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アウトドア家具からはじめる

※この仕事は募集終了いたしました。ご応募どうもありがとうございました。

バルコニーに置かれたテーブルと椅子。

晴れた日には腰をかけ、ゆっくりと本を読む。心地よい風を感じながら、いつの間にかうたた寝をしている。

そんなふうに普段の生活を過ごせたら、どんなにいいだろう。

PATIO PETITE(パティオ プティ)」の家具を眺めながら、そんなことを想像しました。

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自社ブランド「ACE」を筆頭に、建築金物総合商社としてトップシェアを持つ杉田エース。戸当たりや物干金物、カーテンレールまで、暮らしに身近なものを多く扱っています。

小さな金物屋としてはじまったこの会社は、今年で創業80周年を迎え、アウトドア家具ブランド「PATIO PETITE」を新たに立ち上げました。

“コンパクトで収納できる”をテーマに、折りたためるテーブルや椅子、収納付きの棚など、いままでになかった日本向けのアウトドア家具をそろえています。

今回募集するのは、PATIO PETIEの家具を扱う「clubESTA(クラブエスタ)」のショップスタッフ。ただ商品を販売するだけでなく、お客さんに合うバルコニーでのライフスタイルを提案する仕事です。

お店は昨年8月にオープンしたばかり。社長の杉田さん曰く「やれることがあれば好きなようにやってくれていい」そうです。自ら提案し一緒になって運営してくれる人を求めます。

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表参道駅を降り、青山学院大学手前で骨董通りへ。ほどなく歩き、通りから一本横道へ入ったところにclubESTAはある。

エントランスでは、かわいらしい顔をした看板キャラクター「きむし」が迎えてくれた。店内へ入り、社長の杉田裕介さんに話を伺う。

杉田さんは3代目の代表取締役社長。体が大きく少し迫力のある方だけど、clubESTAのキャラクターたちを自分で発案したのだという。

「もともと金物や建材で固いイメージの会社ですから。柔らかい雰囲気にしようとね。」

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アウトドア家具をつくるきっかけになったのは、杉田さんが震災後に感じたことからだった。

「節電でクーラーを止めたりして、窓を開ける機会が増えましたよね。ビアガーデンも流行りました。近年になって、外に出ようとする感覚が増してきたのかなと思ったんです。」

そこで、外の庭やバルコニーで過ごすためのアウトドア家具を調べてみた。すると、派手な色の安価なキャンプ製品、もしくは高価な輸入ものしかないことに気づく。

また、マンション向けにデッキの床材をオプション販売する際、合わせて提案する家具としていいものが見つからなかった。

「一消費者としてもビジネスにおいても、選択肢がないと思ったのが発端ですね。」

日本向けのアウトドア家具の商品企画をすすめ、海外輸出をしているメーカーと組み、PATIO PETITEの販売をはじめた。

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壁際で使える半円のパラソル、たたむとベンチに変化するテーブル。どれも日本人好みの機能付きで、価格もお手頃。流行色を取り入れ、デザインにも力を入れている。

これなら自分の家にいいかも。思わず想像しながらカタログを眺めていると、「バルコニーもインテリアの一部なんですよ」と杉田さん。

「カーテンをあければ、外の景色の手前にバルコニーが目に入る。つまり、リビングの延長なんですよ。いままで物干場でしかなかったバルコニーが、デッキを敷いて家具を置くことによって綺麗にリフォームされる。」

「やりたいのは家具というよりも空間の提案なんです。」

そのためには、お客さんが実際に空間を体験できる場が必要になる。そこで、会社ではじめての実店舗をオープンさせた。

「これまで企業間で商売していたのが、いきなり小売りの店で、それも青山ですよ。ある種、チャレンジなんです。今後メインの家具を毎年増やしていくし、周辺の商品もこれから。イベントを開くこともしています。できることはまだまだ出てくるでしょうね。」

床材にはじまった商品企画は、その上に置く家具、周りの植栽、そしてライフスタイルを提案することまで広がっている。これからも柔軟にその可能性を探り続けていくのだという。

「ここはモノを売るんじゃなくて、コトを売る店だと思っています。そのコトに関連することであれば、モノはどんどん広げていきたいです。」

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実際にここではどのような仕事をするのだろう。店長の辻さんに話を伺う。

辻さんはもともと銀座の時計店で販売経験があり、12月から店長を務める。口調は穏やかで、優しい笑顔が印象的な方。

「オープン前はディスプレイの準備、それと植栽の手入れなどをします。オープン後は接客がほとんどですね。合間に在庫管理や配送手続きもあります。」

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メインの客層は30代から40代。青山周辺に住んでいるお客さんが多く、次いで外国人。アウトドア入門者というより、自分のライフスタイルに合った家具を探し求め、やっとたどり着いたような人が多いという。

