※このイベントは終了いたしました。
こんにちは。日本仕事百貨のナカムラケンタです。
オンラインしごとバーの第3夜は「北欧的サバイブナイト」ということで、ゲストはBAUMの宇田川 裕喜さんです。
コペンハーゲンと行き来している宇田川さんは帰国して2週間自宅待機しているところで、今度は日本が非常事態宣言となってしまいました。
宇田川くんの書いた記事で好きなのが「観光の終焉を宣言したコペンハーゲンの歩き方」です。
この中でコペンハーゲン市の新しい観光戦略として、次のような内容を宣言しています。
・観光客として扱われたい観光客は激減した
・観光客は一時的な市民として接するべき、コミュニティに貢献できるはずであり、それがきっと魅力になる・コペンハーゲン市民の生活こそが観光資源
・リトルマーメイドはなにも気持ち的なつながりを生まないが、市民は生んでいる
・マスメディアでキャッチコピーを届けることより、市民ひとりひとりからストーリーが伝わっていくことが大切
・ひとりひとりの体験が伝わっていくことがコペンハーゲンのブランディングの成功指標となる
Nomaをはじめ世界をリードするレストランが次々登場しているそうだけど、観光名所の数や力ではロンドンやパリには劣ってしまう。そういうところで競争するのではなく、自分たちの置かれている状況や人間の本質を見極めて、実に合理的に最適な方法を編み出しているのが、宇田川さんを通じて、デンマークに感じるところです。(ぼくはデンマークに行ったことがないんですけども)
そして宇田川さん自身からも、同じようなものが感じられます。
最近、投稿していた「ロックダウン vs スモールビジネス」や「ソーシャルディスタンシング営業ポスターの無料配布」も面白い。
こんなことを聞いてみたいとも思いつつ、まずは乾杯からはじめて、そのときに思ったことを話していきたいと思います。
宇田川 裕喜(うだがわ・ゆうき)
株式会社バウム代表取締役。オルタナティブな場や価値をつくるブランディング会社バウムの代表。XS(もの)からL(街)まで、戦略とデザインで経済・社会課題の解決に取り組んでいる。東京とコペンハーゲンの2拠点生活。デンマークでロックダウンを経験していたので緊急事態生活もだいぶ慣れてきました。
ナカムラ ケンタ(なかむら・けんた)
生きるように働く人の求人サイト「日本仕事百貨」代表。事業やスペース、コミュニケーションシゴトヒト文庫ディレクター、グッドデザイン賞審査員、IFFTインテリアライフスタイルリビングディレクターなど歴任。東京・清澄白河「リトルトーキョー」「しごとバー」監修。誰もが映画を上映できる仕組み「popcorn」共同代表。著書『生きるように働く(ミシマ社)』。2020年には事業承継プロジェクト「BIZIONARY」スタート。
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