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あなたに頼んで良かった!

※日本仕事百貨での募集は終了いたしました。再度募集されたときにお知らせをご希望の方は、ページ下部よりご登録ください。

仕事百貨でもたびたび登場するツクルバ。彼らが創業するルーツとなったのは、池袋のカフェラウンジ営業からでした。

そんなツクルバが飲食部門に特化しているグループ企業がアプトです。同社の店舗を使って日々の暮らしを演出するパーティープランナーの人材を募集します!

party オンラインのコミュニケーションが発達した今の時代でも、オフラインで人に会うコミュニケーションは大切にしたい。

そのために、集まる機会と場所を提供するのが「365+(サンクロゴプラス)」 というビジネスのコンセプトだ。自社店舗を使って、特別な日に限らない、さまざまなパーティーやイベントをツクルバはプロデュースしている。

運営をしているのが、池袋に拠点を置くアプトだ。

現在は、南池袋に「APTlounge(アプトラウンジ)」、西池袋に「ELLARE ~TOKYO SHARE LOUNGE~(エルアール)」、池袋北口に「1K ~TOKYO SHARE DINING~(ワンケー)」という3つのスペースを持っている。

まず、社長の遠藤幸一郎さんにうかがう。現役の陸上選手でもある遠藤さんはこの日の午前中も、競技場のトラックで走り込んできたそう。

endo 「ウェディングの2次会だけでなく、同窓会や送別会、誕生日会などをやりたいと思っているユーザーさんに対して、『箱』を持っている私たちがやりたいことを実現させていくという、イベントプランニングをしています。」

具体的には、どういうお仕事ですか。

「イベントの企画や運営、料理の手配などをします。たとえば、幹事さんに頼むようなことですね。お客さんにやりたい内容をうかがって、私たちの店舗を見てもらい、当日のスケジュールや集客の見込み人数から一人当たりの予算を決めるんです。当日の施行まで、しっかりプランナーがついて2~3カ月かけてやらせていただきます。」

1k 役員のほかは、現在の社員は4人。

「業務はプランニングのほか、事務、経理、営業推進、お客さんの管理などです。『1K』を平日は別ブランドのチーズレストラン『daigomi』として営業もしていますね。ここは平日の18時から24時はレストラン、土日を貸切スペースとして営業しているんですよ。」

このチーズレストラン、気になっていた。平日夜だけの営業とは。不動産を有効活用して、違うビジネスモデルを別ブランド化しているんだ。

cheese 「そうです。『1K』で行われるのは80〜100人のパーティーなので、そういうロットの人数を集客する場合、やはり土日祝日のほうが需要が多いですから。」

お仕事のやりがい、大変なことを聞かせてください。

「もともと僕はリクルートの『ゼクシィ』にいたんです。紙とウェブ、どちらもやりました。そのときの企画はBtoBだったのですが、今の仕事はBtoC。大変なところであり、同時にやりがいもあります。前者の場合、価格や条件などの利害関係でサービスが売れますが、後者の場合はどちらかというと感情でサービスを売る仕事。営業していても万人に当てはまるものはないので、すごく奥が深いです。」

ロジックで売れるのではなく「この人からサービスを受けたい」という仕事だ。だから、今回募集するパーティープランナーという存在はビジネスの要になると言っていい。

apt 新しい店舗のオープンも控えて、2名を募集。池袋の本社に出勤し、池袋の他店舗で実際にプランニングや施行を行うことになるという。

池袋って、どういう街ですか?

「人は本当に多いです。低価格な衣料品チェーン、居酒屋チェーン、カラオケ、漫画喫茶、いろんなお店があります。でもおしゃれなカフェやこだわった専門店のような店舗は、渋谷や新宿などに比べると少ないかな。」

たしかにそんなイメージ。埼玉育ちの僕は肌でわかる、ユルい“ホーム感”がある。

「私たちのイベントは特別な日だけでなく『日常の365日で、人と人が会うきっかけとなればいい』もの。居酒屋で飲み放題3000円で集まるんだったら、ちゃんとした空間で3000円からパーティーをやりませんか、というフレーズも使いますね。貸し出す曜日や時間帯によっても違いますが、だいたい3~5千円くらいでイベントをやれますから。」

LR ちゃんとした空間に、しっかりプランナーもついてこの価格はリーズナブル。しかし、決して無理な価格競争から生まれたものではない。

アプトの自社店舗を見ると、通りに面した1階店舗ではなく、地下や空中階(2階)。一般には飲食店が避けるような、少し家賃が安くなる物件だ。使える設備の残った“居抜き”の物件を探して、初期コストを抑える工夫もしている。

LR_ent 1日の仕事の流れを聞かせてください。

「出勤は昼12時。夜の22時までがコアタイムです。まず、お客さんに対して自分で施行のプランニングを設計したり、発注するものもあるので連絡します。15時ごろから全体ミーティングがあることもありますね。お客さんたちは会社で仕事をした後、そのまま打ち合わせに来ることも多いので、夜19時や20時からミーティングということも多いです。」

