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理想をかたちに

※この仕事は募集終了いたしました。ご応募どうもありがとうございました。

すでに用意された住まいの中から選ぶのではなく、自分たちらしい暮らしを形にしたい。

理想の暮らしを求める人と歩みをともにするのは、株式会社Style&Deco

不動産とデザインに関わることで、新しいライフスタイルを提案していくことをミッションにしています。

リノベーション事業のEcoDecoでは、お客さまとの打ち合わせから、物件探し、ローンの借入、設計、引渡しまでを一貫して行っています。

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今回は、リノベーションコーディネーター(不動産担当)と、コーディネーター兼設計を担っていく人を募集します。

ライフスタイルを提案すると言っても、その基本は、まだ漠然としているお客さんの思いを、一つひとつ引き出しながら形にしていくこと。

家づくりを通した、きめ細やかな人との関わり方がここにはあると思います。

恵比寿駅から徒歩5分ほど。晴れた日の穏やかな午後に、Style&Decoのオフィスを訪ねました。

今から10年前の2006年。リノベーションという考え方がまだ知られていなかった当時、代表の谷島香奈子さんが立ち上げたのがStyle&Decoです。

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建築家の営業代行をしていた当時、知人から「自分に合う住まいが見つからなくて困っている」と相談を受けたことがきっかけになった。

「新築物件を探し続けるよりも、中古マンションを買って、自分らしく内装をつくりあげていくほうがいいんじゃない?と提案したんです。それで、一つひとつ手探りで進めたことがリノベーション事業EcoDecoのはじまりでした」

物件紹介の記事を書くところからお客さんの接客まで。最初は一人で奮闘していたという。

「それでも、さまざまなご要望をもったお客さんの話を聞きながら、一緒に住まいをつくっていくプロセスが楽しくて」

Style&Decoの特徴の一つが、物件探しから引渡しまで、ワンストップでリノベーションを行っていること。

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そして強みになっているのは、不動産と設計の垣根がないように仕事が進んでいくこと。

「もともと不動産と設計ってすごく密接なものにもかかわらず、なんでこんなに業界同士は離れているのかなと感じていて」

「2つの垣根はないほうが、お客さんにとってもいいだろうし。仕事をする意味でも、設計だけでなく不動産からわかると、より幅広い提案がお客さんにできる。それなら両方できたほうがもっと楽しくなるんじゃないかなと」

コーディネーターと設計士の距離が近いStyle&Decoでは、オフィスで会話するなかで互いの仕事を自然と共有している。

そうした環境で、不動産も設計も兼ねたコーディネーター兼設計士が活躍しています。

昨年4月に入社した小林孝寿さんもその一人。はじめは設計の仕事を担当して、今年の6月末からは、コーディネーターの仕事も兼任しています。

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もともとは空間デザインを学んでいたという。その後勤めた会社では、メディアや商品企画の仕事を担当していた。

メディアの仕事に面白さを感じる一方で、ものをつくることの大切さに、あらためて気づいていったそう。

そうしたなかで、Style&Decoの求人を見つけた。

はじめは設計を担当して、そこからコーディネーターの仕事もはじめてみて、どうだったのだろう。

「設計の場合は、ある物件を購入する事が決まっているお客さまがいらっしゃるので、会うお客様の分母って限られています。不動産の場合は、弊社で物件をお買い上げになるかどうかわからないお客さまもいらっしゃる。会う方の人数がすごく多いし、いろんな方がいらっしゃるんです」

まずは、それぞれのお客さまがどういう条件で物件を探していて、どういう暮らしを描いているのか、2時間ほどかけてじっくり紐解いていく。

打ち合わせにもとづいて、今度は物件を提案していく。目星がついたら、一緒に内見。その後、さらにヒアリングを重ねる。

設計も担当する小林さんは、このあたりから具体的に暮らしのイメージを添えていく。

いい物件にたどり着いたら、申し込みをして契約。

ここで、「彼がお客さんと打ち合わせしているのを見ていると、『本当はこういう暮らしがしたいんじゃないかな?』ということを言語化していくのがうまいなって」と谷島さん。

言語化がうまい、とはどういうことでしょう。

「決めつけることもせず、いろいろ話を聞きながら、『それってこういうことですか?』とお客さんの暮らしへのメッセージを紡ぎ出すというか。それがお客さんにすごく好評なんです。ポエムって言われることもあって(笑)」

一体どんなものなんだろう。それに、どんなふうにして引き出していくのだろう。

気になって、思わず聞いてみる。

すると小林さん。

「うまく言えないけれど…。たとえば、何でその服を着ているのか、そうしたところにもその人らしさが表れていたりするんです。それをいっぱい拾って、要約していくような感覚ですね」

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谷島さんも話していたように、小林さんは決めつけることなく、一つひとつ確かめるように丁寧に話してくれる。

「お客さんと、形がないものをやりとりしながら形にしていくんですね。そのとき、言葉ってあんまり意味がない。一緒に『あ、これこれ』みたいなものをずっと積み上げていく感じです」

