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100人100色リノベーション

※日本仕事百貨での募集は終了いたしました。再度募集されたときにお知らせをご希望の方は、ページ下部よりご登録ください。

できるものなら、思いっきりこだわった空間に住んでみたい。

玄関は土間にして自転車を置けるように。壁を漆喰で塗って、キッチンスペースはタイルで彩る。スイッチやコンセントのカバーは白いプラスチックじゃなくて、アルミや陶器製など自分の好きなものを選ぶ。

住まいへのこだわりは一人ひとり違うもの。そのすべてを叶えるのがnu(エヌ・ユー)リノベーションです。

nu01 物件探しから設計デザイン、施工、アフターサービスまで。nuリノベーションを運営する株式会社ニューユニークス(以下nu)は、ワンストップでリノベーションを手掛けています。

今回募集するのは、nuで施工監理を担当する人です。

お客さんのこだわりも物件規模も本当にさまざまだから、いろんな施工現場を経験することができる。

これから需要が確実に増える一方で、人手が足りなくなっていくリノベーション業界。ここで現場のスペシャリストとして成長していけると思います。

 
東京・恵比寿。

駅から徒歩7分ほどの明治通り沿いにnuが運営するカフェがあります。

リノベーションの相談に来るお客さまとの打ち合わせスペースとして使ったり、グループ会社の方々も打ち合わせやランチによく利用しているそう。

nu02 nuリノベーションはもともと、サジェストという新築マンションを手がける不動産デベロッパーの会社のリノベーション部門が運営するブランドでした。

2014年に分社化してからは、nuが独自に「nuリノベーション」を運営しています。

はじめのころは再販がメインでしたが、いまはオーダー型の案件のみに絞っています。ドアひとつの工事から戸建てマルゴトのリノベーションまで、大小さまざまなリノベーションを手掛けています。

そんなnuの特徴は、デザインのバリエーションが多いということ。事例写真を見ると、アメリカンなものから和風テイストなもの、白黒で統一されたモノクロ風なデザインの部屋もあります。

「『nuのデザインの特徴は?』とよく聞かれますけど、ないんですよ。お施主さまの希望を全部取り入れたものをカタチにする。これがうちのやり方です」

そう話すのは、ゼネラルマネージャーの佐藤さん。

nu03 独自のデザインを打ち出したりするのではなく、お客さまのどんな希望にも応えるnuリノベーション。

さまざまなこだわりを設計で実現するのはもちろん、家具・照明・植栽なども幅広い選択肢の中から選べるようにと、インテリアサービス「decoる」を展開。

約55社ものインテリアショップと提携して、ヴィンテージ家具からデザイナーズ商品まで多種多様なインテリア商品を特別価格で提供しているといいます。

「引越しの際に家電を買い換える方もいらっしゃるので、最近家電もはじめたところです。それと親会社のサジェストは新築をやっている会社なので、その関係で引越し業者さんのサービスもお安く提供できるようになりました。ご希望に応じて、将来の売却・賃貸などのお手伝いもしています」

「業界の数ある会社の中でも、ここまでやれる会社というのは少ないと思うんですよね」

物件探しからリノベーションまで、ワンストップで手がける会社は増えてきたとは言っても、まだまだ少数。その中でも家具や家電などまでカバーできるというのはnuの強みだと思う。

お客さまにとっても、自分の好みやこだわりを最大限発揮できるサービスだと思います。

nuで施工監理を担当する松本さんはこう話します。

「当社のお客さまはほんとうに多様で、こだわりのポイントがそれぞれ違うんです。木質系のものにこだわりたいという方もいれば、いま流行りのスチール系がいいという方もいるし、最新型のキッチンにしてほしいという方や、部屋ができあがった後の家具にこだわりたいという方もいます」

nu04 松本さんが実際に担当したという西荻窪の案件を紹介してくれました。

すでに入居している物件のリノベーション。お客さまはDIYが大好きな方だったそうです。

「ご自身でフローリングを張ったり、キッチンをモルタルで土間打ちされたりしていたんですけど、その後お子さまが生まれたことで本格的にリノベーションしたいとご相談いただいたんですね。木製のものに対するこだわりが強い方だったので、造作で棚や窓枠をつくったりしましたね」

nu05 もうひとつ紹介してくれたのは烏山の案件。

こちらはnuが物件探しからワンストップで携わったそう。

「昔からあるような住宅団地の一室をすべて取り壊して、スケルトンから丸ごと工事した物件ですね。木質調のキッチンやフローリングにこだわりのある方で。竣工後に追加工事をご依頼いただいて再度お伺いしたら、新しい柱が立っていたり、僕らがつくった覚えのない家具が増えていたりと、この方もDIYをされる方でしたね」

nu06 いまブームということもあって、DIY好きなお客さまが多いそう。以前は工事と並行して、職人さんの隣でお客さまが壁を塗ったりすることもあったといいます。

「今はお客さまと同時に作業するということはありませんが、壁に色を塗る前段階で残しておいてほしいとか、自分たちで棚をつけたいからベニヤを入れておいてほしいというご要望はいまも結構あります。そのまま工事現場のような素地でお部屋をお渡しして、何かしら自分でやりたいというお客さまがかなり多いですね」