夜が結構、遅い仕事ですね。

「ええ。夕方以降、例えば平日でもイベントがある日もあるので、イベントの施行に立ち会います。イベントは22時までに終わることはないので、遅くなる時には残業費もあてています。比較的、近隣に住んでいたほうが勝手はいいでしょうね。」

若い人のほうがいいかもしれない仕事。子育てしながらの勤務などは厳しそうだ。

「週5日勤務の計算で、ほぼ土日は施行が入るので毎回出勤します。週3日の中でたいてい1日くらいイベントは入るから、残り2日間でお客さんと打ち合わせしたり、メールの返信をしたり、発注作業やプランニングをしたり、デスクワークを凝縮する感じですね。働いてる時間の3割5分から4割くらい、現場にいる感覚でいます。」

meeting 忙しく飛び回るようなイメージ。でも、活動の現場は、あくまでも自社店舗だ。

「営業する側と当日の施行で立ち会う人間が一緒のほうが、お客さんもうれしいですし、最初から最後まで同じ人に見てもらいたいという思いがあるので。」

ただ、今は人手が足りずにできていないところだという。立ち会いにアルバイトを使うこともある。

求める人材像は「世の中に新しいものをつくること」「人の幸せに携わることに喜びを感じられる方」とあります。

「枠として与えられたものをこなすというよりは、そこを一緒につくっていくメンバーの方がいいかもしれないです。」

必要な知識や素養はあるものですか?

「基本的にはないです。ただ、コミュニケーション能力としてちょっとした営業経験だったりサービス業経験があった方が、飲み込みは早いかな。新卒より経験者の方がいいですね。」

ここで、パーティープランナーの工藤枝美さんに実際の仕事をうかがいます。入社4年目になる25歳。

kudo この仕事を選んだのはどうしてでしょう。

「私の場合はずっとタワーレコードで働いていて、もともと接客業が好きだったんです。イベントやパーティーに行くのも好きで、リキッドルーム(恵比寿にあったライブハウス)でも働いていました。」

得意なものはダンス、好きなジャンルはEDM。

「ダンスや音楽に関わることをしてきたので、今の仕事には自分の培った経験が生きてるのかなって。たとえば音の調整やタイミングなど。パーティー中に音を変えたいんだけど綺麗に変えてほしいとか、こういう曲が良いのかなってやっぱり現場に立った人じゃないとわからないから、経験値がモノを言うんだろうなっていうのはすごく思いますね。」

工藤さんのやりがいは、どこにありますか?

「人の笑顔が好き、そこが一番大きいですね。一生に一度の日じゃないですか、どんな日も。その日を満足してもらうことをモットーにやっています。自分が下見の状態から案内していて一番うれしいのは『あなたに頼みたい』って言ってもらえること。施行が終わった後に『あなたに頼んでよかった』って言われるところにやりがいを感じます。」

いいですね。ところで、月に何本くらいのイベントを手がけているんですか。

「今週は休みが全然ないです。今月(取材したのは12月)だけで言うと、100近くは入っています。だから、今後は店舗ごとに人をつけられたらいいなって思います。」

live 仕事を通じて、今後こういうことがしてみたいという夢はありますか。

「ダンスに絡んだことがもっとしたいです。ダンサーの方も使用していただくので、そういう人たちの喜ぶイベントを自分たちのところでやってほしいです。どちらかというと箱目線になっちゃいますけれど、設備もいいですよ。あとは内容です。2次会でも、普段のパーティーでも『他のところではこんなにしてくれなかった』という感想がすごい多いですから。」

実際に喜ばれたのはどんなことでしょう?

「うちでは持ち込み料をいっさい頂かないんですよ。たとえば、ダーツ屋さんで出会った二人がダーツの機械を持ち込みたいと言われたら、『ドアを通れば全然いいですよ』って。ほかにもチョコフォンデュを持ち込みたい、準備もしてほしいとか、壁にもチョコ塗りたいとか、全然塗っていいですよ!みたいに。ライブペイントする方たちもいますね。パフォーマンス、なんでもしていいです。その代わり壊さないでね、くらいで。壊れたらどうしよっか(笑)みたいな感じで。」

いやぁ、引き受ける側は大変でしょうけれど、お客さんにとってはうれしいですね。これも自社で店舗を持っていないとできないことです。

wedding2 最後に、再び遠藤さん。新しく入ってくる人への希望をどうぞ。

「自分はなんでもできますよじゃなくて、こういう事例があるというのを商品としてつくっていき、お客さんと一緒に形にして汎用させられるところまで引っ張っていってほしいなと思います。」

今後、365+というビジネスをどんどん普及させていくという狙いがあるんだ。

「365+があって、世の中が面白くなったよね、普段は人に伝えられなかったことを伝えられるようになったよね、と言われるのが理想です。365+を池袋だけじゃなくて、首都圏、日本中に網羅させて、世の中を元気にしたい。そこまで見据えて一緒に仕事していきたいです。」

現場に近いから、人の喜ぶ顔、人の役に立った喜びをダイレクトに感じられる仕事です。きっとやりがいが詰まった毎日が送れますよ。

(2014/1/15 神吉弘邦)