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好きなように暮らす
一人ひとりに寄り添う
シェアレジデンスマネージャー

※日本仕事百貨での募集は終了いたしました。再度募集されたときにお知らせをご希望の方は、ページ下部よりご登録ください。

一軒家やマンション、賃貸など、住まいの選択肢はさまざま。

とくに賃貸は、DIY賃貸やシェアレジデンスなど、住む人の希望に合わせて選びやすい時代になってきました。

今回はそのなかでも、近年増えているシェアレジデンスに関わる仕事を紹介します。

シェアレジデンスのほかにホテルやコーポラティブハウスなど、多様な暮らしや住まいを企画・運営するUDS株式会社。

京都の「ホテル アンテルーム 京都」や、東京・下北沢の「SHIMOKITA COLLEGE(シモキタカレッジ)」など、UDSの手がけるプロジェクトに聞き覚えのある人も多いかもしれません。

今回は、大阪にある「アンテルームアパートメント大阪」と「Lights Apartment.(ライツアパートメント)」という、ふたつの物件を管理するマネージャーを募集します。

内覧対応や契約処理だけでなく、自ら企画を考えて実施したり、入居者募集をしたりと、裁量の大きい仕事です。

考えて、チームで共有して、まずはやってみる。

将来、自分で事業をしたいと思っている人にとっても、いい経験が積める仕事だと思います。

 

今回、取材は東京のシェアレジデンスで行うことに。

向かったのは、東京・下北沢にある「シモキタカレッジ」。2021年4月に開業した学生寮兼シェアレジデンスで、高校生から社会人まで、さまざまな人たちが暮らしている。

下北沢駅の南西口を出てまっすぐ進むと、右手に変わった形の建物が見えてくる。

正面の入り口を開けてもらい入ると、広々とした空間が。

一階と二階にそれぞれ共有スペースがあり、一階には朝と夜に食事が出る食堂もある。

二階は共用のキッチンのほか、大きな机が並んでいて、ご飯をつくったり、黙々と作業をしたりする人たちがそれぞれの時間を過ごしている。

そのまま館内を案内してもらった。

シャワーや洗濯機などの水回りは共用。数室を除いて、個室にはベッドと机という必要最小限のものが備えられている。

「シモキタカレッジは比較的新しい施設ですが、大阪も基本的な構造は同じです。ただ、向こうは住人のほとんどが社会人で、少し大学生がいるくらいでしょうか」

そう話してくれたのが、UDSの栗木さん。

前職ではシェアハウスの運営に携わっていて、現在は東京や大阪にある物件全体の様子を見ながら、新規開業の企画も担当している。

「もともと、みんなで集まって住む暮らしに興味があって。今はシモキタカレッジのような学生寮やコワーキングスペースの運営にも関わっています」

「ぼくを入れて約20人が、UDSの事業企画部のなかで、SDUというチームで動いているんです。SDUはシステムデザインユニット、っていう意味ですね。都市デザインを仕組みで解決する、その企画をしていくことに特化したチームです」

SDUには、シェアレジデンスや学生寮、インバウンドに関わる事業者向けのコワーキングスペースなどの担当者が所属している。

今回新しく入る人も、このチームに加わることになるそう。

「UDSという会社は、もともとコーポラティブハウスの企画から始まっていて。そこから宿泊やコワーキングスペース、シェアレジデンスといった領域で事業を広げてきました」

「あともう一つあるのが、まちづくりの文脈で。箱のなかに閉じられた生活じゃなく、外に出てまちとどう関係をつくっていくか。そこもUDSが大切にしていることですね」

たとえば、商店街と共同でマルシェイベントを企画したり、近隣の大学や集合住宅、商業テナントとまちびらきイベントの企画をおこなったり。

箱のなかで完結せずに、まちと人と関わりながら施設を育てていくのがUDSの強みであり、面白いところ。

今回募集する人が管理に関わる大阪のシェアレジデンスの一つ、池田市にあるアンテルームアパートメント大阪も、まちとともに育ってきた施設。今年で11年目を迎える。

そしてもう一つが、吹田市で2020年に開業したばかりのライツアパートメント。

パナソニックがオーナーで、敷地内にはライツアパートメントのほかにも、共同住宅やサービス付き高齢者向け住宅、大学の国際学生寮などが建ち並び、ひとつのまちのようになっている。

シェアレジデンスの住人は、どんな人たちなんでしょう。

「大阪のだと、社会人の方で、20代後半から30代くらいの人が多いです。男女は半々くらいで、外国の方もいらっしゃいますね」

「もともとは、家電とかを一から揃えなくていいという経済合理性で選ぶ人が多かったんですが、最近は横のつながりを求めて入居される人も多くなってきました」

学生のときには、共通の趣味や授業で友人をつくることができるけれど、社会人になると仕事仲間はできても、友人ができる機会はたしかに少ない。

とくにコロナ禍に入ってからは、リモートワークの環境下で、積極的に新しいコミュニティに参加しようという人が増えているという。

「コロナ禍の真っ最中にオープンしたライツアパートメントも、右肩上がりで稼働率が上がっていきました。全85部屋のうち、約8割の部屋が埋まっています」

たしかにリモートワークだったら、共用部をコワーキングスペースのように使うこともできて、仕事もしやすいですね。

「そうなんですよ。以前はご飯を食べるときに入居者同士仲良くなることが多かったのが、共同スペースで『どういう仕事してるの?』っていう会話から仲良くなったり、そこから新しい仕事につながったり。いい化学反応が生まれているんじゃないかなと期待しているんです」