そうなると、施工監理でもお客さんとの接点は増えそうですね。

「そうですね、接点は多いかと。お客さまとは現場でデザイナーを交えて相談して、工事を進めていくこともあるんですけれど、お客さまとお話しするなかで『現場であのアドバイスを言ってもらえてよかった』というお声が届くんです。なにより、お客さまからの『ありがとう』という言葉を直接聞けるのが一番うれしいですね」

「そういうのをつくった職人さんにも伝えると、やっぱりよろこんでくれるんです。『はじめてやるような納まりで苦労したけど、よかったな』って(笑)。みんなでつくっていくことの喜びを感じますね」

nu07 お客さまの要望によっては、造作家具などもつくるnuリノベーション。技術力が求められる現場では、腕のある職人さんが活躍しています。

そんな職人さんたちの手によって希望通りの空間ができあがるnuリノベーションの評判は、口コミでどんどん広まっていっているそう。以前のお客さまが新しいお客さまを紹介してくれることも増えたそうです。

ここでふたたび、佐藤さん。

「以前、とあるお施主さまが知り合いを紹介したいということで、お話をお伺いしたら、自分を担当してくれたデザイナーと施工監理の2人が再び担当してくれるのであれば、紹介したいという話だったんですよ」

同じ営業担当やデザイナーで、という話ならよくあることかもしれないけれど、施工監理の人もですか?

「たぶん打ち合わせでの担当者の姿勢などが、非常によかったという印象を持たれたんでしょうね。高いものだと1000万円以上施工費かけることもあるんです。高額な買い物ですから、簡単に紹介してはいただけないと思うんですよ。それでも紹介していただけたというのは『何となくよかった』ではないところがあったのだと思います」

「自分の家を担当してくれたデザイナーと施工監理であれば、知り合いを紹介したい。最高の褒め言葉ですよね」

しっかり完成することが当たり前で、減点方式で評価されがちな施工監理の仕事。どんなにいい仕事をしてもなかなか表立つことはないけれど、こんなふうにお客さまから評価していただいて紹介してくれるなんて、とてもうれしいことだと思います。

nuが支持されている理由のひとつに、お客さまとのコミュニケーションを大事にしていることがあると、松本さんは話します。

「解体の打ち合わせ、施主さまに検査していただくとき、お引き渡し。ほかにも現場で何かあると実際にお客さまにお会いして、僕が主導してお話するときもあります。どのタイミングでもコミュニケーション能力を発揮できないと信頼は勝ち取れないですし。それはでき上がったものに対しての信頼にもつながっていると思います」

nu08 松本さんはnuに入社して2年目。以前は商業店舗の内装を手掛ける会社で施工監理を担当していました。

わずか数年足らずで壊されてしまう店舗づくりよりも、人が一生使い続けるようなつくりがいのある住宅の仕事を探していたそうです。

「転職活動中にたまたまnuを見つけて、お客さまのこだわりを反映したつくり込みの多い現場が楽しそうだと。『どうやったらここは納まるだろう?』と考えながら、新しい知識も取り入れられそうという思いもありましたね」

実際に入ってみてどうでしたか?

「いやあ、もう日々勉強です(笑)。これまで施工監理として9年間やってきましたが、新しいことがどんどん出てきています。いろんなこだわりのあるお客さまがいらっしゃるので、まだ施工方法が確立されていない材料を使うことになることもあります。施工例のない材料でも、10年後のリスクを考えて『これやってみよう、あれやってみよう』と挑戦ばかりですね」

そしてもうひとつ「リノベーションならではの難しさ」と松本さんが話すのは、納め方を細部まで覚えなければならないこと。

「これまでは、たとえばエアコンの取り付け方にしても、慣れた電気屋さんがやってくれるものなので、施工監理の僕らは詳細がどうなっているか知らなくてもよかったんです。でも、nuではお客さまから『ここにエアコン付けられます?』と聞かれたときに、その場で答えられるか答えられないかが信頼につながってくる」

「そういう知識をいかにどんどん身につけていくか。スイッチプレートひとつにしても、いままでになかったものを扱うときもある。日々新しい現場で新しい納め方が出てくるので、覚える大変さはあるかもしれないですね」

nu09 ただ、そんな大変さを感じつつも、多くの案件を任されるので、成長できる要素が多いと松本さんは実感しているそうです。

「自分と同じように施工監理をやっていてモヤモヤしている人なら、ぜひnuに来てほしいですね」

nuの施工監理スタッフは5名。nu全体で見てもスタッフの多くは20〜30代と若い人たちが多いです。

会社も立ち上がってまだ2年目。これから加わる人も、しっかり組織の中に入って活躍していける環境だと思います。

佐藤さんも「チャンス」について話します。

「うちは年功序列ではないですし、どのポジションの人でも、結果次第で昇進していいんじゃないかという評価ができる。まだ部長クラスがあまりいないので、そういう意味ではチャンスはすごく転がってると思います」

「今季は、新規事業の展開を控えていて、施工件数の増加が予想されます。人手はどんどん足りなくなっているので、面白い現場で多様な仕事をしてみたいと思う人にとってはいいと思いますよ」

どんな人のこだわりも叶えるnuリノベーション。多種多様な現場を経験しながら、施工監理のスペシャリストとして成長していける環境だと思います。

(2016/5/9 森田曜光)