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おふろ×café×グランピング

※この仕事は募集終了いたしました。ご応募どうもありがとうございました。

「画一的なものをつくることにあまりモチベーションを感じないんです。どうせやるなら、同じものより新しいものを。『おふろから文化を発信する』という理念でやっています」

そう話すのは温泉道場の代表、山﨑寿樹さん。

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温泉道場は、埼玉県にある3つの温浴施設「昭和レトロな温泉銭湯 玉川温泉」「おふろcafé 白寿の湯」「おふろcafé utatane」を運営する会社です。

最近では、昨年11月に静岡でおふろcaféのフランチャイズ一号店「おふろcafé bijinyu」がオープンしました。

どれも今までにないサービスを提供することで経営が苦しくなった温浴施設を再生させてきました。

ほかにも、埼玉県・ときがわ町で地域の魅力を伝える観光ガイドブックや、移住促進PRパンフレットを制作するなど、おふろがさまざまな交流を生む場であるという特性を活かして、まちの地域活性化にも取り組んでいます。

いずれも『おふろから文化を発信する』という理念のもと事業展開しています。

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そんな温泉道場が埼玉県・熊谷の健康ランドを再生させて、新しい業態の温浴施設をはじめました。

その施設のテーマは「おふろ×café×グランピング」。

この施設を運営し、これまでにないサービスを一緒にカタチにしていく人を募集します。

ゆくゆくは店舗の責任者として支配人・副支配人となり、さらに経験と実績を積めば新たに展開する店舗の開発や経営企画にも関わっていけるようになるそうです。

話をうかがいに、埼玉・大宮にある「おふろcafé utatane」を訪ねました。

 

大宮駅からニューシャトルに乗り換えて鉄道博物館駅へ。

改札を降りたあと高架線沿いにまっすぐ歩いて行くと、10分ほどで「おふろcafé utatane」に到着します。

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中へ入ると、まず目に飛び込んでくるのはラウンジにある大きな暖炉。

囲うように椅子やソファーが置かれ、お客さまはだらんと座って本を読んだり、横になって友だちとボードゲームなどで遊びながら過ごしている。

そのくつろぎ具合があまりにも自宅にいるような感じでちょっとびっくり。

温浴施設でありながらも、お客さまの多くは大学生やカップルなど若い人。とくに女性がほとんどを占めています。

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「おふろ×café」という、これまでになかった新しいお店。でも、“ゆったり過ごせる”という点など、共通する部分は意外と多いのかもしれない。

「おふろがある場の新しい使い方や過ごし方を掘り起こしていきたい」

そんな想いを持つ温泉道場が、かつてはサラリーマンが利用するスーパー銭湯をリノベーションし、「おふろcafé utatane」を2013年にオープンしました。

「ほかではやっていない面白いお店づくりがしたいんです。温浴施設は全国に5,000軒以上もあって、同じようなお店ならうちじゃなくたっていい。『おふろから文化を発信する』という理念を持つ温泉道場がやる意味を考えたときに、新しいお店である必要があるんです」

そう話すのは、冒頭でもお話をうかがった代表の山﨑さん。

新たにはじまったのは「おふろ×café×グランピング」の温浴施設だといいます。

その組み合わせになったきっかけは何だったのだろう?

「埼玉県・熊谷にある『サイタマ健康ランド』という温浴施設を引き継いでいただけませんかとお話をいただいたんです」

「そこのお客さまの層は8割が男性でした。既存のお客さまを活かしながらと考えた場合、男性向けのお店がいい。で、どうせだったら今の業界にないようなお店づくりがしたい。リサーチしたなかで『グランピング』というキーワードが引っかかったんです」

まだ詳しくみなさんにお伝えはできないのだけれど、日本に拠点を置くアウトドア総合メーカーとのコラボレーションもはじまるそうです。

具体的にはどんなお店になるのでしょう?

「演出の部分では、ボディケアスペースや休憩所をロッジや山小屋風にしてみたり、スタッフのユニフォームもアウトドア系に揃えようと思っています。館内にはボルダリングウォールを設置して、床には人工芝を張ってみようかなと」

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「アウトドア商品の物販もやると思いますよ。それと『おふろから文化を発信する』という考えがあるので、地元埼玉のお酒などをちゃんと出せるバーをつくりこんでいこうとも思っています」

できることや考えられることは、いっぱいありそうですね。

「まだ『おふろ×café×グランピング』に定義はないですからね。自分たちでつくっていくしかないです。そういう意味では、新しい発想で空間づくりやブランディングをしていく人と、お店を安定的に運営するリーダーシップのある人、2タイプの方に応募していただきたいです」

 

後者のイメージとして「こんな人みたいに」と山﨑さんが話すのは、「おふろcafé utatane」で統括支配人を務める宮本昌樹さん。

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宮本さんが温泉道場に入社したのは2年ほど前。

入社してすぐに「おふろcafé utatane」の支配人として抜擢され、運営を行ってきました。

こんどは熊谷の新店舗の立ち上げチームに加わり、今回募集する人と一緒にお店づくりをしていきます。

宮本さんはどんなお店にしようと考えていますか?

