※このイベントは終了いたしました。

餅は餅屋、という言葉がある通り、その道のプロだからこそつくれるものがあります。
本もまさにそういうもので、著者、編集者、デザイナー、校正者、印刷・製本、取次、そして本屋。
バトンをつなぐことで、世の中には素晴らしい本が溢れています。
一方で、少数でものづくりをする人たちも増えています。
ほとんど1人でアニメ作品をつくる人。
あらゆる楽器を扱って、アレンジし、世の中に音楽を届けている人。
自らカメラを回して、編集し、映画をつくっている人。
インターネットで「流通」の部分が自由自在になったことが大きいと思います。
その波は、アナログなものづくりの領域にも入っているようです。
本の場合はどうでしょう。
僕もそんなことを夢想して、2012年にシゴトヒト文庫という本のレーベルを立ち上げました。
編集、デザイン、流通は自分たちで担ったものの、印刷・製本だけは難しい。
そこでもともと知り合いだった藤原印刷に相談して、本を出版することができました。
そこから藤原印刷にはセルフパブリッシングの相談が殺到したそうです。
セルフパブリッシングの過去、現在、未来を聞いてみたいと思います。
(参加方法)
今回は<オンライン無料視聴>のみです。オンライン視聴される場合はYouTube LIVEをご覧ください。
藤原 隆充(ふじわら・たかみち)、藤原章次(ふじわら・あきつぐ)
1981年生まれの藤原隆充、1984年生まれの藤原章次。2人の兄弟は創業65年の書籍をメインとする印刷会社の三代目。企画の段階から造本における仕様の提案を得意とし、本づくりそのものをバックアップする。インディペンデント系、ZINE、リトルプレスに強み。2018年、「印刷屋の本屋」をコンセプトにPTBSをスタート。2020年、セルフパブリッシングと書店をつなぐメルマガサービス開始。納品で終わらない印刷屋を目指している。
ナカムラ ケンタ(なかむら・けんた)
生きるように働く人の求人サイト「日本仕事百貨」代表。シゴトヒト文庫ディレクター、グッドデザイン賞審査員、IFFTインテリアライフスタイルリビングディレクターなど歴任。東京・清澄白河「リトルトーキョー」「しごとバー」監修。誰もが映画を上映できる仕組み「popcorn」共同代表。著書『生きるように働く(ミシマ社)』。2020年には事業承継プロジェクト「BIZIONARY」スタート。