そういった人たちは一歩踏み込んだことを話してくるのだろう。一人ひとり接客する時間も長くなりそうですね。

「ちょっと時間が必要なときもありますね。ここでは、ただ売ればいいわけじゃありません。“家具+お客様にほっとしていただけるシチュエーション”を提案しているんです。」

「休日にベランダへ出て、お茶を飲み、本を読む。そんなイメージをここでしてもらうために、具体的なスペースやシチュエーション、いろんなことを聴きます。その結果、お客さまにより合うものをマッチングすることで、より快適にするためのものをお勧めできるんです。」

お店ではお客さんがくつろぐためにフリードリンクを提供している。商品選びに迷ったり、夫婦で意見が割れて決めあぐねているお客さんもいる。そんなときには「休日をイメージしてここで飲んでみてください」とカウンターへ案内することもできる。

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お客さんとの出来事をとても楽しそうに話してくれる辻さん。接客の仕事が本当に好きなんだろうな、ということが伝わってくる。

お客さんの家がお店の近所だと分かったら、寸法を測りに行ったり、植栽を台車に載せて運びに行ったりもしてしまうそうだ。

「それは必要以上のサービスですけど(笑)」と杉田さん。

でも、そんな手厚さがリピーターを呼び込み、ご近所さんや友人を連れてまた来てくれるという。

clubESTAにはなんだか自然な雰囲気がある。あまり商売をしているように感じないというか。ここで働く人も、お客さんのためを考え、自然と体が動くような人がいいのでしょうね。

「ここは本業とは別ものとして考えてもらいたいです。一言で言ってしまえば、真剣に趣味でやってる。だからビジネスや仕事っていうことよりも、立ち上げにおいて、これからどういう姿になっていくのか、というところを一緒に創造していく仲間になってもらいたいです。」

と、杉田さん。

「提案してくれることを私たちも頼りにしたい。イベントを企画してもいいし、裁量は無限大です。もちろん裏打ちがあれば、ですよ。」

いまはclubESTAを形づくる段階。自分のできることに合わせてお店も成長していける。経験値があればすぐに活躍できる場だと思う。

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ここにはどんな人が合うのでしょう?

「元気にあいさつができて自然と笑顔が出て、ちょっとした気遣いができる人かなと思います。その上で接客を楽しんでくれる人がいいですね。」

と、辻さん。

続けて、杉田さん。

「自分のライフスタイルがしっかりある人でしょうね。暮らし・インテリア・デザインに興味がある人は、ライフスタイルがはっきりしている。そんな人は私たちのやっていることと合うだろうし、来店するお客さんの話にも共感できる。」

「そして最も重要なのは、商品を好きになってくれる人。それが根っこにないとうまくいかないと思うんです。私たちもそこを一番見ると思います。」

好きになってくれる。それは無理に好きになることではないと思う。

一度clubESTAを訪ねてみてください。ドリンク片手に腰をかけ、感触を確かめるのもいいかもしれません。

 

もう一人のスタッフである黒川さんにも話を聞いてみる。

黒川さんは新卒入社の2年目。店舗のオープンに伴い本社から異動し、いまはショップスタッフとしての接客の他に、ブログやメルマガを担当している。

それまでとは全く違う仕事。不安はありませんでしたか?

「全然どうなるか分からなかったんですけど、楽しみでした。でもやってみるとうまくいかなくて、戸惑いもありました。」

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「学生の頃はファミレスでずっとアルバイトをしていましたけど、それとここの接客は全然違うんです。お客さんはどの商品を買うか決まっているわけでもないし、業務マニュアルも本当に基本的なことだけですから。」

いまはもう慣れましたか?

「新商品がどんどん増えてその都度覚えるので、いまも大変ですね。他にも、こんな部屋だけどこの植物育てられるかなって聞かれることもあって。全て同じ答えで返せないので、難しいこともあります。」

「それでも、はじめよりはだいぶ慣れました。ここではいろんな人に会えるので、楽しいんですよ。イベントではいつもと違う個性的なお客さんもいらして。いろんな人と明るく話せる人と一緒に働きたいです。」

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最後に、「実は」と杉田さんが教えてくれた新事業の話がある。

おしゃれなパッケージで見た目もよく、食べても美味しい非常食。その名も「IZAMESHI」。商品開発が進んでいて、この秋からスタートするそうだ。

IZAMESHIをお店で出すことも検討しているという。たとえ思いつきでも「これはいける!」となれば、この店を中心に広がっていくのだろう。

ただ大切なのは、よりよいライフスタイルってなんだろう?と考えつづけること。その上で、そのために必要なモノは何なのか、探していけばいい。

自分自身の暮らしを楽しんでいると、自然と見つかると思います。

杉田エースが踏み出す、南青山での新たなチャレンジ。共に歩んでいく人を募集します。

(2014/6/10 森田曜光)