「よく面白そうなイベントを見つけても、参加するにはハードルが高いなって感じる人が結構いると思うんですよね。そういう人も気軽にできるように、人工芝に寝っ転がりながら映画を鑑賞できるようなイベントをしたり、キャンプグッズを一式買うのはお金がかかるので、ワークショップでテント張りを体験できたり。そういうお店をやりたいなと思っています」

ただ、最初から全部つくり込むことはしないといいます。外れたときのリスクは大きいし、お客さまが予想外の動きをすることもある。

オープン当初はコンセプトに沿ったベースをつくり、あとは運営をしながらコンテンツを増やしてく。そのほうがお客さまの求めることに応えていくことができるし、何よりも運営するスタッフ一人ひとりが当事者意識を持って取り組むことができる。

「おふろcafé utatane」も、そんなふうに運営されてきたといいます。

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「ここも最初は、ほぼ箱だけの状態でオープンしたんです。装飾や植栽、本やBGMも、最初は完成されていなかった。フロント前にあるバーコーナーも、はじめは足ツボコーナーだったんです」

さらに宮本さんが支配人として「おふろcafé utatane」にやって来た当初は、客入りがほとんどなく、赤字の状態だったそう。

でも、宮本さんの前職は営業を中心とした仕事。お店を改善しようにも右も左も分からなく、全体像もまったく見えなかったといいます。

「だから、とにかくいろんなことを試してみようと思いました。お客さまからお店がどんなふうに見られているのか聞いてみたくて、お店で働いたあとに大宮の居酒屋をハシゴして『僕はこういうお店をやっています』と話して」

反応はというと、『そんなお店あるんだ』『聞いたことあるけど行ったことないや』といった声が9割。

認知度の低さに愕然としながらも、様々なイベントに参加して宣伝したり、大学に割引券を置かせてもらって学生を呼び込んだり、Webメディアに取材してもらったり。

地道な活動を続けることで、少しずつ訪れる人が増えていったといいます。

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徐々に認知されはじめると、こんどは利用していて不満に思われるポイントは何だろうと考えた。

自分自身も部屋に宿泊したり、おふろに浸かりながら聞き耳を立ててお客さまの声を聞いたり。一つひとつ、丁寧に解決していきながら、より快適に過ごしてもらうためのアイテムも増やしていった。

熊谷の新しいお店も、「おふろcafé utatane」と同じように地道なところからスタートするのだと思います。

「やってみたけど、お客さまには喜ばれなかったということもありました。『じゃあ次はこうしよう』の繰り返しですね。すごく時間はかかります。だけど、そうやって僕らは経験を積んできて、お店に愛着が湧いて、もっとよくしていきたいと思える循環が生まれている」

「だから、未経験の人でもそういうのが楽しめる人だといいですね。音楽が好きな人がお店で流す音楽を選んだり、本が好きな人がお店に置きたい本を選ぶ。趣味や好きなことがダイレクトにお店づくりに役立つこともあります」

宮本さんは、地味な作業は多いし、やる仕事の幅は広いからなかなか忙しいとも話していました。けれども、自分のできることは増えて、新しいお店の開発も任されるようになった。

将来は起業してみたいという思いも湧いてきたといいます。

「会社の社風もすごく好きなんですよね。まだまだベンチャーだけど『売上10億達成するぞ!』みたいなエネルギッシュな達成目標はあまり意識していなくて、それよりもお客さまの満足度や働く僕らの幸せを大事にしている。すごくバランスのいい会社だと思うんです」

「僕の前職は営業中心の会社だったので、早朝から日付が変わるまで死ぬ気で働いていました。『この働き方で、本当に幸せにつながるのかな?』って思ってここへ転職して、こんな選択肢があったんだって気づいたんですね。『頑張りたいけど、今の働き方には違和感がある』。そんな風に感じている人にも、ぜひ応募してほしいですね」

 

最後に話をうかがったのは、「おふろcafé utatane」副支配人の永島佳奈絵さん。

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永島さんは副支配人の仕事以外にも、温泉道場が手がけるお店のポスターやチラシのデザイン、新店舗のブランディングなどにも携わっています。

熊谷の新しいお店にも、空間づくりやブランディングの面で関わっているそうです。

今回の募集では、永島さんのように空間づくりやブランディングに長けている人も求めています。

「お店づくりとはいえ、おしゃれな空間をつくるだけじゃなくて、裏の地味な仕事もたくさんあるのを知っていてほしいですね。スタッフさんをまとめ上げていくにも摩擦が起こることもあるし、クレームが入ってお客さまに叱られたりすることもある。駅前でひたすらチラシを配るのが最初の仕事かもしれません」

「そういったことも全部含めてお店づくり。失敗も一つひとつ積み重ねて、糧にしていけるような人に来てほしいですね」

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温泉道場では勤続年数や雇用形態によって役職は決まりません。パートスタッフがマネージャーになり、その下に社員がつくこともあるそうです。

熊谷のお店の運営を経験後、早くから代表の山﨑さんと一緒に新店舗の開発や経営企画にも携わっていくこともあるかもしれません。

まずは「おふろ×café×グランピング」をカタチにすることから。一つひとつを積み重ねることからはじめていってください。

12/15(木)には清澄白河・リトルトーキョーで「おふろcafé大忘年会ナイト」を開催します。19:00頃から山﨑さんらおふろcaféのみなさんがバーに立ち、会社のことや新しいお店のことなど、ざっくばらんにお話しいただきます。

記事を読んで、もっと具体的に温泉道場のことを知りたいという人。応募する前に会って話してみたいという人や、応募してさらに自分を推したいという人も、ぜひ遊びに来てください。

温泉道場にちょっと興味があるとか、一緒に仕事をしたいという人も大歓迎です。

(2016/12/1 森田曜光)