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心地よさを添えて

※この仕事は募集終了いたしました。ご応募どうもありがとうございました。

「たとえば、食卓できれいな色のクロスを敷いてみたり、ベッドで肌ざわりのいいシーツに包まれたり。心地よい生活って、家の中でほっとできるひとときのあることだと思うんですよね」

これは、麻平の代表、夏目さんの言葉です。

たしかに、家の中ってつい後回しにしがちだけど、実は服よりも、毎日見て、触れて、感じているところかもしれません。

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だからこそ、生活の中で使うものは、心地よいものを選びたい。

麻平は、暮らしの中のリネンやコットン製品を、ヨーロッパを中心に輸入、販売している会社です。表参道にあるショールームや百貨店での店舗販売のほかに、セレクトショップやインテリアショップなど、暮らしにまつわるお店に卸し販売もしています。

次第に布まわりの空間も手がけるようになり、フレグランスや食器、ホームパーティのコーディネートワークショップまで。

どんなふうに取り入れるとより暮らしがたのしめるか、ライフスタイルの提案もしています。

今回は、そんな提案も含めて店舗を運営する人、卸販売する営業担当を募集します。

麻平のショールームがあるのは、東京・表参道。

大通りから脇道に入ると、住宅とお店が入り混じる閑静な空気にかわる。10分ほど歩いて、隠れ家のようなお店を見つけました。

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扉をあけると、色とりどりのリネンやテーブルセット。2階に上がると、白いリネンを使ったベッドルームになっていた。

麻平に並ぶのは、フランスで創業170年を迎える『アレクサンドル チュルポー』をメインに、イタリアの古都ボローニャで伝統縫製とハンドクラフトでつくる『ボルゴ デレ トヴァーリエ』など、歴史あるブランドの品々。

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「リネン」という言葉からザラっとした布地を想像していたけれど、なめらかで気持ちよさそう。

「日本でリネンというと、ゴワゴワしたイメージもあるかもしれませんね。実は、ヨーロッパに生息する麻は日本のものと種類が違うんです。亜麻(あま)といって、丈夫でやわらかなんですよ」

教えてくれたのは、麻平代表の夏目さんです。

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「ヨーロッパは古くから、麻の文化です。コットンが入ったのは、産業革命以降かしら。だからヨーロッパのリネンブランドは、寝具なら寝具をつくり続けた技術があって。やっぱり質も高いなと思うんです」

ブランドの代理店のようなかたちで麻平がはじまったのは、2005年のこと。

「もともと親会社の株式会社夏目は、明治初年に信州善光寺の門前に麻問屋として店を構えていました。現在はまったく違う事業をしていますが、夏目の代表でもあるわたしの夫が『やっぱり、麻に関して、何かできないかな』って」

当時専業主婦だった夏目さん。ふと身の回りを見ると、何気なく使っていたものたちが、実は麻素材でできていることに気付いた。

「たとえば、クロス。うちは毎週末家族が集まったり、お客さまをお招きしたりと、みんなで食事をします。そういう日にはよく、さっと、リネンのクロスをひいていました」

気張るほどじゃないけれど、ちょっといい空間をつくってくれる。

「色がきれいだとか、触れると気持ちいいとか…。曖昧かもしれないですけれど、心地いいことって、人をすごく満足させてくれると思っているんです。寝るときだって、気持ちいい寝具があるからリフレッシュできて、元気になりますもんね」

夏目さんは、生活の中で使うリネンを扱うことにします。

麻についてとことん調べて出会ったのが、フランスの老舗リネンブランド「アレクサンドル チュルポー」。麻平の主力商品です。

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「麻の中でも最高ランクのリネンを使っていて、質感だけでなく、品質もいい。わたしは肌のアレルギーが落ち着きました。それに、上質な麻にはきれいに色が入って発色がいい。カラーバリエーションも豊富なんですよ」

アレクサンドル チュルポーのようにブランドからそのまま輸入するものもあれば、日本人に合わせた特注のナイトウェアなど、オリジナルブランドも展開している。

「とはいえ、『いいものですよ』と言っても、やっぱり使ってみないとわからないですよね。『食卓にクロスって、どんなふうに取り入れたらいいの?』という方もいらっしゃいます。だから、使うところが想像できるように、スタイルもご提案しているんです」

扱う商品も、ベッドルームのルームコロン、食卓に並ぶ食器やカトラリーなど、生活をよりたのしめるようなものをセレクトしてきた。

ときには、ホームパーティのお料理教室やワークショップをひらくことも。

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「今回募集する営業職は、生活をよりたのしくする、コーディネーターのような仕事かもしれません」

募集する営業職は、大きくわけて2つ。一般のお客さんに接客販売したり、イベントなどを企画する店舗運営と、百貨店やセレクトショップ、家具屋など、法人販売の卸営業。

とくに卸しに関しては、お客さんに商品説明をするのは卸し先のお店の方。間に入るバイヤーさんに商品のことをしっかり伝えるためにも、まずはお店での接客からはじまります。

