「京丸園」さんは、2019年に日本農業大賞と天皇杯を同時に受賞した農業経営における日本を代表する農園。代表の鈴木厚志さんは、僕が最も影響を受けた経営者の中の一人です。
農業分野では担い手不足が課題だが、求人をしても応募がない。一方、福祉分野では働く意欲を持った障がい者の受け入れ場がないという現状が続いています。京丸園はこうした農業と福祉の有機的な連携に取り組んだ、障がい者や高齢者が生き生きと働く「ユニバーサル農園」の先駆者です。
仕事に人を合わせるのではなく、人に合わせて仕事を変える。農業経営を大きく変えてくれた福祉・障がい者との出会いと、京丸園の歩みからは、現代社会における企業が持続的に発展するためのヒントが詰まっています。
松下 昌樹・まつした まさき 静岡県浜松市出身。大学卒業後、浜松市職員として公債権の滞納整理及び農林水産業の振興に携わる。2014年、妻・松下あゆみとともに、遠州織物を使った産地発ブランド「HUIS」をスタート。 現在、渋谷スクランブルスクエアをはじめとする全国ショールーム7店、および約60店の取扱店で展開。旧式のシャトル織機が現存する遠州産地の利点を活かし、特別な風合いと機能性を持った製品制作で全国にファンが広がっている。書籍「HUISのづくり」(主婦と生活社)全国書店で販売中。