 

大阪のふたつのシェアレジデンスは、新しい人が決まるまでの間、東京のメンバーが一時的に兼任で管理運営を担当しているそう。

その担当者が、荻窪にあるシェアレジデンス「PLOW & CO.(プロウ アンド コウ)」担当の亀山さん。

新しい人は、しばらくの間、亀山さんと一緒に大阪の物件を担当することになる。

聞くと、なんと取材の2日後が引っ越し日なのだとか。お忙しいなかありがとうございます。

「いえいえ、こちらこそありがとうございます。気持ちは忙しいんですけど、いい人が来てくれて、うまくバトンを渡せたらいいなと思っています」

業務的には、どんなことをしているんでしょうか。

「基本的には不動産の管理運営なので、お客さまの募集施策立案から内覧・契約、各種立ち合いなどを行っています。内覧が入っている日は、担当する物件にいることが多いですね」

「年代や職業がさまざまな入居者さんがいらっしゃるので、一人ひとりと普段からコミュニケーションをとることが大切で。住んでいて気になることや、もっとこうだったらうれしいという要望を聞いて、どうしたらより良い住環境を整えられるかを考えることも仕事の一つです」

入居者さんとの距離も近く、あるときは入居者さんと一緒に選んだハーブの苗を庭に植えたこともあるそう。

「あとは、あたらしい入居者の方になじんでもらえるように、既に住んでいる入居者さんとの橋渡しのような役割をすることもあります」

部屋の不具合やトラブルなどが発生したときには、修繕の手配をしたり、すぐにできることであれば一緒に直したり。住まいに関する困りごとに、いち早く気づき、対応するのも大切な仕事の一つだ。

内覧などがないときは、契約書をつくったり、申し込みの対応をしたりと、事務的な作業も多い。UDSでは出社義務がないので、自宅や代々木にあるオフィス、UDSが管理しているコワーキングスペースに行って働くこともあるそう。

大阪で働く人はどうなるんでしょう?

「東京でも変わらないのですが、常にチームとオンラインでつながっているので頻繁にコミュニケーションをとることになります」

「また、京橋にはUDSで運営をサポートしているNTT西日本の事業共創施設『QUINTBRIDGE』があります。近いエリアに同じSDUのチームメンバーがいるので、お互いの仕事の話や連携がとれるんじゃないかなと」

シェアレジデンス内で仕事をしていれば、自然と入居者さんと顔を合わせることができるし、会話を通じて利用者のニーズを把握できるかもしれない。

また、入居者の募集方法を考えるのも、各担当の仕事。

賃料をどうするか、キャンペーンをどう展開するか、広告をどう出すかなど。現場の裁量が大きいので、主体的に運営に携わることができる。

「わたしはイベントをよく企画していました。近くにお花屋さんがあるんですけど、入居者さんがみんなそこでお花を買って共用部に活けたりしていて。住民ぐるみで仲良くさせてもらっているんです」

クリスマス前はリースをつくるワークショップを開催。お正月用のしめ縄をつくるワークショップも予定しているのだとか。

「楽しいことだけじゃなくて、ご意見をいただくこともあります。たとえば、コロナ関連のルールを守ってない人がいます、とか。そういうときは、後回しにせずにすぐ動いて、周知を徹底して、本人にもちゃんと伝えます」

「対応が遅れてしまうと、入居者さんからは『ちゃんと向き合ってくれなかった』って思われちゃうんですよね。だから、どんなに小さいことでも、入居者さんの声をないがしろにしないことがすごく大切だと思います」

亀山さんが大阪の担当になることを入居者さんに話すと、異動を惜しむ声がたくさんあがっていた、と微笑みながら話す栗木さん。一人ひとりの声を自分ごととして捉えて動いてきたからこそ、亀山さんはそれだけ慕われてきたんだろうな。

マネージャーに必要なことってなんでしょう。

「一言でいうと、どんなことでも向き合うこと。小さいことから大きいことまで、いろんなことが毎日起きるので、それをうまくさばける人がいいですね」

担当する拠点の守備範囲が広く、そのぶん自分でいろいろと考えて決めることができるので、たとえば自分が興味のあることや、やりたいことを絡ませた運営ができることもメリットのひとつ。

「人当たりのいい、ゆるキャラみたいな人がいいです(笑)。愛されるようなキャラクターっていうのかな。その上で、ちゃんと責任感を持って動ける人が来てくれたらいいなって思います」

コミュニティマネジメントという側面もありながら、収支などの数字もすべて見ることになるので、ゆくゆく自分の場所を持ったり、事業をやってみたりしたいという人にとっては、これ以上ない経験が積めると思う。

それも一人に丸投げするわけではなく、SDUのチームでサポートし合える環境が整っているし、新しい企画やチャレンジを後押しする会社の雰囲気もある。

栗木さん曰く、「いろんなことを試して、面白がってチャレンジして、ゆくゆくは独立してもらっていいと思っている」とのこと。

記事では全員を紹介しきれませんでしたが、SDUチームのみなさんは、チャレンジすることが好きな人たちのように感じました。

このチームの一員となって、ともに新しい暮らしをつくりあげていく人をお待ちしています。

(2022/12/16 取材 稲本琢仙)

※撮影時はマスクを外していただきました。

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