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自分らしい生き方を広げる

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「ここは小さい組織だから、お互いの強みがわかるし、やりたいことを応援できる。ここで働きながら、自分は何がしたいかを上書きして更新してもらえるといいのかなと思います」

そう話すのは、リヴァの代表を務めている伊藤さん。

「ひとりでも多くの人が自分らしい生き方に気づき、ともに実現を目指す」という理念のもとで、うつ病で休職・離職した方の復職支援、再就職支援を行う株式会社リヴァ

liva01 利用者は、うつ病を含む気分障害に特化したプログラムを通して、コミュケーション能力やストレス対処能力を高め、再発を予防し復職を目指しています。

今回は、ITを使ってそうしたプログラムを全国に広げていく新規事業を担当するエンジニアを募集します。

リヴァのオフィスは、高田馬場駅から徒歩5分ほどの場所。

バックオフィススタッフやエンジニアが働いているオフィス以外にも、高田馬場、市ヶ谷、御茶ノ水に事業所を構えており、精神保健福祉士やキャリアカウンセラーなどの現場支援を担当するスタッフは、そちらで働いています。

 
まず、代表取締役の伊藤さんのお話を伺いました。

liva03 新卒で入った会社では、システムエンジニアとして働いていたという伊藤さん。

「自分には全然向いてないなって、現場配属後6か月で思いました。関わる人が1000人、2000人になるような大きなプロジェクトだったんですけど、『本当にお客さんが喜んでいるのか、つくったものに社会的な意味があるのか』がわからなくなってしまった」

「もっとチャレンジしたい、自分の裁量でいろいろなことを決めて働きたいって思うようになりました」

そんな中、大学の先輩に誘われて、大企業から障がい者の就労支援を行うベンチャーへと転職。営業からオペレーション全般そして管理部門まで幅広い業務を行いながら、大きくなっていく組織で働くことを経験します。

しかし前職の会社では直接現場に入って仕事をしたことは一度もなかったそう。

「前の会社では全体のオペレーションをどうしていくかに関わっていましたが、直接現場に入ることはありませんでした」

「リヴァで現場に入ってみて、現場の面白さがわかったし、感動する場面が沢山ありました。うちの役員が『現場は本当に素晴らしい。支援する側・される側でなく、相手の人生を分けてもらっているんだ』とよく言っているんですけど、本当にそうだなあと」

liva04 立ち上げて4年で、25名のスタッフを抱えるようになったリヴァ。

今回スタッフを募集する新規事業部では、これまでのような支援する側の業務効率をあげるシステムではなく、施設を利用する側にとって、うつからの回復、そして自分らしい人生をサポートする新しい視点でのシステムを創っていきたいそう。

「もともとは、うちの会社の悩みを解決するために着想したものなんです。利用者さんの情報が紙やエクセルで分散してしまっていて、支援者にとっても本人にとってもせっかくの情報を活用しきれていませんでした」

「自社開発のシステムを使ってそうした課題が少しずつ解消できてくると、今度はもっと利用者に直接役立ててもらえるような機能を盛り込もう、という話になりました。ITを通じて気づきを促し、自分らしく生きる可能性を広げるものをつくろう、と」

自分らしく生きる人をどんどん増やしていきたいというのが、リヴァの理念。

ひとりひとりの支援にもっと時間をかけられるよう、事業所のオペレーションの効率化を目指すと同時に、プログラムの効果を高めたり、復帰後の身近なサポートが出来るようにスマホアプリの開発を考えている。

「気分が落ちた時にはこんな対処法があるよって他人からのフィードバックを受けられたり、プログラムで得た気づきを復帰後にもっとこまめに確認出来るようになると再休職のリスクも軽減出来ると思うのです」

「うつになって、いったん社会から離れているからこそ、自分自身の価値観を客観的に考えられる、という側面もあると思います。そこでの気づき・考えの変化はとても貴重なので、それを記録して見返せる仕組みをつくることで、自分らしい生き方の実現に役立ててほしい、という想いがあります」

また、データを集めていくことでプログラムそのものを改善しながら、将来的には他の全国の事業所にも提供していきたいと話します。

liva02 この会社がこう育っていったらいいなとか、5年先、10年先のイメージはありますか?

