※このイベントは終了いたしました。
こんにちは。藤浪小道具株式会社の近藤真理子です。
みなさんは、でんとうげいのう……というと、何を思いつきますか?
能・狂言・歌舞伎・日舞・文楽などなど。様々なところで上演されてはいますが、なかなか馴染みのない方も多いと思います。
敷居が高い?お値段もお高め?そもそもどこでやってんの?
そんな、初心者の方も大歓迎!伝統芸能を真正面から見る前に、脇の方からチラ見してみませんか?
私は、歌舞伎の裏方、その中でも、小道具方、という仕事をしています。
…歌舞伎って、男の人しか舞台に立てないのに、女の人も働いてるの?
働いてるんです!しかも、結構たくさん!
…そもそも、小道具方ってどんな仕事?っていうか、大道具とどう違うの?
そんな、素朴な疑問から、歌舞伎の舞台裏を、すこーしだけ垣間見ていただけたら嬉しいです。
当日は、実際に舞台で使っている小道具にも、触れたり、間近で見たりすることができます!
歌舞伎を良くご覧になっている方でも、なかなかこの距離で触れ合う機会はありません!
きっと、日本のモノづくりが、どんなに豊かで、どんなに遊び心に富んでいるかが、お分かりいただけると思います。
伝統芸能と、モノづくりは、切っても切れない間柄です。歌舞伎も数えきれないほどの、職人さん達に支えられて成り立っています。
でも、それらの芸能が育ってきた時代と、現代の生活は、まるで変ってしまいました。
そんな中で、少しでも、当時の形を伝承していくためにはどうしたらいいのか?
難しい問題です。問題山積みです!!
ですが、私たちは、負けません。さまざまな方法で、「絶滅危惧小道具」達を救ってゆくべく、日々頑張っています。
今回は、実際に小道具を製作している仲間や、小道具方を志す後輩たちもつれて、参加いたします。
ぜひとも、いろいろな分野の方々とお話しして、たくさんヒントをいただきたいです!
もちろん、歌舞伎好きの方も大歓迎!当日は、小道具さんならではの、限定歌舞伎グッズも販売しちゃうかも?
ご参加、お待ちしています。
近藤 真理子(こんどう・まりこ)
1977年、東京生まれ
学習院大学文学部哲学科卒(日本美術史専攻)
藤浪小道具株式会社、演劇部演劇課課長
中学3年の時初めて歌舞伎を観劇しその魅力を知り、 大学では学生による歌舞伎の実演を行う「国劇部」に所属。 奥深さを改めて実感し、その伝統を受け継いでゆける仕事を希望するようになる。 2000年 卒業と同時に、藤浪小道具株式会社にアルバイトとして入社。 歌舞伎をはじめ様々な商業演劇の裏方として経験を積み、2003年 専門スタッフ、2012年 正社員。 現在は市川海老蔵の舞台を中心に多くの歌舞伎公演をチーフとして担当している。また今後は、伝統芸能の中で後継者が絶えかかっている技術や物、いわば「絶滅危惧小道具」を次代に繋げてゆくべく、活動を広げてゆく予定である。
※当イベントは事前予約不要ですが、よろしければ下記の「イベントに参加する」より、当イベントのfacebookページにて「参加予定」へのチェックをお願いします。
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※しごとバーでは、特定の思想や宗教、マルチ商法、情報商材の販売などに関わる方の参加はご遠慮いただいております。そのほか、セクハラ行為なども含めて、参加者に不快感を与える行為を目撃した方はお知らせください。