日々、想うこと

今年もこの季節がやってきた。1年に1回だけ開催する『文章で生きるゼミ』。なんと12回目。ゼミを目前に控えて、肩をぐるぐるまわしたくなるような心地。全力投球の時間。楽しみであり、背筋が伸びる。

文章で生きる。

この言葉を前にして、去年は「来年どうなっているのだろう?」という思いがありました。AIをはじめとしたテクノロジーの発展によって、伝統芸のようになっていくのかも。でも1年経って思うことは、文章を書いたり、編集したり、本をつくったりすることは、人が主体である限り、なくならないのだということ。むしろ、強く求められるようになっていくのではないか。

たとえば、AIを扱う企業であるアンソロピックが編集者やコピーライターを募集したり、韓国で『テキストヒップ』というムーブメントが起きたり。自分たちへの問い合わせも昨年に比べて2割以上増えています。面白いのが、求人を検討するときに「AIに相談したら、日本仕事百貨を推薦された」と話す方がとても増えていること。

取材やインタビューは、人がするから価値がある。「ストーリー」は人が主体であるから面白いもの。たとえば「ロボコン」が続いているのは、ロボットそのものではなく、試行錯誤する学生たちのドラマがあるから。

人の存在が感じられる文章。それが愛おしくて、気持ちが温かくなる。だからこのゼミを続けていきたい。

僕らにとっては、文章について考える場であると同時に、大切な採用の機会でもあります。今回も、このゼミを通じて、日本仕事百貨で一緒に働く人と出会えたらうれしいです。(ナカムラケンタ)

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