イベント

3.1 Thu
しごとバー
古い建物残さナイト

いろんな分野で活躍している方をゲストとしてお招きし、お酒を飲みながら、ゲストと一緒に会話するイベントです。気になるテーマやゲストがいたら、気軽に参加してください。
しごとバーに関する詳細はこちら

※このイベントは終了いたしました。

こんにちは、BankART POST 2018プロジェクトの尾谷恒治です。

普段は弁護士として、国宝・重要文化財、登録有形文化財、伝統的建造物群といった文化財や世界遺産、日本各地の木造旅館、名作住宅、古い町屋などを使いながら残していくためのサポートや、現代アーティストの支援を行なっています。

皆さんは、古い建物はお好きですか?

僕は職業柄、全国各地の歴史ある建物をたくさん訪れているのですが、古い建物には、昔の匠の技が残っていたり、誰かが大事な時間を過ごした空気を感じることができたり、新築にはない魅力がありますよね。ここ数年は、そんな価値が見出されて、リノベーションにも注目が集まり、古い建物を後世に残していこうという活動が盛んになっているようにも思います。

たくさん見てきた建物の中でも、特に惹かれた場所が、横浜にあります。それが、古い港湾倉庫をリノベーションしたオルタナティブペース・BankART NYKです。

ここは、横浜トリエンナーレをはじめ、アーティストやクリエーターの滞在・制作・発表の場になっている、ユニークな場所。様々な人々が行き交い、心地よく過ごせる”駅”のような空間でもあり、アートと日常を繋ぐ役割を担ってきた重要な場所なのですが、2018年4月に閉鎖されることが発表されました。

この報道を聞いて、いてもたってもいられず立ち上げたのが、「BankART POST 2018プロジェクト」です。これは、BankARTを存続させるために、多くの方から手紙を集めて、所有者である日本郵船と横浜市に届けようという活動です。諦めるのはまだ早い。私たちの想いを〈見える化〉し、〈共感〉を生むことができれば、きっと彼らに、BankARTを2018年以降も続けるための交渉のテーブルにまた戻ってきてもらうことができるんです。

今回のしごとバーでは、この「BankART POST 2018プロジェクト」についてはもちろん、僕がこれまで見てきたたくさんの事例を元に、古い建物を使い続けることが何故大切なのか、そのためにどんな活動が出来るのかなどをお話ししたいと思います。

会場に来てくださった方と、BankARTをはじめとする歴史的建造物の魅力について、そしてそれらを守っていくことについて、一緒に考えるような時間になれば嬉しいです。


尾谷 恒治(おたに・こうじ)
弁護士・法務博士。東京弁護士会歴史的建造物部会(部会長)、日本建築学会歴史的大規模木造宿泊施設の安全性能確保特別研究委員会(幹事)、日本イコモス委員会(幹事)・ドコモモジャパン(幹事)、杉並区まちづくり景観審議会(委員)などを務める。

【リンク】
・BankART POST 2018 ‐BankART Studio NYKをこれからもこの場所で続けてほしい。‐
・早稲田リーガルコモンズ法律事務所

※今回のしごとバーは、クラウドファンディングプラットフォーム『Motion Gallery』との連動企画です。Motion Gallery代表の大高が聴き手役を務めます!

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大高 健志(おおたか・たけし)写真右
MotionGallery代表、popcorn共同代表。
2011年に日本での先駆けとしてクラウドファンディングプラットフォーム『MotionGallery』を立ち上げ。
以来10億円を超えるプロジェクトの資金調達~実現をサポート。
2017年には、だれでも自分の映画館をつくることができるマイクロシアタープラットフォーム『popcorn』をスタート。

【MotionGallery】
https://motion-gallery.net/
【popcorn】
https://popcorn.theater/

※当イベントは事前予約不要ですが、よろしければ下記の「イベントに参加する」より、当イベントのfacebookページにて「参加予定」へのチェックをお願いします。
※なお、SNSを介して発生したトラブルなどの責任は負いかねますこと、あらかじめご了承ください。
※しごとバーでは、特定の思想や宗教、マルチ商法、情報商材の販売などに関わる方の参加はご遠慮いただいております。そのほか、セクハラ行為なども含めて、参加者に不快感を与える行為を目撃した方はお知らせください。

日時
2018/03/01 20:00 開始
※イベントのメインは22:00くらいまで
会場
リトルトーキョー
参加費
1ドリンク制

※このイベントは終了いたしました。