつくる職人さんが引退していなくなってしまうことを知り、自分たちで木桶をつくることにした。

7年前から木桶づくりをはじめて、もう20もの木桶を自分たちでつくってきた。技術は独占するのではなく、ほかの蔵にも共有する。

今は日本の醤油のうち、木桶でつくられたものは1%のみ。これを2%に増やすことで、木桶の文化を残していきたいそうだ。

この日はたまたま木桶を組み立てる日だった。運が良い。大工さんや醤油専門店、蔵元などの人たちが全国から集まっていた。箍を編み、桶に叩き入れていく。掛け声とともに一斉にみんなでハンマーを落とす。

その作業に入れてもらった。途中から「仕事百貨!」という掛け声が上がる。箍は少しずつ奥に入っていった。(ナカムラケンタ)

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