「そのなかで、その人それぞれが設定している価値観に触れる。そういう形があったんですね、と教えてもらっている感覚です」

教えてもらっている、というのは意外だった。

まだ言葉にできていないことや、形のない状態からお客さんが思う以上のものを提案していく。それにはまず、言葉にしている以上のものを、その人の周辺もふくめて大事に拾って、形にしていく。そんなお客さんとの関わり方が大切なようです。

ここで、小林さんが今年の6月に手がけたお部屋を紹介してもらうことに。

依頼をもらったのは映画好きのご夫婦。奥さまは、お気に入りの映画『恋するベーカリー』に登場する家をイメージに描いていた。

実際に映画を見てみると、ゆったりとした空間に上質な素材を使った戸建の家だったそう。生活雑貨も多く並んでいて、にぎやかな印象をもっていた。

一方で、お客さまが選んだ家具はプレーンなものが多かった。一見すると矛盾しているようにも思える。

横から見ていた谷島さんは、どこに着地点があるのかわからなかったそう。

そんなときこそ、やりとりを重ねていく。

小林さんは、「これはこういうことでよかったですか?違ったら教えてください」「じゃあこちらはどうですか?」と、一つひとつイメージを確かめ、どちらにも共通する部分を探しながら提案していったといいます。

たとえば、キッチン。窓には装飾をあしらい、キッチンとカウンターに大理石を用いた。ところどころに木製の棚を取り付けたり、収納部分の取っ手など細部の仕様一つにまでこだわった。

すると、全体はクラシックなテイストを保ちつつ、さまざまなエッセンスを取り込んだ空間となった。

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引渡しを終えた後も、インタビュー記事を作成するなどお客さんとの関係は続いていく。

仕事を超えた関係も生まれているよう。

「ご夫婦が私たちスタッフを自宅のパーティに招待してくださって。お引渡ししてから、その人らしい暮らしを積み重ねていっているんだろうなと思って。どんなふうに変わっているか、見せてもらうのが楽しみなんです」と谷島さん。

すると隣で、「やっぱり引き渡しの時点では、どうしてもコクが足りないんですよね」と小林さん。

コクですか。

「暮らしを楽しんでいただいて、生活感が出てきてはじめて、住まいにコクが出てくるんです」

「このお客さまには、すごく楽しんでいただいて」と紹介してくれたのは、小林さんがはじめて担当したというお家。

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若いご夫婦で、将来お子さんの部屋をどうしようかと考えていたそう。

ただ、子ども部屋をつくるために部屋を区切ってしまうと、光が部屋全体に届かなくなってしまう。

「今ある二人の暮らしも、子どもさんが生まれた後の暮らしも楽しんでもらうためにはどうしたらいいか。そう考えて、後から本棚の手前と奥に壁を立てることで、子ども部屋をつくれるように設計をしました」

インテリアや植物、生活の道具など、選ぶもの一つひとつに愛着をもって、暮らしを楽しんでいるそう。

「家づくりを通して、その人の普段なかなか見えてこないような考え方まで教えてもらえる。そうしたところがやりがいになります」

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小林さんや谷島さんの話からは、その人のことを思い浮かべて話しているのが伝わってくる。

お客さんにとっては、大きな決断のいる買い物。だからこそ人生の深いところでお付き合いできるという喜びがあるという。

もちろんその分、責任も重い仕事。受け止めていく大変さはある。

「起業したときに、いままで不動産とか設計の経験がない状態でこの業界に飛び込んで。じゃあ、どういう仕事をしたいかと考えたときに、その人の一生に深く関わる仕事がしかった。でも、ここまで大変なこととは思わなかったですけれど(笑)」と谷島さん。

たとえば、一口に「物件を申し込む」と言っても、そこに至るまでにクリアすべきことは多い。

どこまで暮らしをイメージできるかどうか。理想と金銭的な面でどう折り合いをつけていくか。そもそも1点もので他の人も申し込んでいるなか、ローンの借入申請が通らなかったら…。価格交渉もしないといけない。調査ミスがあってはいけない。

一つひとつの仕事に気が抜けません。

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「契約当日は、段取りはすべて終わっているはずなんだけど…。普段はラフな格好をしていても、契約のときはちゃんとジャケットを羽織って。朝からずっと緊張もするし」

「お客さんからも、大事な契約を控えた緊張感が伝わってくる。その場の雰囲気は、何回やっても慣れないな」

10年以上の経験があったとしても、常に自分のことのように目の前の人と向き合っているのが伝わってきます。

最後にどんな人と働きたいか聞きました。

「スタッフの子たちに考えてほしいキーワードに『自立』という言葉があります。不動産をやる意味を自身で分かっている人がいいですね」

設計をしてきて、自分のキャリアアップのために不動産までやりたい。不動産が好きで、不動産の仕事を深めたい。起業して何かをやりたい。

「自分の仕事はこれだけだって決めつけることなく、いろんなことを学んで広げていってほしい。そのためにもチャレンジする気持ちが大切なんです。そういう思いをサポートしていきたい」

自分の仕事にも、お客さんの理想にも。

ここでなら、可能性を摘むことなく、のびのび向き合っていけると思います。

(2016/11/24 後藤響子)