※日本仕事百貨での募集は終了いたしました。再度募集されたときにお知らせをご希望の方は、ページ下部よりご登録ください。
ラーニングエッジ株式会社は、社会人向けのスクールやセミナーを扱っている会社です。さまざまなセミナーや研修を紹介するポータルサイト「セミナーズ」の運営や、研修の企画から運営までをトータルで行っています。
訪れてみると、とことん仕事に向き合いながら、自分で責任を持って動くという意識を持った人たちの集まりでした。

どちらの職種も、経験は問いません。もっと自分にできることの幅を広げていきたいと思っている人には、またとないチャンスだと思います。
東京・西新宿。
西新宿駅からは地下直結。新宿駅から歩いても10分ほど。オフィス街の真ん中に、ラーニングエッジのオフィスがあります。

まずは、会社を立ち上げるまでの話を伺うことに。
大学受験のための予備校に通っていたときに感じたことが、教育の世界に携わろうと思ったきっかけだったそうです。
「当時、授業の衛星中継が始まったころだったんです。東京にいる名物講師の授業が、大阪でも受けられる。距離を越えて価値を届けることができるという仕組みに、すごいなぁと衝撃を受けたんです」

大学を卒業してから、人材派遣会社やコンサルティング会社で経験を積んでいるときも、大学生のころに感じた「教育の流通」をしたいという思いはずっと持ち続けていたそう。
「コンサルティング会社からの独立を決めたときに、まずは週末だけやってみようと家庭教師事業をはじめたんですよ」
家庭教師事業。
「東大を受けたい受験生に限定して。たとえば富山とか静岡にお住まいだと、東大生に直接教えてもらう機会がないじゃないですか。そういう方でも、チャットやFAXを使って現役東大生から家庭教師を受けられるというものでした」
反応はどうでしたか?
「満足度は非常に高かったんですが、当時の私たちはマーケティングや営業についてなにもわかっていなかった。キャッチコピーも今思うと全然いけてなくて(笑)タウンページや全国紙に掲載しても、地方に住んでいる人たちにまったくアプローチができなかったんです」
結局、2件しか依頼が来ないまま事業は終わることに。自分たちの力不足を感じた一方で、受けたいと思っている人とのマッチングがうまくいっていないという現状に気づいた。
「私自身も経験がありますが、いいセミナーを受けたいと思っていても見つけるのがなかなか難しい。一方でセミナー主催者の方たちに聞いてみると、みなさん集客に困っている。質のいいものと出会える場をつくろうと、セミナーズをはじめました」

受講者と主催者、双方の目線に立ったサービスは口コミで人気を集め、今では年間5万件近くのセミナーを掲載している。
セミナーズを運営する一方で、自社が主催の講演会やセミナーを数多く開催してきた。
「最初は1000人規模の会場に200人しか集まらなくて。じゃあ、VIP席をつくってみたらどうだろうと。料金は割高だけど、講演内容を収録したCDとかいろんな特典をつけて。そしたらVIP席に申し込みが殺到したんです」
そこを突破口に、つながりを広げて講演会は成功したそうだ。
「サイトを運営しているだけだと、会場で起きていることの肌感覚があんまりわからないんですよね。たとえば会場に行ったらやっていなかったとか、トラブルもいろいろと起きるものです」

これまですごく大変だったと言いながら、清水さんはどこか楽しそう。
新しいことに挑戦して、失敗してもその反省を次に活かす。そうやってどんなピンチも乗り越えてきたという自負があるから、怯まず進んでいけるのだと思います。
こんな清水さんと一緒に働いているのが、田邉さんと中本さん。写真左の田邉さんは営業担当、中本さんはウェブマーケティング部門のリーダーをしています。

新卒でラーニングエッジにやってきて、現在4年目。大学では食料難をなんとかしたい、日本の農家を元気にしたいという思いから農業を学び、植物の病気などを研究していた。
「たとえば良いノウハウがあったとしても、コンサルティングでは目の前の農家さんしか改善できないなと感じたんです。セミナーだったら、そこに集まった人たちが自分で考えて行動できるようになるし、誰かに教えれば末広がりに広がっていく」
「教育を流通したいという清水の思いにも共感できたので、入社を決めました」
今は、中本さんを含めて6人のウェブマーケティング部門をひっぱっている。
具体的にどんな仕事をしているのでしょうか?
「たとえばメルマガの作成やバナー広告の作成、セミナーの企画もやっていますね。ライティングやデザインはもちろん、セミナーの企画はどのテーマで誰を講師に呼んで、どんな価格でやるのかというところまで、ゼロから関わっています」

