ライフスタンスとは、生き方に対する姿勢や態度のこと。
「あのひとのライフスタンス」では、さまざまな企業の代表や社員の方に、ライフスタンスにまつわる3つの質問を投げかけました。
5月27日から6月13日までの3週間、1日1回、その答えをご紹介していきます。
人生に影響を与えた本や、今の仕事を選んだ理由、勝負飯など。いろいろな人のライフスタンスにふれて、自分の生き方働き方を考えるきっかけにしてみてください。
Q1.生き方働き方に影響を与えた本は?
『社会貢献型経営ノすすめ』/ジョエル マコワー (著), 村上 彩 (翻訳)
1997年のかなり前の本ですが、私の人生を変えました。 日本の銀行に所属しながら、国際交流基金に出向、NPOの支援の仕事をしていました。 社会課題の解決に興味はあるが、ビジネスも捨てがたい、そんなことを考えていた時に出会った本で、これは!と思って 付箋を貼りながらドキドキして読み進めたのを覚えています。今ではそこまで珍しくない考え方ですが、地域、環境などステークホルダーへの目線を広く持ちながら事業を進めることの意義を事例とともに紹介していて、こんな会社で働きたい!(作るぞ、とは全く思わなかった笑)と思って、当時所属していた銀行に提案書を書いたきっかけになりました。
Q2.今の仕事と、その仕事を選んでいる理由を教えてください。
ファーメンステーションの代表をしています。
有効活用されていない資源、ゴミになってしまっているものを活用して事業ができないか、と思い発酵の勉強をしました。 そういう事業に取り組んでいる会社があれば就職したのですが、見つからなかったので起業をしました。そこから15年、今に至ります!
Q3.勝負飯またはほっとしたいときに食べるランチは?
上野にある「リンネバー」
勝負の時は、ランチは食べないことが多いです。 朝ごはんはちゃんと食べて、その後は集中力が途切れないように甘いものを口にいれます。しっかり食べると眠くなってしまうので…。 その代わり、気分を切り替えたい時には、夜に上野にある「リンネバー」に行きます。 アップサイクルなものづくりができるバーで、美味しいタイ料理とビールをいただきながら、手芸をしています。
酒井 里奈 株式会社ファーメンステーション 代表取締役
国内及び外資金融機関、ベンチャー企業でM&Aや経営企画などに従事。 発酵技術を学ぶために東京農業大学応用生物科学部醸造科学科に入学、09年3月卒業。同年、株式会社ファーメンステーション設立。
ライフスタンスをテーマにしたイベント「Lifestance EXPO 2024(ライフスタンスエキスポ)」が6月14日〜16日の3日間、東京・品川の「THE CAMPUS」で開かれます。
ライフスタンスエキスポでは、THEやUka、銀座木村屋総本店など、さまざまな企業の企業文化を知ることができる「カルチャーパネル」を展示。
ほかにも、社員とお茶やお菓子を囲んで語らえる「茶話会」や、各社の想いの詰まった商品の販売、特別ゲストによるトークイベントなどが行われます。
いろんな企業の文化や価値観を知ることで、自分が「はたらく」上で大切にしたいことや、自分の「ライフスタンス」を考えるきっかけになるかもしれません。
いろんな生き方、働き方を伝えている日本仕事百貨も協賛企業として出展予定。あの人のライフスタンスで紹介した企業も出展します。
入場料500円で誰でも参加可能です。気になった方は、ぜひ会場に足を運んでみてください。