イベント

11.8 Fri
しごとバー
縁の下の設計ナイト

いろんな分野で活躍している方をゲストとしてお招きし、お酒を飲みながら、ゲストと一緒に会話するイベントです。気になるテーマやゲストがいたら、気軽に参加してください。
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※このイベントは終了いたしました。

こんにちは。都内の組織設計事務所で主に屋外オープンスペースの設計を担当している、松榮宏幸と申します。

建築を中心とする事務所の中で、都市土木を担う部署「都市環境計画部」に所属し、その中でも「ランドスケープ室」という屋外空間に特化した設計チームで10年ほど活動を行ってきました。

前職は同業他社ですが、ランドスケープを専門するこじんまりとした事務所で10年と少し、設計を行っていました。

「ランドスケープ」という職能は非常に広範囲を担う職種で、判りやすい例では公園の設計。

街中の小さな遊具広場から、葛西臨海公園のような広域公園までデザインします。

他の職能との大きな違いは時の経過も含めて設計すること。昼夜の違いはもちろんですし、四季の変化や樹木の生長、床材の経年変化までとらえて検討します。

また、あまり認識されていない設計対象としては、道路の街路樹選定や斜面や崖地の自然災害を未然に防ぐ対策も設計しています。

当日は、学生時代にこの職種を志した経緯や、就職後に訪れたバブル崩壊後の不景気時の葛藤、そして現在の働き方などの経験談を交えながら、街中で見かけるちょっとした空間にも、設計者の思いが込められていることをお話させていただきます。

誰も気にしないようで、誰かが設計しないと作れない。そんなニッチな設計を続ける一人のサラリーマンのつぶやきですが、お話を聞いていただければ幸いです。みなさんのお越しをお待ちしてます。


松榮 宏幸(まつえ・ひろゆき)
1971年福岡県久留米市生まれ、九州産業大学芸術学部デザイン学科卒業。現:株式会社三菱地所設計 都市環境計画部 チーフコンサルタント。幼少のころより大好きだったクルマのデザイナーに憧れ大学に進学するも、学生時代にスペースデザインに方向転換。屋外の緑あふれるコミュニティ空間の創出を得意とする。最近は土木的な知見による災害対策と景観の両立、SDGsなどで求められる水や緑などを都市環境の視点からみたグリーンインフラや生物多様性への取組みを進めている。

※当イベントは事前予約不要ですが、よろしければ下記の「イベントに参加する」より、当イベントのfacebookページにて「参加予定」へのチェックをお願いします。
※なお、SNSを介して発生したトラブルなどの責任は負いかねますこと、あらかじめご了承ください。
※しごとバーでは、特定の思想や宗教、マルチ商法、情報商材の販売などに関わる方の参加はご遠慮いただいております。そのほか、セクハラ行為なども含めて、参加者に不快感を与える行為を目撃した方はお知らせください。

日時
2019/11/08 20:00 開始
※イベントのメインは22:00まで
会場
リトルトーキョー2F
参加費
1ドリンク以上オーダー

※このイベントは終了いたしました。