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庭の世界へ

※この仕事は募集終了いたしました。ご応募どうもありがとうございました。

「大企業は大企業のよさがあると思う。だけど、ネクタイ締めてサラリーマンやるのもいいけど、うちで仕事するのも面白いんじゃないかな。会社の名前だけじゃなく、あなた自身とお付き合いできてよかったと言われる仕事は、やっぱりやりがいがありますよ。」

多くの人にとって、人生の中で働いている時間の占める割合は大きい。

せっかくなら充実感が持てる仕事をしよう。そんな意識を持って、新たな職場を探している人は少なくないと思います。

今回紹介するのは、そんな人にぜひ知ってほしい会社です。異業種からでも飛び込める環境がここにはあります。

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株式会社グリーンケアは東京・神奈川を中心に、個人向けに庭の設計から施工、そして植栽をケアするアフターメンテナンスまでを行っている会社です。

創業12年で社員数は11名。累計施工数は8,000件を超える実績があります。

早くからホームページに力を入れ、月間ページビューは20万件近くあり、依頼は紹介とホームページからの問い合わせでほとんどが賄えています。

依頼通りにただ作業するだけではなく、お客さまに寄り添い、根っこにある想いを形にする庭のお手伝いをしています。

その案件を一つひとつ一貫して担当するのが、ガーデン・コンダクターと呼ばれる担当者。

職人さんたちと協力しながら、お客さまの要望、それに庭の置かれている環境や成長も加味しながらトータルに設計し、バランスのとれた庭づくりを目指しています。

実際の仕事で特に重要になってくるのが、お客さまや職人さんたちとのコミュニケーション力。

営業の経験から会話が好きな人や、もともとアウトドアに興味がある人であれば、きっと働きやすい仕事だと思います。

 

小田急線・登戸駅から歩いて10分ほど、1階のマッサージ店が目印の建物にグリーンケアのオフィスがある。

グリーンケアは異業種からの転職組も多い会社。

代表の河越さんご自身も、12年前にこの会社を立ち上げるまでは、大手銀行や建築コンサルティング会社に勤めていた。

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土に触れる機会のないような職歴から、なぜ庭の仕事をはじめたのだろう。

「子どものころ、僕の親父が脱サラをして印刷会社をはじめたんですね。だけど、大学1年生のときに倒産してしまって。そんなことがあったから、就職先はとにかく堅いところに行ってくれと。」そう笑顔で話す、河越さん。

「銀行には11年いました。営業・調査・企画等いろいろな仕事を経験させてもらい、とても充実していました。でも中枢に行けば行くほど、自分の50歳になったときの姿が見えてしまい、30代になり逆にもの足りなさを感じるようになりました。」

そこで思い切って退職し、縁のあった建築コンサルティング会社に加わった。

「そこではナンバー2をやらせていただきました。はじめは10人ほどの会社でしたが、2年半で100人くらいまで成長しました。自分の頑張り次第で会社が変わっていくのがすごく面白かった。でも、会社が軌道に乗ったら、新たな気持ちが沸いてきて。」

「トップと2番手じゃ違うんですよね。親父の血を引いているからか、いつかは自分で会社をやってみたいと思っていました。」

一番は、いい会社をつくりたい。そのためには、いい人材とやりがいのある仕事が必要。

お客さまの笑顔が見られる個人相手の仕事であり、参入のチャンスがありそうな業界ではじめようと考えた。

注目したのは花屋や植木屋といった、グリーンの業界。

仕事内容をみてみると、アフターケアをしている会社が少ない。ところが実際は、植物の育て方や扱いに困っている人がたくさんいる。

「アドバイスしてくれる人が足りていないんじゃないかなと思って。それでケアを重視しようと。グリーンケアという社名で、ケアができる会社をはじめました。」

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会社をはじめてからはお客さまと実直に向き合い、やれることを地道に増やしていった。

他にはない視点を持って参入したからこそ、気づくことが多い。

「この業界では、構造物と植物の両方ができる会社ってあまりないんです。お客さまにとってはその両方のバランスをとってくれる人が必要なんですよね。」

便利屋のように庭に関する様々な仕事を担いながら、だんだんと自分たちのあるべき姿が見えていく。

「庭のことを一通りやって、やっぱり餅は餅屋だと。タイル工事はタイル職人で、やっぱり一流の人たちに任せることになりました。ただ植物だけは自分たちの手で触れるようにしています。」

「僕らが活かされるのは、お客さまの相談相手になること。お客さまが何に困っているか、何を心配しているかに気づいて提案して差し上げる。その技術が必要とされているんじゃないかと。」

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お客さまのニーズを汲み取り、職人さんたちと一緒に全てのバランスがとれた庭をつくる“ガーデン・コンダクター”のスタイル。

「とにかく異業種からも優秀な人が入ってこないと、この業界はよくならないなと。異業種からいい人たちが入ってきやすい会社にしたいです。」

「僕も銀行で営業をやっていたから思うけど。売るものが違っていても、お客さまとコミュニケーションができて信頼されるっていうのは同じだと思う。逆に異業種で誠実に営業をやっていた人ほど、この業界のガーデン・コンダクターに適しているんですよね。」

