※このイベントは終了いたしました。
6月28日金曜日の夜に、自著『生きるように働く』の中でも紹介しているカキモリさんでトークイベントを開催させていただくことになりました。
カキモリは蔵前にある文房具店。既製品だけでなく、表紙や紙、留め具を自由に選べるオーナーノートや、インクを調合して自分好みの色をつくるインクスンタンドなども運営している。
代表の広瀬さんはこんなことを話していました。
「ネットでできないことをやろうということで、対面型の小売店として2010年にカキモリをつくりました。決してマニアックな専門店になりたいのではなく、お客さんの立場で考えたときに、こういう店なら楽しいだろうなという目線で常に見ています。文房具業界が扱う紙やペンは、ITなどの発達で、パソコンやコピー機にとって代わられました。だからこそ今、人が手で『書く』ことは価値があると思うんです。たとえば、メールで告白されるのでは、違いはもう明らかですよね。いろんなことがデジタル化していくなかで、人にしかできないことって、これからもっと大事になっていくと思います」(『生きるように働く』より)
カキモリは文房具店、日本仕事百貨は求人サイト。
それぞれ「たのしく、書く人」、「生きるように働く」というコンセプトがある。
どんなにテクノロジーが発達しても、人が喜びを感じることに大きな変化はないように思う。人は「意味」や「目的」が与えられれば、自動的に「行動」が決まるようなものではない。
それよりも「楽しいか」「生きていると実感できるか」、そんなことを大切にしているんじゃないか。
僕なんかは、馴染みの店や場所を訪れて、いつものように会話することが幸せです。まるでいつまでも続いていくように感じる、今しかない時間。
今回のトークイベントはそんなアットホームで、思い出に残るような時間にしたいです。