「自分が考えたことをスタッフが実現していくっていう組織はいやなんですよ。それぞれがやりたいことをやってほしいし、お互いの強みを活かして自分たちで連携をとりながら、行動していってほしい。その集合体として、会社が成り立っていったらおもしろいなと思うんです」

それぞれのやりたいことを、応援していく。

「そうですね。起業したのも、自分が楽しくありたいというのが動機の1つでした。自分が楽しくあるためには、まわりで働くスタッフも楽しい状態で、それぞれのやりたいことやありたい状態の中でいきいきしていてほしい。大きい会社だと、なかなかひとりひとりを見られないと思うんですけど、ここは小さい組織だから、お互いの強みがわかるし、やりたいことを応援できる。ここで働きながら、自分は何がしたいかを上書きして更新してもらえるといいのかなと思います」

「どうすればもっとハッピーになれるのか、それが達成できる事業や会社の制度ってどんなものなのか、それぞれが考える。言われたとおりに働くよりも、自分で考えて働くほうが楽しく働けるし、良質なコミュニティになっていくのかなと思いますね。売上を追うよりも大切なことだと思うんです」

 
インターンを経て、新卒でリヴァに入ったという山田さんにもお話を伺ってみました。

liva06 「ITベンチャーに内定をもらっていたんですが、自分が働くことをリアルに想像するとあまりワクワクできなくて。自分は何がやりたいんだろうと考えたときに、それぞれの自分らしさを引き出すとか、くすぶっている人をサポートすることに興味があって。ネットで調べてたどりついたのがここでした」

最初は法人営業として入社した山田さんですが、今はエンジニアとして仕事をするようになっています。

「技術を学ぶ面白さや、自分の成長を実感できるのはもちろんですが、理念へ向けてまた別の側面からアプローチできるところにワクワクしています。自分がITのスキルを身に着けることで今まではできなかったことができるようになったり、現場スタッフとはまた違った視点で物事をとらえられるようになれば、もっと面白いことができるんじゃないか、と思っています」

普段は代表の伊藤さんや他のエンジニアとやりとりしながら業務を進めているそうですが、現場スタッフとの業務も多いそうです。会社全体でのイベントも開催されるし、社員みんなで田植えをして、お米を育てたりすることも。

liva07 「僕は、理念に惹かれてここに入社しているんです。だから、営業でもエンジニアでも、その理念につながるなら面白いと思える。新しい会社だし、やるべきことの優先順位もどんどん変わっていくので、臨機応変に対応できる人が来てくれたらいいなと思います」

 
熊本で家族と暮らしながら遠隔で働いているという川上さんにも、お話を聞いてみました。

liva05 週1、2回はスカイプでミーティングを行い、あとは自分で業務を進めるというスタイルで仕事をしています。疑問ができたらチャットなどで解消できるため、困ることはそんなにないそう。

「大きな会社にいたときは、自分がつくった成果物に対しての反応がわかりにくくてモチベーションが保てないこともあったんです。けど、リヴァ社内でのSE業務では、全社員や利用者さんから反応が全部ダイレクトに返ってきます。どこが良いとか悪いとか、使いやすいとか使いにくいとか。苦しい反面、率直な声がもらえるのは楽しいですし、それがやりがいです」

今回募集するスタッフは、山田さんや川上さんと一緒に働いていく。どういう人が入ってきてくれるとうれしいですか?

「自分はバックエンドが得意なんですが、フロントエンドは苦手なんです。だから、デザインやユーザーエクスペリエンスなど、フロントが得意な人が来てくれるといいですね。あとは、任せてもらえる権限や裁量が大きいので、それを楽しめる人がいいなと思います」

「大きい会社にいると、コーディングの言語を決められるなど要件が多いと思うんですけど、ここでは全部自分で考えて決められます。なので、探究心がある人や自由にやりたい人にとってはやりがいがあるし、ストレスも少ないと思います。逆に、人に決めてほしいタイプには向かないかもしれないですね」

liva08 最後に、代表の伊藤さんがこんなことを言っていました。

「うちに応募しなくても、1回話を聞きに来てもらいたいんです。うつ病の支援とか、それを広げるシステムをつくるとか、この記事を読んだだけじゃリアリティが持てないかもしれないので」

「うちが目指している理念に共感できる人であれば、社員じゃないかかわり方もあるかもしれない。そういうコミュニケーションは面倒くさがらずにやっていきたいし、遠慮せずにオフィスに来てみてもらえたらと思いますね」

 
うつ病の支援をやっていると聞くと、イメージされるのは、カタくて真面目な雰囲気。リヴァは、そんなイメージを覆すような、風通しがよくて明るい会社でした。

利用者にも自分らしく生きてほしいし、スタッフにも自分らしく働いてほしい。 そうした想いから、どうやって楽しく働くか工夫してきたからこそ、この空気があるように思います。

現在は、他の会社から転職してきた30代の人が多いですが、年齢や経験はあまり関係なく、山田さんのように新卒でやる気のある人も歓迎だそうです。ぜひ、オフィスに詳しい話を聞きにいってみてください。

(2015/8/20 田村真菜)