「ほぼ未経験です。でも、いきなり事業計画をつくってみてって言われたことがあって」
「どう考えたらいいのか、書類の作り方もわからなくて悩みましたよ。ネットでテンプレートを見つけてきて、項目ごとに自分で考えをまとめてみる。それに対してフィードバックをもらうような、仕事の進め方をしていましたね」
ほかにも、外のセミナーを受けに行ったり、広告代理店から情報を入手したり。外部の人と組んでプロジェクトをやることもあるので、そこで知り合った人に相談することもあったという。
仕事も、人とのつながりも自分でつくる。少人数の会社だからこそ、自主性と積極性が問われる職場だという。
大変そうですね。
「泥臭い部分もたくさんあるので、正直辞めたいと思ったこともありますよ。でもここに1年いたら、3年いるのと同じくらい経験値が上がる。その実感がやりがいになっているんだと思います」
実感。
「最近では、文章を書いてほしいという依頼が個別にきたり、うちの会社にこないかと誘っていただくこともあるんです。自分の市場価値を高めるという目標が26歳の今、達成しつつあるのかなと感じています」
もちろんこれから一緒に働く人のことはサポートしていくので、そこは安心してほしいといいます。
「僕はデザインの経験がないんです。だから困ったときはデザインを学んだ社員に『色味はこうしたらいいかな』って聞いたりして。お互いにわからないところは教えるし、その中で自分の得意分野をつくれたらいいですね」
「ライティングをやりたいなら、メルマガやFacebookの記事を書いてもらったり、数字をみながら考えることが好きならマーケット調査に挑戦してもいい。未経験でも、自由にチャレンジできますよ」
続いて、営業の田邉さん。
ラーニッグエッジが主催するセミナーにお客さんとして足を運んだことが、働くきっかけだったそうです。
「清水さんとお会いしたときに、こんなふうにエネルギーの高い人と一緒に仕事をしていたら、自分もなにかいい影響を受けられるんじゃないかと思ったんです。すぐにアルバイトをしたいと連絡しました」
「私は子どもがいるのであまり長い時間は働けないし、ほかにやりたいこともある。だからフルタイムでは働けないと言っても『全然いいです』と言ってもらえて」
頼まれたことだけでなく、自分で仕事を探しながら働いてたら、いつしかやっていることは正社員と変わらなくなった。今では正社員として働いている。
社員は現在26名。社内の雰囲気はどうですか。
「みんな気軽に相談しあっていますし、合わないなと思う人がいないんですよね。みんなフラットというか」
うんうん、と聞いていた中本さんも話に加わる。
「年齢も関係なく、部署間の交流も普通にあります。気軽にパソコン持っていって『これどう?』みたいな感じで。社長も歩いていたら、ちょっと話を聞いてもらうような感じ」

最後に紹介したいのが、管理部の阿部さんです。物腰が柔らかくて、安心できるような方。
経理や総務など、バックオフィス系の業務は全て管理部が担っている。
「たとえば契約書の作成や給与計算、備品の発注まで幅広く関わっています」

「大きな会社だと一部門の中の限られた部分にしか携わらないと思うんです。でもここでは年間を通して会社がどんなふうに運営されているのかがわかる。そういう経験ができるのがいいところだと感じています」
他部門とのやりとりも多くあるそうで、それぞれの社員の仕事のペースなども踏まえながら、コミュニケーションをとっている。
現在、管理部は阿部さんとアルバイトの方が1名の、2名体制。経理を中心に3人で分担しながら、最終的には一通りの仕事を経験してほしいとのこと。
やり方やルールなどは、まだまだ整っていない部分も多い。これから入ってくる人にも一緒に考えていってほしいです。
どんな人と一緒に働きたいですか?
「予期せぬことにも柔軟に対応してくれるといいですね。でも、僕も総務などは経験がないところからスタートでしたし、やってみたいなと思ったら飛び込んでくれたらと思います」
「そこは、きっちり教えますから!」と笑う姿はとても頼もしい。
セミナーや研修を通した教育は、視野を広げたり、自分を変えるきっかけになることがある。でも受ける側がただ受身でいては、得られるものはぐっと少なくなるように思います。
同じようにラーニングエッジで働くみなさんは、職種を問わず「自分にはなにができるのか」を考えながら主体的には働くひとばかりでした。

働き方も含めて、自分の目指す方向と重なっていると感じたらぜひ応募してみてください。
(2016/3/23 並木仁美)