※このイベントは終了いたしました。
こんにちは。
沖縄本島から西に約100kmの離島・久米島にて、離島留学生(高校生)の寮で勤めている中野友美子といいます。
近年、人口減少や少子高齢化のために、全国の様々な自治体にて、学校の離島留学制度や山村留学制度が行われていることが、広く知られるようになってきました。
今回は、そんな離島留学や山村留学で、田舎の地域に飛び込んできた子どもたちの生活を支える仕事、”学生寮のハウスマスター”について、全国の仲間たちとお話させていただきたいと思います。
寮の仕事、といえば、厳しくて優しい年配の寮母さんをイメージする方も多いかもしれません。
しかし、今回お邪魔させていただくのは、全員、地方の学生寮の現場で働く20代の若者たち。
寮で働いていると言うと、「ご飯をつくるの?」「ご飯をつくらないなら、何するの?」とよく聞かれますが、いつも一言では答えられず。
この機会に、説明が難しいハウスマスターの仕事について知ってもらえたら嬉しいです。
今回、お邪魔させていただく私たちには、寮に対する共通の思いがあります。
それは、寮はただ単純に生活するだけでなく、共同生活を通して人間力を養う学びの場である、ということ。
学生寮は、生徒たちが大きく成長できる可能性をもっている。
学生寮は、価値観の異なる寮生同士の深い関わりの中で、学校では学べない沢山の大切なことを教えてくれる。
ハウスマスターの仕事は、寮という場の可能性を信じ、生徒たちと一緒に日々走り、時に笑ったり泣いたりしながら、彼らの主体性を引き出し、成長を後押しすることだと考えています。
また、ハウスマスター自身が地域で暮らしながら、生徒たちと地域をつなぎ、その土地ならではの学びを促していくということも、役割の一つです。
地域の行事やボランティア活動に参加したり、思い切り自然のなかで遊んだり。
地域の方々にたくさんお世話になりながらも、その土地の歴史や文化に触れ、人々と交流していくなかで、生徒たちは視野を広げ一段と成長していきます。
当日は、島根県知夫村(ちぶむら)にて小中学生の離島留学生の寮でハウスマスターをしている余島(よしま)さんをはじめ、福島県只見町、広島県大崎上島からも、現ハウスマスターまたは今後ハウスマスターになる予定の皆さんにお越しいただきます。
学びの場づくり、地方に移住して働くこと、地域一体となった教育などについてピンと来る方、興味をお持ちの方、学生から社会人の方まで。
どなたでもぜひお気軽に足をお運びください。
当日、皆様とお会いできることを楽しみにしています。
中野 友美子(なかの・ゆみこ)
愛媛県松山市生まれ。
大学時代「チェルシーハウス国分寺」での寮生活を経験し、新卒でNPO法人NEWVERYに入職。
2016年度、久米島高校離島留学生向けの町営寮開設と同時に、久米島に移住。
久米島町地域おこし協力隊、『じんぶん館』ハウスマスター。
【ブログ】 「久米島高校 離島留学生の日々」
http://kumejimaryo.ti-da.net/
【ホームページ】 久米島高校魅力化プロジェクト
https://kumekou-miryokuka.jimdo.com/
余島 純(よしま・じゅん)
広島県福山市生まれ。
島根県隠岐知夫村地域おこし協力隊、学習支援員・ハウスマスター。
2017年度から知夫里島でスタートした『はぐくみ寮』の寮生活を通じた学習サポート業務がメイン。
【ホームページ】
知夫村立知夫小中学校
https://www.chibumura.ed.jp/
島根県知夫村 島留学について
http://www.vill.chibu.lg.jp/gyosei/life/lifestage/ls03/77
その他に福島県と広島県からお二人が来てくれる予定です。
福島県只見町 松本貴芳さん
奥会津学習センター・ハウスマスター
【ホームページ】 只見町山村教育留学制度
http://www.tadami.gr.jp/sanson/index.html
広島県大崎上島 伊達綾子さん
地域おこし協力隊
【ホームページ】 広島県立大崎海星高等学校魅力化プロジェクト
http://ur0.work/GrtN
※当イベントは事前予約不要ですが、よろしければ下記の「イベントに参加する」より、当イベントのfacebookページにて「参加予定」へのチェックをお願いします。
※なお、SNSを介して発生したトラブルなどの責任は負いかねますこと、あらかじめご了承ください。