※このイベントは終了いたしました。
建築の定義が拡大している。
アートとの融合。生き方・働き方などライフスタイルによる変化。インターネットにまで飛び出したもの。リノベーションやアップサイクル。コミュニティビルディングによるまちづくり。
そんななかで独自の道を歩んでいるのが佐野くんだと思う。
文化庁の文化交流使としてオランダを訪れたり、茶室をつくったり、プロダクトをデザインしたり、インスタレーションを手掛けたり。
実はしごとバーの「屋台」もデザインしてもらいました。
もともと競輪選手を目指したものの挫折。以前から気になっていた建物にふらりと入ると、北欧家具などを扱う家具屋だった。その経営者が有名建築を施工する工務店ということもあり、数寄屋造の大工への道を進んでいく。そして世界への旅。
どんな風景を見えてきたのだろう。点と点がつながり、独自の線を描いていく時間を追体験できるような時間になったらなあと思います。
(配信後記)
配信が終わったあとに、印象に残ったことを書きます。理想は直後に、酔っ払ったらまた後日に。
佐野 文彦(さの・ふみひこ)
1981年奈良県生まれ。京都、中村外二工務店にて数寄屋大工として弟子入り。年季明け後、設計事務所などを経て、2011年独立。現場を経験したことから得た、工法や素材、寸法感覚などを活かし、コンセプトから現代における日本の文化とは何かを掘り下げ作品を製作している。2016年には文化庁文化交流使として世界16か国を歴訪し各地でプロジェクトを敢行。様々な地域の持つ文化の新しい価値を作ることを目指し、建築、インテリア、プロダクト、インスタレーションなど、国内外で領域横断的な活動を積極的に続けている。
ナカムラ ケンタ(なかむら・けんた)
生きるように働く人の求人サイト「日本仕事百貨」代表。シゴトヒト文庫ディレクター、グッドデザイン賞審査員、IFFTインテリアライフスタイルリビングディレクターなど歴任。東京・清澄白河「リトルトーキョー」「しごとバー」監修。誰もが映画を上映できる仕組み「popcorn」共同代表。著書『生きるように働く(ミシマ社)』。2020年には事業承継プロジェクト「BIZIONARY」スタート。