※このイベントは終了いたしました。
人に取材して原稿を書く——
ノンフィクション作品を書くことは、非常に簡単だけれど奥が深い。話を聞くことは、相手からお前は何者だと問われることでもある。その意味で取材は、被取材者との対決と言えます。
ぼくは新作の後書きでこう記しています。
ノンフィクション取材とは、資料はもちろん、自らの頭脳、勘、肝力、経験、全ての道具を駆使しなければならないものだ、と。
希代のプロレスラー、長州力さんへの二年半以上に渡る取材はぼくにとって貴重な体験になりました。今回『真説・長州力 1951‐2015』発売を記念して、プロレス、ノンフィクション取材、そして執筆について話そうと思っています。当日、会場では24日に発売したばかりの『真説・長州力 1951-2015』(集英社インターナショナル)も販売。
19時半ごろから、トークショー(聞き手・『プロレス文藝』編集長 北奈桜子さん)も行います。プロレス好き、ノンフィクションに興味のある方、気軽に遊びに来て下さい。
田崎健太(たざき・けんた)
1968年3月13日、京都生まれ。ノンフィクション作家。早稲田大学法学部卒業後、小学館に入社。『週刊ポスト』編集部などを経て 1999年に退社。
著書に『W杯に群がる男たちー巨大サッカービジネスの闇ー』(新潮文庫)、『辺境遊記』 (絵・下田昌克、英治出版)、『偶然完全 勝新太郎伝』(講談社)、『維新漂流 中田宏は何を見たのか』(集英社インターナショナル)、『ザ・キングファーザー』(カンゼン)など。昨年上梓した『球童 伊良部秀輝伝』(講談社)で、ミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞。7月24日に新作『真説・長州力 1951‐2015』(集英社インターナショナル)が発売。