※このイベントは終了いたしました。

土地を訪れたら、その土地のものを味わいたい。それは食事だけでなく、営みや空間も。できれば連綿と続いているものがよく、予約せずとも気分でふらりと訪れることができたら最高だ。
なぜなんだろう。
ファクトリーショップにも同じようなことを思います。いわゆる工場併設店。
できれば産地まで足を運びたい。ものづくりの現場を肌で感じたい。そうやって購入したものは、なんだか大切に扱うような気もする。
そんな"産地"を目的地に旅することが、個人的にも増えました。
新山さんはそんな産地で「インタウンデザイナー」として働いています。
企業内のデザイナーのことをインハウスデザイナーと呼ぶように、インタウンデザイナーとは街のデザイン屋さんということ。でも実際の仕事の幅は想像以上に広い。
グラフィックデザインはもちろんのこと、ブランディング、商品開発、施設運営、そして産地を楽しむイベントの開催など、領域を横断して活躍されています。
そんな新山さんに「産地と観光」というテーマで話していただくことになりました。
どんな場所でも再現できることが増えている時代。再現されるほど、薄まってしまうもの。
産地にしかできないことがたくさんあるように思います。
(参加方法)
今回は<オンライン無料視聴>のみです。オンライン視聴される場合はYouTube LIVEをご覧ください。
新山 直広(にいやま・なおひろ)
1985年大阪生まれ。京都精華大学デザイン学科建築分野卒業。2009年福井県鯖江市に移住し、鯖江市役所を経て2015年TSUGI llc.を設立。地域に特化したインタウンデザイナーとして地場産業のブランディングを行っている。また通常のデザインワークだけではなく、眼鏡素材を転用したアクセサリーブランド「Sur」、福井のものづくりとデザインを体感できる小さな複合施設「TOURISTORE」、産業観光プロジェクト「RENEW」の運営など、領域を横断しながら創造的な産地づくりを行っている。グッドデザイン賞等受賞多数。京都精華大学伝統産業イノベーションセンター特別共同研究員。
ナカムラ ケンタ(なかむら・けんた)
生きるように働く人の求人サイト「日本仕事百貨」代表。シゴトヒト文庫ディレクター、グッドデザイン賞審査員、IFFTインテリアライフスタイルリビングディレクターなど歴任。東京・清澄白河「リトルトーキョー」「しごとバー」監修。誰もが映画を上映できる仕組み「popcorn」共同代表。著書『生きるように働く(ミシマ社)』。2020年には事業承継プロジェクト「BIZIONARY」スタート。