他には、どんな人が合っているのだろう。

「探究心がある人は向いていると思います。植物がうまく育たなかったり、構造物がうまく機能しなかったりするのは、みんな原因があります。その原因を突きとめて、そこを改善してあげないと何度やってもうまくいきません。相手が自然や生き物なので難しさはありますが、そこが面白いんですよ。」

「やればやるほど知識がどんどん増えていく。その知識と経験でアドバイスして、本当にたくさんの庭を通じて感謝していただける仕事なので、かなりやりがいのある仕事だと思います。」

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はじめは構造物のみの依頼が主体だったけれど、だんだんと植物と組み合わさった庭全体の依頼も増えてきた。

「地域は限定しているので、別のところに支店をつくればきっと仕事はあるんです。だけど拙速に広げずに人を育てて、その人たちに任せられるようになったら広げていく。そういう形で地道にやっていきます。」

 

以前は大手レコード会社で営業をしていたという、入社8年目の平山さんにも伺った。

ガーデン・コンダクターとしての日々の仕事について話してくれた。

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「窓口担当者が聞いてくれたお客さまの情報を見て、その日のうちにまず電話でヒヤリングをします。後日現場に伺い、丁寧にご要望やお困りごとなど伺います。1〜2時間ほどになることも多いです。」

じっくり時間をかけるんですね。

「ただ受身になって希望だけを聞いてつくってしまうと、結果として希望に添えないものになってしまいます。だから、大枠のやりたいことやイメージがあったとしても、細部の質問を繰り返す。たとえば、ウッドデッキが欲しいと伺っても、それは外でランチができる環境が欲しいのか、洗濯物を干すのが重要なのか、しっかり聞き出します。」

「はじめはウッドデッキを希望されていた方が、結果的にタイルのテラスをつくることもありました。じっくり話し合えるのがうちのいいところだと思うんです。」

要望を聞き、実際の使い勝手や方向性を積み上げていく。

その後は見積書と図面をつくり、具体的に提案していく。1回ですんなり決まることはあまりないけれど、丁寧に擦り合わせを行い続けていく。

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契約後は職人さんたちをスケジュールに組込み、施工に移る。自らも植栽の作業をしながら、現場を管理していくことになる。

頭と体、両方を使う仕事。タフさが求められると思う。

「現場で作業するから体力を使うし、事務所に戻ってからは設計で悩むこともある。フェーズの異なる案件をいくつも担当することになるので、もの足りなさはないですね。」

全てがオーダーメイドの仕事だと、平山さんは言う。お客さまとの話し合いでも、職人さんとの現場合わせでも、単に既存の方程式に当てはめて解決できることはひとつもない。

けっして簡単ではないけれど、手間をかけた丁寧さが確実にお客さまの信頼を得ている。

 

最後に、もうひとり紹介したい人がいます。

入社3年目の永瀬さん。

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ここへ来る前は、商社で7年間営業を担当していた。

「会社のなかで地位や役職をあげていくことに興味がなかったんです。自分ひとりでも役に立つことができる力があれば、世の中で自由に仕事をしていけるのかなと思って。それが手に職。それにアウトドアが好きなので、自然とか植物に関わることがいいなと。」

「でも、特にこの業界は若い頃からずっとやっている職人さんたちが多いので、そこに未経験で29歳って募集していないんですよね。ここは、僕でもチャレンジできるところでした。」

実際に働いてみてどうですか?

「単純に作業が楽しいです。ずっとスーツ着て営業をしていたので、外に出ること自体が楽しいです。もう好きに汚れていいし、心地いい。毎日現場違うから、流れ作業なんてない。木を植えて庭が完成すればすごい充実感ありますね。」

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不器用な人でも務まりそうですか?

「僕は不器用ですよ(笑)。それよりも雑でなくて丁寧にやろうとすることが大事です。不器用だからって心配はないです。」

きっとはじめは右も左も分からないだろうけれど、植物や設計に関して面倒を見てくれる先輩やチームメイトがいる。

「だから不安はなかったですよ。相談しながら仕事できるので、29歳で入った僕でも図面が引けるようになりました。」

こんなに異業種からの転職でチャンスをくれる会社って珍しいかもしれない。

河越さんもこう話していた。

「当然、どんな仕事でもしっかりと力をつけて、自立した頼もしい職業人になろうと思う気持ちと覚悟が大切なのは同じです。ただ、いろんな受け入れの土壌と頼もしい先輩たちがいてくれるこの環境はなかなかないと思いますよ。」

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取材の終わりに、永瀬さんがこう話してくれた。

「いま本当に転職して良かったなって思ってます。自分の意志で選択した仕事をして、成長してる実感がある。転職で給料下がるとか、悩む人がいっぱいいると思うけど、やりたいと思ったなら飛び込んでやってみたらいいんじゃないかなって思うんです。今は給料が下がっても、50・60代で稼げる力をつけられる会社だと思いますよ。」

(2014/9/19 森田曜光)