※このイベントは終了いたしました。
嶋田さんは最初に「みかんぐみ」というアトリエ系設計事務所に勤める。建築家を目指すには王道な道ではあるけど、あるプロジェクトの中で、『コミュニティデザイン』の著者、山崎亮さんから次のように言われてしまう。
そんな嶋田さんはリノベーションに出会い、新しいまちづくりを進めていく。日経アーキテクチュア「アーキテクト・オブ・ザ・イヤー2017」第2位に選定されたかと思えば、自らを「建てない建築家」と言うこともあった。今はパン屋さんでもある。
2年ほど前の嶋田さんは、もうめちゃくちゃだった。
打ち合わせすれば、ひっきりなしに連絡があり、「なぜそんなに動けるのだろう?」と思うほど予定が詰まっていた。
ずっと何かに追いかけられているような生活だっただろうし、僕だったらすぐに破綻していただろう。
今はとても健康的に見える。顔の血色が違う。健全な精神は健全な肉体に宿る。
今、嶋田さんは何を考えているのだろう。そしてどこへ向かうのか。
何度も読んだ本、心に残る旅、転機となった仕事、大好きな場所。
映画、店、言葉、音楽、建築、デザイン、学校、失敗、人。
嶋田さんが影響を受けたこと、そして自分の仕事から、10を選んで話していただきます。
(配信後記)
配信が終わったあとに、印象に残ったことを書きます。理想は直後に、酔っ払ったらまた後日に。
嶋田 洋平(しまだ・ようへい)
株式会社らいおん建築事務所 代表取締役 1976年生まれ。株式会社みかんぐみ勤務を経て、2008年らいおん建築事務所を設立。建築設計やリノベーションに加え、全国の様々な都市地域でエリア再生事業やリノベーションまちづくりを行なっている。主な著書に『ほしい暮らしは自分でつくるぼくらのリノベーションまちづくり』(日経BP社)。主な受賞歴として、日経アーキテクチュア「アーキテクト・オブ・ザ・イヤー2017」第2位に選定。小倉魚町での実践によって「国土交通大臣賞 」「日本建築学会賞教育賞」。
ナカムラ ケンタ(なかむら・けんた)
生きるように働く人の求人サイト「日本仕事百貨」代表。シゴトヒト文庫ディレクター、グッドデザイン賞審査員、IFFTインテリアライフスタイルリビングディレクターなど歴任。東京・清澄白河「リトルトーキョー」「しごとバー」監修。誰もが映画を上映できる仕組み「popcorn」共同代表。著書『生きるように働く(ミシマ社)』。2020年には事業承継プロジェクト「BIZIONARY」スタート。