※このイベントは終了いたしました。

はじめまして、かみいけ木賃文化ネットワーク・管理人の山本山田です。
山本は建築、山田はNPOの中間支援の仕事をしています。
私たちは、居住している豊島区上池袋という地域で、仲間とともに木賃(もくちん)物件を使った「かみいけ木賃文化ネットワーク」というプロジェクトを展開しています。

このプロジェクトは、山田が所有する風呂なしトイレ共同の小さな木賃アパート「山田荘」から始まりました。
2014年、空き室になった山田荘の一室で、行政との協働事業でアートが生まれる拠点を作ることになりました。アーティストがレジデンスし、まちなかでアートプロジェクトを展開するというものです。この事業をきっかけに、木賃に興味を持つ人たちとのつながりが生まれましたし、何より木賃はもっと使える!という可能性を感じることができました。
2015年には、「山田荘」にほど近いところで、第2の拠点「くすのき荘」を手がけることになりました。事務所兼住居のこの建物には、もともと運送会社が入っていましたが、そこが空き家となり、賃貸に出されていたのです。オーナーに改修可能物件として貸していただき、リノベーションしました。
考えてみると、木賃の住人たちは、台所は食堂、お風呂は銭湯といったように、日常生活の中でまちを上手く使いこなしてきたと思います。そこで、このように「足りないものは、まちを使う」生活文化のことを「木賃(もくちん)文化」と呼ぶことにしました。
この木賃文化を現代のライフスタイルの視点から見直してみると面白いんじゃないか。さらには、木賃を大幅にリノベーションせずとも、場所をネットワークして足りないことを補完し合えば、たくさんの可能性が見えてくるのではないか、と思ったわけです。そして「かみいけ木賃文化ネットワーク」というプロジェクトを立ち上げました。
この木賃文化の観点から「山田荘」はこじんまりしたアトリエ・レジンデンスとして、「くすのき荘」は、住み込み管理人つきシェアアトリエとして運営することにしました。
今は、22人のメンバーがそれぞれ足りないことを2つの拠点に持ち寄り、活動しています。

と、簡単にまとめてしまいましたが、物事はそんなに簡単には運びません。今回は、プロジェクトの紆余曲折の話、一緒に活動する仲間たちの活動のこと、地域との関わりなどを、つつみ隠さずお話ししたいと思います。また、この3月に開催する「木賃文化週間」というキャンペーンについても紹介したいと思います。
空き家活用やリノベーション、コミュニティづくりに関心のある方、これから場を作るプロジェクトを始めたいという方はぜひ、お越しください。

山本山田/かみいけ木賃文化ネットワーク 管理人
山本 直(やまもと ただし)
建築家。1986年、静岡県掛川市生まれ。神奈川大学大学院工学研究科建築学専攻修了。大学院卒業後、建築設計事務所ソガベアトリエにて、越後妻有・新潟・別府 (2012)、瀬戸内の伊吹島 (2013)で作品制作に関わる。2014年独立後、美術館展覧会の会場構成・リノベーション等の設計(施工)活動をする。2016年から木造賃貸アパートや、空き家活用をした木賃文化を耕すプロジェクト「かみいけ木賃文化ネットワーク」を立ち上げる。
山田 絵美(やまだ えみ)
助成金プログラムオフィサー。1981年豊島区上池袋生まれ。法政大学大学院人間社会研究科福祉社会専攻修了。山田荘オーナー。ハウジングアンドコミュニティ財団で、住まいやコミュニティづくりを行う市民活動団体の支援を行う。現在は、NPO法人市民社会創造ファンドで、企業や財団と協力しながら市民活動助成を行う。ミッションは「“まち”への愛を育てる」こと。山本とともに、管理人として日々のあれこれを担う。
【かみいけ木賃文化ネットワーク】
http://yamadasoukamiike.wixsite.com/mokuchinnet