「わたしも長年主婦をやってきましたし、工夫して生活をたのしむこと、好きですよ」

「そういうことって、気負わなくていいんです。まずは使ってみて、リネンの良さを体感してほしいですね」

続けてお話を聞いたのは、小売り営業の大串さん。

「ここに入って、自分の知らなかった、豊かなライフスタイルが楽しめるようになりました」と、アレクサンドル チュルポーのシーツを使ったときのことを話してくれました。

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「一回寝たら、わかります。いいものって本当に気持ちいいんだなって。ほんとにもう、投資するべき!って思いましたね」

以前は食器を扱う会社にいたそう。衣食住の中でも「住」の部分に興味がわいて、麻平にやってきました。

ふだんは、伊勢丹新宿店で小売り営業をしています。

お客さんは、アレクサンドル チュルポーを求めて来る方もいれば、まったく知らない方も。

「そもそも、お客さまの麻の認識がさまざまで、『夏しか使えないんでしょう』『チクチクするんでしょう』という昔の日本の麻のイメージを持たれる方もいらっしゃいます。そういう方には、ヨーロッパリネンは麻の種類が違うので、とてもやわらかいんですよ、とお伝えすると、触れてみて『いいわね』とイメージが変わることもあります」

きっと大串さんの実感が伴うから、お客さんにも伝わるのだと思う。

「お客さまのお好みって、ほんとうにさまざまです。やわらかいものが好き、軽いものが好き、大きさはこれくらい… お客さまが求める雰囲気に触れていくように、商品をご提案する感じですかね」

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「あるお客さまは、『ホテルのような空間にしたい』と、シーツもカバーもすべて純白の寝具を、キングサイズでオーダーされました。安いものではないので、大きなお金が動きます。自分との会話の中で決めてくださったのだと思うと、信頼していただいたのだと感じますよね」

いろいろなお客さんとのやりとりを通して、だんだんお客さんのニーズも見えてくる。

ニーズを反映して、売り場だけでなく、催事スペースでイベントを企画することもあるそう。

どんな企画をつくるんですか?

「たとえば、夏の前ってリネンが売れやすい季節なんですね。そこで、リネンを好きな人がたのしめるように、いろんなデザインのブランドを少しずつ揃えた『リネンと過ごす初夏のベッドルーム展』を企画しました」

ディスプレイ計画だけでなく、簡単なDM作成、SNSでの告知、前日閉店してからのイベントスペースの設営など。布の運び込みは重たいし、体力を使う場面もあるそう。

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「百貨店さんも新しい刺激を求めていて、フレキシブルな雰囲気はあります。麻平としても、直接お客さんと接しているスタッフの意見を尊重してくれるので、企画はしやすいですね」

すると、夏目さん。

「現場のスタッフにお任せしています(笑)その分、自分で考えてもらうことも多いですよ。好奇心があったり、積極的な人が来てくれたらうれしいですね」

今度は、入社して1年になる卸営業の阿部さんにも話を聞いてみます。

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聞けば、阿部さんは「フランス好き」なんだそう。

「大学でフランス語を学んでいたこともあって、旅行でフランスへ行ったり、ヨーロッパの雑貨屋を覗いたりしていました」

日本仕事百貨を通じて麻平のことを知り、入社。

入ってみて、どうでしたか?

「はじめは、商品を覚えることが大変でしたね。素材の性質もありますけど、サイズもさまざまです。ベッドや羽根ふとん自体のサイズもそうですし、それにはどのサイズのカバーが合うのか、とか」

「でも、そんなふうに商品を知ったり、お客さまといろいろお話できたことが、今の卸営業でも役に立っています」

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麻平の卸し先は、百貨店やセレクトショップ、家具の展示会場など、テーマに「暮らし」を含むお店。

「直接納品に行ったり、資料をつくってお送りしたりするのですが、相手が何を求めているかによって、お伝えする内容も変わります」

たとえば、いつも仕入れてくれる方なら、新しく入荷したものを紹介してみたり。こだわりの強いお客さんの多いお店なら、どの商品なら特注できるかを書き添えたり。

「ある地方のセレクトショップの方は、お店に置くタオルを探しておいででした。そのお店の雰囲気と、うちの商品の質感がとてもマッチしたみたいで。微妙な色味も揃えていたので、何色がいいかなってお電話で相談をいただいていました」

「卸す数としては10枚ほどでしたが、その後お客さまからの反応がすごくよかったんですって。『これからもお店に置きたいから、フランスから多めに仕入れてください』って言われたときは、よかったなあって思いました」

何気なく触れたタオルが心地いい。

小さなことだけれど、ほっとした気持ちをもたらしてくれると思う。

同じように、そっと心地よさを教えてくれるのが、麻平の営業かもしれません。

「麻はですね、はじめはパリッとしているんですけど、使ううちにやわらかくなっていくんです。生活とともに馴染んでいくというか、育てるというか。そういう時間も、いいですよね」

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今はまだリネンに馴染みがなくても、心地よい暮らしをたのしみたいと思う人なら、麻平ではじめてみるのもいいかもしれません。

興味がわいたら、まずは麻平のリネンに触れてみませんか。

(2017/6/2 倉島友香)